〈前回のあらすじ〉
アメリカのところにも同じのが届いていた。
〈本編〉
日本:「もしかして…」
アメリカ:「日本…」
日本:「その手紙、実は私に届いていまして…」
アメリカ:「日本なにか知っていることはあるか?」
日本:「いえ何も、手紙には…」
日本の声を遮るように…
中国:「まて、二人で勝手に話進めんなアル」
日本:「すいません。」
アメリカ:「まぁ、手紙の内容を読む」
アメリカさんへ
あなたは、**神杯(しんはい)**というものをご存知ですか?
神杯とは、何でも一つだけ願いが叶う魔法のアイテムです。
詳細は、日本さんに聞いて下さい。
それではごきげんよう
アメリカ:「で、日本なにか知っているか?」
日本:「わかりません。でも、私は最後のところが「詳細は、アメリカさんに聞いて下さい。」となっていました。」
アメリカ:「そうか…」
中国:「手紙が西洋風アルネ。差出人がヨーロパの方の国だったり…」
フランス:「俺は違うぞ」
ロシア:「俺も違う」
イギリス:「私もです」
イタリア:「ioも!!」
ドイツ:「俺もだ」
中国:「ふぅん」
アメリカ:「あぁ、そう写真も入ってて、これだ」
それは金色に輝いていて、形はワイングラスのようだった。
イタリア:「あぁ、それ!!」
イタリア:「ioが起きたら枕元にあったやつなんね!!みんなに見せようと(自慢しよう)思って持ってきたのに、朝来たら机の上に大量の資料が置かれてて完全に忘れてたんね!!」
イタリア:「今からもってくんね!!」
ドイツ:「お前のオフィス2階じゃ…」
イタリア:「ioなら30秒で行けるんね」
ドイツ:「往復で!?」
ロシア:「1分11秒」
フランス:「57秒」
イギリス:「1分2秒」
イタリア:「信用(?)されてない!?」
イタリア:「う〜〜〜…本当に30秒で帰ってきてやんね!!」
すごいスピードで走っていくイタリア。多分アニメにしたら、足の部分が渦巻きになっており、土埃が立っているに違いない!
知らんけど…
イギリスが時計で時間を測っている。
イタリア:「はぁ、はぁ、何回か人にぶつかったけど…大丈夫んね!ぐっ」
イタリアは親指を立てた。
ドイツ:「ぐっ じゃない!」
ドイツの鋭いツッコミがくる。
イギリス:「なんだと…!」
フランス:「ありえねぇ〜」
イタリアの頭上に?が浮かぶ。
フランス:「ロシアがピッタリ当てやがった」
ロシア:「1分11秒」
ロシア:「イギリス、フランスあとでコーヒー奢れ」
フランス:「はぁ〜い」
イギリス:「わかりましたよ」
イタリアが少し傷ついている。
ドイツ:「神杯を少し触らせてくれないか?」
イタリア:「うん…」
こころなしかテンションが低い。
ドイツ:「思っていたより軽いな」
日本:「底ら辺が剥げてますしね。」
アメリカ:「本物の金は使われてないのかもしれないな」
ドイツが神杯をアメリカに手渡す。
アメリカ:「これが…」
アメリカが日本に渡す。
日本:「(これが…神杯…ですか…)」
日本:「あれ?底になにか文字が…」
アメリカ:「どれ?」
日本がアメリカに手渡す。
アメリカ:「ほんとだ!」
ドイツ:「なんて書いてあるんだ?」
アメリカ:「わからん?」
イタリア:「かしてー」
アメリカがイタリアに渡す。
イタリアが何か唱え始めた。
日本:「(ギリシャ語!)」
日本:「イタリアさんは、ギリシャ語をなんで読めるんですか!」
イタリア:「ひ・み・つ」
神杯から、なにか変なもやが出てきた。
アメリカ:「うわぁぁ!!ghost!!」
イタリア:「おばけ!おばけ!やだやだ!」
ドイツ:「ここから逃げ…」
???:「お前ら、儂のことを幽霊呼ばわりしよって…」
そこに現れたのは、青年の姿をした幽霊(?)だった。
鼻から上のところはなぜか形がはっきりしておらずぼやけている。
日本:「あなたは?」
フランス:「お前らさっきから、何言ってるんだ?幽霊どこにいるんだよ?」
ロシア:「さっきから、お前ら変だぞ」
日本:「(フランスさん、ロシアさんには見えていない?なぜ?)」
中国:「我らだけ置いてけぼりアルヨ」
イギリスは、可哀想なものを見る目で、こちらを見ている。
ドイツ:「もしかして…」
ドイツ:「フランス、神杯に触れてくれないか?」
フランス:「えっ…ちょっと今のお前らを見てこれに触れるの嫌なんだけど…」
ドイツ:「いいからさわれ…」
フランス:「無理…」
ドイツ:「もし、触れなかったら、◯◯◯◯◯◯◯◯」
フランス:「それだけは、やめてくだい!!触るから、触るから」
ドイツ:「早く触れろ」
フランス:「はい…」
フランスが神杯に触れる。すると…
フランス:「うわぁぁぁ!!なんかいるーーー!!」
少年の顔の様子は、わからないが相当切れてるようではあった。
ドイツ:「やっぱり…」
