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「水だよ‼️ボケ」
「あっ!金髪のおねぇさん⁉️浅草であった!ジレンマさんこの人です!」
声の主は浅草の橋であった、金髪の美少女だと誠はいう。
「誠くん、本当にあの人かい。。。?」ジレンマが弱々しく誠に尋ねる。
「間違い無いです、あの人です。でも何でここに。。。」
「ジレンマ、お前も感が鈍くなったな(笑)」女性は何故かジレンマを指摘する。
「きっきっ、京子ちゃん‼️」ジレンマの声が裏返る。
「修羅お前も修行がたりないなぁ、爺さんの体内に流れてる聖水が見えないとは(笑)」
そう言いながら、座敷に土足で上がり込む。
「豆の木カップルもまだくたばってないようだな」京子は茶菓子の煎餅を手に取り暴君ぶりを発揮する。
「豆の木カップル?」誠の声も裏返る。
「頭から木が生えて蔦が絡まってるようにみえたからなぁ(笑)」
京子節に皆、唖然となる。おそらくジャクと豆の木の事を言っているのだろう。
「何でここにいるんだい?」ジレンマが質問する。
「僕が昨日、連絡したんです」修羅が答えた。
「まさか、金髪の美少女も京子ちゃんとは、、、」ジレンマもこの運命じみた巡り合わせに正直驚いていた。
京子が誠と出会ったのは実は偶然でなかった。日本に居てはいけない悪魔などを監視するものが税関に配備されていてその組織からの情報を京子が受け持っていたようだ。いわゆる外来種の駆除という役割だ。
凛子と誠の距離が近づくにつれ今まで潜んでいた悪魔部類のものが力を解放した為、居場所や誰に憑いているかを感知できたと京子はいう。
「でもなんで融合する前に退治しなかったんだい?」ジレンマは疑問を投げかける。
「面白いだろ、2体同時に退治したほうが」自信満々な笑みを浮かべ京子が答える。
「ふざけないでください、凛子さんの苦しみを貴方はわかってるんですか?」誠が声は荒げ言い放つ。
「はーぃ、君、熱くなりすぎお前の悪魔だけなら、そうわけはない、問題は凛子お前の鬼だ」
京子はさっきまでと違う真剣な表情で話し出した。
「まずは、凛子水を飲め、少しは楽になるはずだ」京子はそいった。
平田さんの息子が鬼火に焼かれたのは、結婚してこの村を離れてしまったのが原因のようだ。少なからずこの村の水は、禁足地から湧き出る聖水を含んでいるので摂取することにより、鬼の力を浄化してるようだ。なので平田さん夫婦や貞治は命を取り留めていると京子は説明する。
そして誠に憑く西洋の悪魔を払わなかった理由はこうだ。凛子に取り憑く鬼の力は強大で祓う時に凛子の命も奪いかねない。
そこで、あの雷門で誠の背中を押し悪魔と凛子の鬼と融合させた、それにも理由があり京子の考えだと鬼を祓う時に誠の悪魔の力を利用して鬼を祓うというのだ。
なぜ雷門それをしなかったかというと完全に離れない状態まで鬼と悪魔を融合させる必要があるからと説明した。