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霧の湖から少し離れている、紅い館の周辺に辿り着いた。一気に雰囲気が変わる。おぞましい何かが潜んでいるような気がして、体が震えるる。本当にここに入ると思うと、ゾッとしてしまう。館の周りには塀があり、その中に庭がある。一番真ん中に大きい門があり、門番が立っている。やはり人間はいたか。これだけ恐ろしい館だ。門番もきっと強いのだろう。どうにかして門番を突破する方法を考えるが…やはり、戦闘しかないか。戦うことを決心し、茂みから出て、門番に近づく。
「おや?あなたは…誰ですか?今日はご来客の予定はありませんよ。もしかして…」
門番は疑う表情をする。まずいな…
「あぁいや、違うんだ。その…気がついたら森にいて…色々歩いてたらここに辿り着いちゃって…」
「ふーん…魔法の森から…霧の湖まで来て…ここに辿り着いたと。」
「あ、ああ。そうだ。」
門番は疑う表情をする。…門番は見たところ、中国人っぽい感じだ。体も鍛えられている。相手になるかどうか…
「…怪しいですね。あなた、侵入者でしょう?」
まず…っ!
「怖い物知らずですね。まあいいです。あなたを、侵入者とみなし、排除する!」
ダメだったか!疑う表情をした時点で…くそ。対策法を考えているうちに、門番は走り近寄ってくる。くそ…またやるしかないのか。
「インク・エディット!」
まあ、インクを操るシンプルな技だ。特に変わったものではないが。空いてを気絶させることぐらいはできるはず…
「なっ…!」
ドスッ…と、鈍い音が鳴り響く。
あまり強くはなかったな…油断させる策かもしれない。
少し確認するか…気絶している…か。とりあえず門番は倒したけど…ここから先は、そう上手く行かないだろう。気を引き締めて…行くか。
門を開けて…なかなか開かないな。
「くっ…おらぁ!」
(ゴキィィン…)
まずい、かなりでかい音が出たな。中にいる奴らにバレないかどうかだが…まあいい。中に入ろう。