私恵美は三神東生と少しだけ喫茶に入った
ミルクティーと珈琲を頼んだ。
「未だ仕事してるんだ」
「主人のお手伝いだけよ」
「変わったね恵美さん笑っ結婚したんだよな子供は?」
「3人よ…女2人に男1人」
「え?そんなにいるのか」
「孫も4人笑っ」
「嘘だろ…笑っ」
「ねぇ東生君仕事は?」
お待たせしました。ミルクティーと珈琲が運ばれて来た。
「ごゆっくりと」
「今は探偵とたまに夜のバイト中だよ」
「あなた間宮龍一を知ってて調べてるの?」
「知ってるよあいつ変わらない…恵美さんをずっと見つめてたからなでも同級生の深山三穂知ってるか?
「三穂さん隣のクラスでトップだった人よね」
「一度付き合ったら子供出来て別れたその後に広川裕也と今暮らしてるよ」
「同窓会出したから東生さん来てくれる」
「良いよ笑っ」
電話がかかってきた、
「藤さん笑っはい今行きます!」
レシートを持ち
「ごめん仕事の依頼が入ったから」
「レシートちょうだいよ」
「また連絡しますよ笑っ」
背が高くなった東生さん変わったね
ごちそうさま東生さん
ありがとうございました!
そろそろ帰ろうか…
駐車場に行き、車の乗り込もうとしたら、誰かに腕を掴まれた!
放してよ!
ウワッ
片手を投げられた
慌てて車に乗り込んだ恵美は車を出した。
待てー!!
バックミラーを見たら携帯電話を出して
お願い魁さん出て…
恵美?…聞こえるか?テールランプの下のボタンを押しなよ!
これ何?…
ーお義母さん拓弥ですがー
「何拓弥あなたどこにいるのよ…」
ー車?…前見てくださいー
バイク?…
白バイを運転中だった!
ー間宮龍一の所発見しました!ついて来てくださいー
はい…!
「間宮家から出てきたのは確かに綾乃さんだったのに」
郊外に出た
12号線に出た。
岩見沢方面に向かってた。
ー拓弥さん何処まで行くの?ー
新道で見えなくなってた。
「あれ?恵美さんがついて来ない…
マズイ新道で見失ったのか」
《和弥、和弥聞こえるか!》
《何兄貴…》
お前暇だろ…
《あい?…恵美母さんが居なくなった》
ハンバーガーを詰め込んだ。
「今田ー!!バイク借ります!」
「おい!榊ー!未だ未完成だってば!」
ペットボトルから出して呑んだ。
切れるな!ガソリンスタンド、
しかたない!
全快ー!
ブォォォォーーーー
違犯取締りの器械に反応した
スピード違犯…違犯者の点数ひかれるぞ笑っ
どこのど阿呆だ!
新道をくぐり抜けた。
「パトカーだなぁ減速した」
また白バイが追跡された
停まった。
路側帯に停まり、
ヘルメットとりなさい!
悪い!…
ゲッ!榊警部…
すまんな…元村さん親の恵美さんが拐われた…
え?所長の奥様が…
「行け今回だけだぞ!」
「すみませんありがとうございます笑っ」
ブォォォォー
風に誘われた…
匂い…恵美さんがつけてる育て上げの親だ…
兄貴と歳は変わらないはずだ…
当別太まで来てた…
周りを見渡した!
湖?当別ふくろう湖?…
Uターンした。
28号線を進んだ…
豪雨になった…
やべー!!ガソリンがないか…
薄気味悪い所だなぁ…
インカムで
兄貴…見失ったよ!聞こえるか!
返信が来なかった…
歩いた。
木々が転がってた、
ミシッミシッ
ワアッ!
飛んだ!
誰かいないのかよ!
……いないのかよ~
山びこが聞こえた…
ガスがかかってきた。
歩く度に容姿が変わったね…
誰だ!
美里?…
私を捨てた癖に…踏んづけないでよね!…
落ちてた木っ端が骨?…
消えろ!!