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『プロローグ 終わりから始まる物語』
【???】
…
…
秘「…あれ?」
ここは何処だ?
ゆっくりと目を開け、周りを見回すと五つのビルと、二階ほどの建物、それに…
?「あ、起きた」
秘「うわぁ!」
?「わ、悪い…びっくりさせちゃったな」
秘「…こ、ここは?」
?「それがわからないんだ」
秘「え?」
?「気づいたらここにいて…」
状況がうまく掴めない
荒「あ、自己紹介まだだったな!俺は荒川瑞稀、超高校級のアイドルだ」
秘「超高校級のアイドル?」
荒「ほらpop up dropっていうアイドルグループ知らない?」
秘「…あぁ!あの有名な!」
荒「そう、俺はそのリーダーなんだ!…そうだ、お前の名前は?」
秘「俺は秘田ハナビ、超高校級の…」
荒「???」
頭が痛い、思い出せない
秘「…ごめん、忘れちゃったみたいだ」
荒「そうか、しょうがないよな。今はきっと頭が混乱してるだけだよ」
秘「悪い…」
荒「それより!他にも人がいるらしいからさ、自己紹介しに行かないか!?探索のついでに」
秘「それはいい案だな、一緒に行こう」
荒「あぁ!じゃあまず1番左のビルから!」
そう言うと俺の手を掴み、勢いよく走り出した
俺は瑞稀に手をひかれながら、1番左のビルへと入っていった
【1番ビル エントランス】
ビル内には豪華なシャンデリアに、赤い絨毯が引かれていて
いかにも高級ホテルのようだった
荒「…おぉ、豪華だな」
秘「すごいよな、相当金かかってんな…」
荒「ここはエレベーターで移動できるみたいだぞ!しかも5階まである!」
瑞稀は興奮したようにエレベーターを指差す
秘「じゃあそれで移動するか」
荒「だな!何階から行く?」
秘「上から降っていこう」
荒「てことは五階からだな!」
ボタンを押し、エレベーターが来た
俺たちはそれに乗り込み、五階へと向かった
【ツウシンボ】
・秘田ハナビ 超高校級の???
身長 175センチ
体重 55キロ
好きなもの ポテトチップス
嫌いなもの 騒音
・荒川瑞稀 超高校級のアイドル
身長 175センチ
体重 53キロ
好きなもの 歌
嫌いなもの おばけ