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今日はイタリアの家にきた。イタリアもアメリカに隠れていて目立たなかったが、俺のことを可愛がっていた。俺は見逃していなかった。
チャイムを押すと、イタリアが出てきた。
🇮🇹「なんなんね?」
🇩🇪「分からないか?約束、果たしに来たんだ」
🇮🇹「約束…」
🇮🇹「!?!?」
イタリアは勘が鋭い。流石だ、気付いたみたいだ。ドアを閉めようとしているが、追い出す申し訳なさが勝っているのがよく分かる。尚更理性が飛びそうになった。
それでもイタリアは家に入れてくれた。
🇮🇹「約束…果たしに来たんだよね?」
🇩🇪「そうだな」
🇮🇹「いいよ、もうやっちゃって」
俺はさすがに戸惑った。なぜなら向こうがokしてくれているのだから。
🇩🇪「……本気か?」
🇮🇹「うん、もう開き直ったんね!」
イタリアはまぶしいほどの笑顔で俺を見つめてきた。それどころか、強く抱きしめてきた。離れたくない、もっと温もりを感じていたい、と言わんばかりに。
🇩🇪「良いのか…?」
🇮🇹「良いよ♪大好きだから大丈夫なんね!」
今、「大好き」と言ったのか…?ずっと頭の中でさっきのイタリアが駆け巡る。
🇩🇪「そ、それはどんな意味で…?」
🇮🇹「え?友達として、そして、かつての同盟国として、ね?」
恋心を抱かれていないことに安心してしまった。昔からの関係が変わるのが怖かった。裏切られたことはあるとはいえ、それでも結局は友達だった。イタリアがはっきりと言ってくれたことが嬉しすぎた。
🇮🇹「確かにioはドイツのこと、裏切ったよ」
🇩🇪「ああ、、うん」
🇮🇹「でも嫌いじゃないから!」
さらに強く強く抱きしめられた。苦しささえ嬉しさに変わってしまってきた。
🇮🇹「例え他の皆と違う何かがあったとしても、それのせいでioが血塗れになっちゃっても…」
🇮🇹「ioは大丈夫なんね」
🇩🇪「!?」
突然顔を近づけられ、そして密着させられた。
血の味がする。鼻の奥につんとくる度に申し訳なくなってきてしまう。
いつの間にか開放されていた。
🇩🇪「……」
🇮🇹「あれ?ドイツがお仕置きしに来たんじゃなかったっけ?」
🇩🇪「それを言うな…」
🇮🇹「ioが全部やっちゃったんね」
これからが少し不安になってしまった。次の奴こそ俺がリードしてやる。
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かわちいね