オーラ剥の洞窟
エクスタシーが宙を舞う。独立した軸からは揺れがおこり、その中が野生動物の賢いのと似たカラダつきをして快感な音を溶け込ませとろけさせ、威厳は凄まじく、空間と時空を諸共、優しく優しく優しくとかして混ぜ、舞った。1人の少女はサイコパスを密かに名乗った。
つづく
雪の中の真っ白な野きつねちゃんプロデュースのその少女は、 凍りつくようでもなく興奮の暑さでもない飄々とした、静けさと透明な眼差しで、仮面を外すと鏡に向かって睨んだ。それは次第に消えてゆく、邪悪さと道徳との戦いだった。三重人格を作り出す道徳を、きつねちゃんプロデュースは、時間をかけ、静めていった。同時にその嘘のないピュア性に中心に密度が集まり、真似できない体幹が、生き生きとしたやらされ感を微塵も感じない生命力が、こわくないはずなのに同じ空間にいる者を尊厳的に震わせた。
つづく
ピュア性はしなやかに、ちょこんと揃えたふたつのまあるい手はさらに愛おしく、音楽にのらせたら、踊らせれば、自然と不協和音を扱う達人であった。
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