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夢の中、
ねぇ来てよ早く来てよね笑っ
笑顔で俺を観てくれた…誰だったかな…
小夜子から電話があった。
「おはようどうした?小夜子」
「お見合いの日よもう少しで出るから支度しておいてね」
今日だったか…
髭面を剃るか…
脱衣室で浴衣を広げた。
めんどうくさい…
シャワーを浴びるのに入った。
…下半身が熱くなってた…
何年、何月、少年から青年になった時好きな人はいたが、本気になる事はなかった…
相手から付き合って欲しい、遊びに連れてってとか結婚してくださいって言われてきたが
本気になる事はなかった。
親父に似てきたかな…
シャワーの下で泡を立て髭剃り、
抜いた…
フゥ…
その頃、小夜子の声が響いた。
「兄さん~!」
「口うるさくなった妹、おふくろに似てきたな」
おっす…
兄さん…何よ浴衣姿で行けないでしょ…着替えてよ。
待ちなよ小夜子、
アイス珈琲を片手に持ち、
煙草は吸わない辞めた。
歯磨きをかけた。家にいるときはのんびり過ごす感じだ。
駆け込んでた小夜子が
クローゼからスーツを出したら、
兄さん何でクリーニングに出さないのよ!
明日来る。
「頼んでなかったの!」
「うるさい!…」
早業でワイシャツを着て、
別なスーツを出した、
ビニールから取り出した、
なんだあるじゃないの…
もう一度脱衣室の鏡で髪を整えてスプレーをかけた。
「どうだ笑っ小夜子」
スーツ着たら別人よね。
携帯電話がなった、
〃おはようございます甲野さん今日暇なら警察ごらんにお会いできます?〃
また警察?小夜子に睨まれた…
「お見合いの行く時間よね?笑っ」
「悪いが今日妹と出かけるから叉にしてくれないか…」
ネクタイを直してくれた妹に敵わない
〃そうですか…今夜またお電話します〃
「兄さんありがとう笑っ」
「かけひきするなよ!見合いするって言えないだろ…」
「笑っ偉いお兄ちゃん大好きよ」
「馬鹿か?山沢に悪いだろ…でもいい匂いするな小夜子…」
「そそる?…」
スプレーをかけられた、
「やめろって!」
兄の車で出た。
「場所は何処だ」
「中島公園のプレミアムホテルまで行ってよ」
「二件あるからねご期待くださいね笑っ」
二件…
ホテルの前で待機してたスタッフ、
ピー
急カーブにハンドルを切った。
兄さん…!
バックした。
指示した男性が仰天してた。
ピッタリ停まった…
小夜子?…
「やめてよね?…」
小夜子のカールした髪が舞い上がった…
すまんな…
二ノ宮麻衣子さん、御両親が立ち上がり、
甲野亮さんが見えた。
ん?…
「写真より若いなぁ」
「兄さんもしかしたらお父さんの若い写真使った?…」
嫌してないはずだよな
振袖の着物姿の娘、
まだ初婚してない。
初めてまして…二ノ宮麻衣子と申します…歳は、35歳…
お母さんあと何言えば良いの…
どこそこの卒業した、就職活動内容を言ってごらん
「職はMAX勤務先、短大卒
食べるのが趣味、動物愛護会しております笑っ」
二ノ宮のお父さんが甲野さんにもったいない…
確かに思った
兄さん…!
「甲野亮!42歳と6ヶ月、職は在宅でパソコンで仕事しております笑っ」部屋は本が趣味、女性の服を着てみたいって思いました。
「えっ!…変態好きですか?私も大好きよ!」
「兄さん~!」
「お母さんが赤い顔をして御断りいたします!娘をあなたみたいな人に嫁にさせません!」
「こちらこそ私が御断りいたします!」
スタッフに支配人に報告してた、
駆け込んでた支配人が…
甲野さん?…
村岡?…
「知り合いなの?兄さん…」
同窓生だ…
「振袖姿で私とお付き合いしてください!」
二ノ宮の娘婿だと聞いた…
ごめんなぁ…
「良いよ笑っ彼女お嬢様育ちみたいな感じだったから」
「嘘も方便だなぁ」
大通りの方向に向かってた。
見たか…
パトカーで
下島警官が
「スピード出しすぎ!」
「違うって甲野さんが女性を連れて」
「曲がれよ!」
了解…
着いたホテルエミシアで
フロントで
甲野亮と申します。
坂井和仁様は?…
腕をとられた。
「何する!!」
身軽に横転した。
「よう甲野?…お前昼間からホテルか?」
「警官部長の西崎さん?…」
「勘違いするなぁ…見合いに来ただけだ…」
兄さん…
「こっちは俺の妹だよ」
「似てねぇ!」
「甲野亮さんお待ちしておりました笑っ」
坂井正利さんっていう方、嫁さん、真ん中に
綺麗な女性が挨拶してた。
雰囲気が誰かに似てた…
おい!聞いてるのか!…
遮った、
「兄さん答えたら。西崎さんが戻らないのかって!」
「戻るよ…」