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「納得いなねーよ!俺様が陸なんだぞっ!」
私がレイに声をかけようとした時、男の子がヒステリックに眼鏡の男に詰め寄った。
彼は確かゴーレムをほんの少し溶かした子だ。
「1年での陸は優秀だぞ」
眼鏡の男は男の子を見下しながら言う。
あれれ、何だか震えて来た。
遠くから見てるだけなのに威圧がすごい。というか、寒い。
それもそのはずで、眼鏡の男から冷気が迸り講堂の温度が徐々に下がっている。
男の子は眼光に怯み結局何も言わず逃げるように走って言ってしまった。
「なんだったの」
「せーせー、今の殺しとくべき?」
「物騒なことを言うな。やるなら峰打ちで両足を折って恐怖を与えるべきだ」
やだ、何この人達、怖い。この人には逆らわないでおこうとそう決めたのだった。
「授業は明日からだが、君達は普通じゃないのでね少し前倒しで特別授業だ。喜べ」
「ワーイウレシイナー」
「なにか文句でも?」
「いえっ滅相もございません!」
「私はー、姫と一緒ならー、なーんでもいー」
「あ、あの。なんで私にこだわるのかな?」
「んー?顔がいいから」