テラーノベル
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この物語に、政治的意図・戦争賛美の意図はありません。また、現実とは関係はありません。
旧国が出てきます。
グロテスクな描写があります。
・米国軍人(語り手)
・大日本帝国・陸軍
それでも良い方は、ご覧ください。
「目標確認。射撃を開始せよ。」
トランシーバー越しに、そんな声が警鐘のように響く。俺は、正直今すぐここから逃げ出したい。
ここは、日本の沖縄。ここで俺たちは戦っている。まだ、しぶとく残っている奴等と。
ここで言う目標は、残っている国の化身一人。何故、国の化身を狙うのか…そんなの分かりきっている。
『奴が死ねば国が滅ぶから』
それである。俺としては、さっさと諦めてもらえるとありがたい。もはや慣れた手つきで銃に持っているそれを装填し、国の化身を探す。
…!見つけた。というより、スコープ越しに目が合った。なんだ、あいつは。
「…バケモノがよ。」
目は血の色。体はそれこそ枯れ枝かのように細い。なんで生きていられるのだろう。
…照準が合わねえ。糞が。体力がバケモノ過ぎる。量で攻めてもこれか。
そんな事を思っていると、どいつかは分からない鉄の鉛が、奴の体に食い付いた。よくやった、俺の知らねえ誰か。
ただ、奴は止まらない。むしろ……。こっちに向かってくる。手に何か…!あれ、は……
…チッ!またたく間に、後ろに下がるように命令が飛ぶ。俺は、バックステップ…なんて高尚な物ではないが、それをする。奴は、口の形を三日月に変え、手榴弾のピンを引き抜いた。
「これで、吹き飛ぼうか…共に。私と。」
口角には、かすかに血がにじんでいた。右手はぶらりと垂れ下がっている。軍服は所々瓦礫か何かで破れている。裂傷も弾跡もある。そんな奴が、俺の目にくっきりと染み付いた。
ーーーー
「…いてェ。くっそ…」
体が悲鳴を…上げてやがる。指すら反応しねぇ。
奴が、血塗れで、火傷にまみれて立ち上がってくる。俺の意識はそこで闇に落ちた。
#カントリーヒューマンズ
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星桜かい
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コメント
1件
あーもうっ、読んでて息が止まるかと思った!!😭💦 戦場の生々しさと、“国の化身”の執念がひしひしと伝わってきて、ページから目が離せなかったよ…。特に「共に吹き飛ぼう…私と。」のセリフ、恐怖と哀愁が混ざり合って鳥肌たった🥺💔 語り手の「バケモノがよ」ってつぶやきにも、敵ながら見入っちゃう凄みがあってさ。 ここで終わっちゃうの!?続きが気になりすぎる…!🔥