この作品はいかがでしたか?
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___でも、
ゆあの声はいつも私を救ってくれている。
「美結ちゃん!一緒にカラオケ行こ~!!」
「…..うんっ」
ゆあの前でも自然な笑顔を作るのは容易くない。
作り物が愛されないのはわかってる、でも、
私じゃ本物にはなれないから。
×××
「何歌おうかな~♪あ、美結ちゃん一緒に歌おうよ~!!」
「え、あぁ…もちろんっ!」
「ありがとう!!」
期待したら痛い目を見るだけだよ___。
「~~♪」
「ふぁ~!楽しかったぁ~♪」
「そうだね、また一緒に来よう」
「うんっ!約束!!」
ゆあの笑顔は素敵だ。
私は絶対にこの笑顔を泣き顔に変えたくない。
____バカな考え。
「…..じゃあ、私はここで帰るね」
「うんっ!また明日~!」
家の玄関を閉めて、自分の部屋へ走る。
「…..矛盾…してるかな」
音楽をもう私に与えて欲しくなかった、
なのに、どうして私は…….
__楽しそうにしてるんだろう。
「…….」
私は、机の上にあった紙の上で筆を走らせた。
___やってみよう
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