『…なぁ』
「なに?」
『お前、いつ帰ってくんだ?』
「知らない」
『誰が、どんな存在が』
『何人待ってると思うんだよ?』
「ごめん」
『そう言ってる暇あったらさ』
『早く取り掛かって』
「でも」
「私が飽き性なの、知ってるでしょ」
『あぁ、知ってる』
『けど、今回のは 飽き性 じゃ片付けられないだろ』
「ハマってる事だけに熱中したい」
「またいつか、ここに『帰ってみたい』って思った時」
「みんなの期待に応えられるよ」
『じゃあ、そう思ったこと』
『今までに離れたことの中で、十分の何?』
「十分の…」
「四」
『今離れてるここは』
『四に入る?六に入る?』
「知らない」
「未来の話を押し付けないで」
「それに、私はここを消さないし」
「まだやるべきことがあるから」
「それが終わるまで、止まりはしないよ」
『止まりはしないって言ってるけど』
『ほぼ…いや、完全に止まってるだろ』
「まだ、みんなの誕生日祝えてない」
「まだ、みんな救えてない」
「あなたがいちばん分かってるでしょ、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」
『だから』
『だから帰ってこいって言ってんだよ』
『お前が無いと何も動けないって、知ってるだろ』
「あはは、何それ」
「未練タラタラ彼氏みたい」
『気持ち悪い』
『依存とかそういうのじゃない』
『事実なんだよ』
『だって、私はお前の』
「うるさいな」
「お前なんてたったのひと作業で消せんだよ」
「人の気分は簡単に変えられない」
「私が自分から帰ってくるのを大人しく待ってろ」
『あっそ』
『なぁ、お前の地雷CPって何?』
「唐突だね。そんなこと聞くやつだと思ってなかった」
『だって、本質はお前だし』
「まぁね。」
「んで、地雷CP?」
「地雷…はないけど、解釈不一致というか、苦手というか」
「可哀想じゃない?って思うCPはあるよ」
『何』
「萩会」
『なんでそんな略すんだよ?』
「そうじゃないとバレるんだよ 」
「それが好きな人にも配慮しなきゃ」
『とは言っても、バレバレだろ』
『ほら、片方とか1も』
「ストップ」
「配慮が足りてない」
『あっそ』
『てか、苦手な理由は?』
「右の尊厳破壊っぽいから」
『そうか。尊厳破壊好きじゃないのか』
「そういう訳じゃない」
『あっそ』