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第 十章 。 < 好き 。 >
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来てしまった 。
この日が 。
9月13日 金曜日 。
告白するまでの過程を自分だけで考えた俺はすごいと思う
放課後 、 ちゃんとできるかな 、
本当はすごく怖い 。
放課後 、 ” 教室 ”で告白する 。
最近は少し寒くなっていて 、 プールに入れそうにない 。
クラスのみんなもざわざわしている 。 なんでだろ 、
💛 「 おっはよ おお !!! 」
あきがインターホンを押して迎えに来てくれた 。
💚 「 あき 〜 ! おはよ ! 」
💛 「 ぷりちゃ ぁぁ ん !! 」
あきは俺をぎゅ ー っ と抱きしめた 。
💛 「 さ ! 行こ ! 」
あきはそこから話をした 。
💛 「 〜〜 !! 」
、 なんにも聞こえない 。
怖い 。
おれ 、 笑えてる ?
💛 「 ぷりちゃん って 、 めっちゃ変わったよね !! 」
そのことばだけ俺の耳を通った 。
💚 「 へ ? 」
俺はどこが変わったのか全くわからなかった 。
💛 「 垢抜けた ! 苦手克服した !! すごいよぷりちゃん ! 」
あきはすごく褒めてくれた 。
💛 「 まず 、 髪切って印象変わった !! あとあと 、 喋れるようになったとか !! あとかわいい !! 」
💚 「 ちょっと 、 褒めすぎだってば … 、 // 」
あまりにも褒めてくれたので 、頬が熱くなった 。
💚 「 あき !! 恋バナ !!! 」
俺はあきに恋バナを教えてもらってからとても好きになった 。
💛 「 えぇ 〜 ? すきだね ぇ 、 恋バナ 、 笑 」
あきはいいよ 、 と微笑んでくれた 。
💚 「 タイプってどんな感じなん … ? 」
💛 「 よく笑う子 !! かわいくて好き ! 」
💚 「 ん 、 なるほどな 、 」
よく笑う子 = あき
あれ … !?
💛 「 ぷーのすけ … ? 」
💚 「 それ自分のことじゃん ! 」
💛 「 ぁ 、 確かに っ ! 」
勢いで言ってしまったけれど 、あきも共感してくれた 。
それにしても手が震える 。
本当の恋をしたのは初だった 。
💛 「 ぷりちゃん 、 本当にありがとね 。 」
💚 「 ん ? なんで ? 」
俺が首を傾げるとあきは話した 。
💛 「 俺 、 ぷりちゃんのおかげでここまで笑えるようになった 。 」
💛 「 ぷりちゃんが教えてくれた 。 あきの笑顔がすきって 、 」
💚 「 … なん 、 笑 当然のことを言っただけ 、 笑 」
💛 「 俺はぷりちゃんの柔らかい喋り方が大好きだよ 。 」
俺の声が好き 、 その言葉が一番うれしかった 。
放課後 。
俺は帰る用意を先にしてみんなが帰るまで読書をした 。
あきも同じだった 。
💚 「 みんなかえったね 。 」
💛 「 そーだねー 、 笑 」
💚 「 言ってた話 、 していい 、 ? 」
俺は今日のために好きなタイプ 、 性格 。
仕草を探った 。
俺は読書をやめて 、 話を始めることにした 。
それでも 、緊張や不安でいっぱいだった 。
💚 「 ほんとに 、 いつもありがとう 。 」
振り絞った声は震え 、 掠れていた 。
💚 「 俺は 、 会ったときからずっと 、 」
最後の二文字が出るまで 、 数秒 かかった 。
💚 「 あきのことが っ 、 」
💚 「 ____ !! 」
俺は勢いに全部まかせた 。
その時の俺のようすは 、
今にも膝から崩れ落ちそうで 、 顔が熱くなり 、 涙が溢れそうだった 。
💛 「 … 、 」
あきは驚いた顔をして 、 数秒間 黙った 。
数秒はこんなにも長かったっけ 、 ?
💛 「 俺も 、 好き 。 」
ふーふ ー !!!
そんな歓声が聞こえていた 。
クラスのみんなは 、 振られたら慰めようとしてくれていたらしい 。
あきの目からは涙が流れていた 。
俺もいつの間にか 、 涙を流していた 。
あきは泣きながらも笑っていた 。
💛 「 安心した 。 」
俺は手で涙を拭って 、 こう返した 。
💚 「 よろしくね 」
クラスのみんなも感動したらしい 。
💛 「 俺 、 やっと感情もどったんだ 。 」
あきが泣いたのは十数年ぶり 。
これからも二人で思い出を更新する 。
『 喋れない俺はキミと出会って … 。
世界のみかたが変わった 。 』
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HAPPY END 。
第 十章 。 < 好き 。 > End 。