テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「男性妊娠」
第1話
「まだ知らない正体」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝、柔太朗は目を覚ました。
体が重く、胸の奥がざわざわする。胃のあたりもムカムカして、立ち上がるのがつらい。
隣で寝ていた勇斗が目を覚まし、柔太朗を見て声をかけた。
🩷おはよう、って体調悪い、?
🤍ちょっと気持ち悪いだけ……
柔太朗は答え、布団から体を起こす。
朝食を作る気力もあまりなく、勇斗が軽く準備してくれる。
🩷今日はパンとスープだけでいいか?
🤍うん……
食べている間も、柔太朗は胸のざわつきと吐き気に悩まされていた。
🩷無理すんなよ。食べられないなら残してもいいんだぞ
勇斗は柔太朗の手にそっと触れながら言う。
🤍大丈夫……
柔太朗はそう言ったが、心の中では早くこの気持ち悪さが終わってほしいと思っていた。
⸻
学校に着くと、友達の仁人、舜太、太智がいつものように笑顔で迎えてくれた。
💙柔太朗、顔色悪くない?
💛大丈夫か?
優しい声に少しほっとする。
授業が始まると、柔太朗の体調はどんどん悪化していく。
頭がぼんやりし、視界が揺れる。吐き気はさらに強くなり、机に突っ伏して休みたくなるほどだった。
勇斗は柔太朗の横に座り、手を握る。
🩷大丈夫か?しんどいなら少し休め
柔太朗はうなずき、少し深呼吸をして体を落ち着いた
⸻
放課後、二人で帰る道すがら、柔太朗は何度も体をさすりながら歩いた。
🤍今日、結構きつかったな
🩷無理すんなよ、家帰ったらゆっくり休め
家に着くと、柔太朗はソファに倒れ込む。
🤍はぁ……今日ほんとに疲れたー、
勇斗はすぐに毛布をかけ、水を渡す。
🩷飲め、少し休め
柔太朗は水を飲み、胸の奥のざわざわを感じながらも少し落ち着いた。
(まだ”妊娠”か分からない……でも、体がおかしい気はする)
⸻
夜になり、勇斗はバイトに出かける時間になる。
🩷行ってくるな
🤍うん、気をつけて
勇斗が出かけたあと、柔太朗は無理に動こうとしてしまう。
体が思うように動かず、床に座り込む。吐き気は強く、胸の奥のざわざわも増していった。
🤍……立てない……
しばらくそのまま座り込んでいると、疲れと気持ち悪さで目が閉じていく。
🤍(勇斗がいない間に……こんなになるなんて……)
⸻
勇斗が帰宅すると、柔太朗はぐったりと床に座り込んでいた。
🩷柔太朗!
勇斗は慌てて駆け寄る。
🤍……ちょっと動けなくて……
🩷すぐに横になれ。あとで病院行くか?
柔太朗は首を振った。まだ”妊娠”かどうかは分からない。
とにかく今は勇斗がそばにいてくれるだけで、少し安心できた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝5♡
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
1,244
573