イタリア:「どういうこと?」
ドイツ:「神杯にふれると、あの幽霊(?)が見えるようになるんだと思う」
イタリア:「へー」
フランスは中国に神杯を回す。
中国:「ふーん。ってなんかいるアル!!」
少年顔色はみるみる悪くなる。顔見えないけど…
中国はロシアに渡す。
ロシア:「これどれくらいの価値があるんだろ?うん?わぁ、浮いてる〜」
ロシアは、目の前に幽霊(?)がいるのに微動だにしない。逆に珍しいものを見て喜んで見えるぐらいだ。
ロシアはイギリスに神杯を回す。
イギリス:「ほほう。これはなかなか興味ぶか…ってghost!?」
???:「お前ら…さっきから、幽霊、幽霊五月蝿いぞ!!儂は幽霊じゃない!!どちらかと言うと神(?)みたいな存在なの!」
全員:「は、はぁ」
???:「何じゃ、そのめんどくさいやつを見る目は!!失礼じゃぞ!!」
イギリス:「ごほん、ところであなたが願いを叶えてくれる「神杯」という…」
???:「まぁ、そんなところだ。でも儂は「神杯」と呼ばれるのはなんというか嫌なんじゃ」
イギリス:「(めんどくさ)」
ガンキ:「まぁ、儂のことは、「ガンキ」とでも言え」
イギリス:「わかりました。ガンキさん、あなたが願いを叶えてくれるというアイテムなんですね」
ガンキ:「世間的には、アイテムなんだ。儂、人型なのに…」
イギリス:「(へこんだ!こいつめんどくさいぞ!)」
ガンキ:「まぁこんなことでウジウジしたって仕方がない!」
イギリス:「(立ち直り早!!)」
ガンキ:「改めて…」
ガンキ:「私は国の願いを一つだけ叶えることができる、魔法のアイテム「神杯」だ!!」
ガンキ:「ちなみに、儂と相性が悪いものが願いを叶えた場合その国の意に沿わぬ形で願いが叶う。」
アメリカ:「日本で言う、「猿の手」みたいなものか…」
フランス:「「猿の手」って何?」
アメリカ:「ググれ!!」
フランス:「教えてくんないんだぁ〜。ケチ」
ドイツ:「そういえば、全くイタリアが反応しなくなったのだが…」
ロシア:「えっ!」
中国:「伊太利〜大丈夫か〜」
ドイツ:「もしかしたら、ガンキさんにびっくりして気絶した?」
ガンキ:「儂のせい!?儂何もしてないよ!?そいつが召喚の呪文唱えたから儂出てきただけだよ!?」
ドイツ:「イタリアぁぁ!!起きろぉぉぉ!!」
イタリア:「ふぁっ!!何!何!わぁぁぁぁ!!幽霊!幽霊!いやぁぁぁぁ」
ガンキ:「このわっぱが!!」
イタリア:「うわぁぁぁ!」
ドイツが全てイタリアに事情を説明しました。
イタリア:「なるほどなんね」
ガンキ:「幽霊呼ばわりしよって…」
イタリア:「ガンキさん、その件については申し訳ございませんでした。」
ガンキ:「まぁ、いいけど…」
日本:「(以外にツンデレ!?)」
ガンキ:「でもう一つ」
全員:「?」
ガンキ:「今、神杯の所有権はこのわっぱにある。つまり、誰かが願いを叶えようとしてもこのわっぱ以外叶えれないということじゃ」
中国:「どうやったら、所有権を握れるアルカ?」
ガンキ:「それは、神杯次第じゃ」
中国:「?何言ってるアルカ?神杯はお前自身アルヨネ?」
ガンキ:「それが違うんじゃ。神杯=儂とはならんのじゃ」
ドイツ:「なぜだ?」
ガンキ:「それは儂にもわからん。簡単に言えば、悪魔召喚のときにかく魔法陣が神杯、悪魔が儂ってかんじじゃ」
イタリア:「それって、魔法陣が移動してるってことなんね?」
ガンキ:「ソゆこと」
日本:「じゃあ、神杯には神杯の意思が、ガンキさんにはガンキさんの意思があるということですね。」
ガンキ:「うむ」
イタリア:「どんな願いを叶えてもらおうかな〜」
ドイツ:「どうせ、「一生分のピッザが欲しい」とかじゃないだろうな」
イタリア:「なんでわかったんね!!」
ドイツ:「本当に考えていたのか!!」
ガンキ:「今の所有権はイタリアにある。いつでも呼び出せるから、願いについて相談があったりしたら呼び出していいぞ〜。ちなみに、召喚の呪文唱えなくても、ガンキって呼んでくれたら、でるぞ☆」
イタリア:「了解なんね」
ガンキは、神杯の中へ戻っていく。
アメリカ:「はぁ、まぁ、色々あったけど、あと一つ議題が残っている」
フランス:「なんだ?」
アメリカ:「ミサイル落としていいですかの許可だ」
アメリカ:「却下でいいな?」
アメリカ以外の全員:「意義なし!!」
アメリカ:「これで会議はおわりだ!!おつかれ〜」
日本:「昼ご飯食べに行きましょう。」
イタリア:「うん」
イタリア:「(ioの願い…か…)」
続く…
コメント
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呪文だったか〜だから翻訳かけても変な奴しか出てこんかったんや。あとミサイルについては俺は意義なし!!!