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#リゼロ
すず
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第35話『虹王•光金王』
戦場全体がざわついていた。
趙軍本陣周辺。
燃え上がる補給所。
混乱する兵士たち。
そして南方から現れた新たな軍勢。
副官たちは目を疑う。
「な、何だあの軍は…!」
虹色の旗。
だが虹桃軍団の旗とは違う。
中央には黄金に輝く太陽の紋章。
その旗を見た瞬間。
虹桃軍団の将たちが驚いた。
「まさか…。」
「来たんか…!」
じゃぱぱが目を見開く。
「あの人が…。」
南方。
数万の軍勢を率いていた男が馬を進める。
黄金の鎧。
虹色の外套。
圧倒的な存在感。
虹王。
光金王。
第八国・虹を統べる王だった。
その後ろには王直属軍。
虹王親衛隊。
さらに虹国各地から集められた精鋭たち。
光金王は戦場を見渡す。
「ずいぶん派手にやってるな。」
隣の側近が笑う。
「十二将がいますからね。」
光金王は頷く。
「確かに。」
そして前を向く。
「だが。」
「まだ終わらせるには早い。」
李牧本陣。
副官が駆け込む。
「新軍勢確認!」
「推定三万以上!」
本陣が騒然となる。
李牧も初めて驚きを隠せなかった。
「第八国の王ですか…。」
予想外だった。
虹桃軍団は把握していた。
だが王自ら出陣するとは考えていなかった。
一方。
中央戦線。
麃公と龐煖の戦いは続いていた。
なおきりも必死に食らいつく。
その時。
遠くから巨大な歓声が響いた。
「虹王陛下ァァァ!!」
戦場の空気が変わる。
趙兵たちに動揺が走る。
秦兵たちには希望が広がる。
じゃぱぱたちは駆け寄った。
「陛下!」
光金王は馬上から笑う。
「よく頑張ったな。」
その一言だけで。
虹桃軍団の兵たちの疲れが吹き飛ぶ。
そして光金王は戦場中央を見つめた。
視線の先には李牧。
さらに龐煖。
そして静かに言う。
「なるほど。」
「確かに強敵だ。」
その時。
李牧もまた光金王を見ていた。
二人の視線が交差する。
知略で中華を揺るがす男。
李牧。
虹国を束ねる王。
光金王。
戦場に新たな主役が現れた。
しかし。
誰も知らない。
李牧がまだ最後の一手を残していることを。
そして。
遠く趙国方面から。
さらに別の軍勢が蕞へ向かっていることを…。
合従軍最大の局面は、まだ終わっていなかった。
コメント
1件
「虹王・光金王」の登場、めっちゃかっこよかった…!黄金の鎧に虹色の外套って、もうビジュアルが強すぎる🥀✨ それまで戦ってた虹桃軍団の将たちですら驚いてたのが印象的で、それだけ王の存在が特別なんだなって伝わってきたよ。李牧も初めて驚きを隠せなかったっていうのも、この新たな展開の大きさを物語ってるね。それでいて「まだ終わらせるには早い」って余裕すら感じさせる台詞…痺れる。最後に「李牧がまだ最後の一手を残している」って伏線があるのも気になるし、さらに別の軍勢が蕞に向かってるって…次が待ち遠しくなっちゃうね🌙