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「きょも」攻×『こーち』受 『じゅり」
『……もう、やめてよ』
髙地は、自分を縛り付けていた大我の腕を、ゆっくりと、けれど拒絶の意志を込めて振り払いました。
驚きに目を見開く大我の隣で、髙地は一歩、樹の方へと歩み寄ります。
『樹、助けに来てくれてありがとう。お前の真っ直ぐなところ、本当に救われる』
『……髙地、じゃあ……」
樹が希望に満ちた顔で手を差し伸べようとしたその時、髙地はその場で立ち止まりました。
樹の隣に行くわけでもなく、二人のちょうど真ん中で、手首のプラチナのブレスレットを愛おしそうになぞったのです。
『でも、俺……大我さんの隣にいるって決めたんだ』
「優吾……?」
大我の声が震える。
勝利の確信ではなく、困惑と、初めて感じる[独占]以外の感情に。
『樹の言う通り、最初は怖かった。会社を追われて、ここに閉じ込められて……。でもね、大我さんが俺を繋ぎ止めるために、自分の築き上げた地位も名誉も全部投げ打って、泥を被ってまで役員たちと戦ってるのを見たとき……気づいちゃったんだ。この人の歪んだ愛を、俺が一番近くで見てなきゃいけないんだって』
髙地は大我の方を振り返り、優しく微笑みました。
それは、飼い慣らされた小鳥の笑みではなく、猛獣を御する飼育員のような、静かな強さを秘めたものでした。
『大我さん、樹の持ってきたレコーダー、会社のために使いなよ。俺はどこにも行かない。逃げないよ。……だから、もう無理やり閉じ込めたりしないで。俺を信じて、隣に立たせて』
「……優吾、君は……」
大我は、初めて自分の敗北を悟りました。
力で縛り付けていたはずの相手に心ごと包み込まれてしまった。
彼は髙地の手を取り、その手の甲に跪くようにして唇を寄せました。
「わかった。……君の言う通りにする。この鎖も、君が外していいと言った時に外そう」
樹は、ボイスレコーダーを握りしめたまま、苦く笑いました。
『……はは、完敗だな。お前ら二人とも、どっちもどっちの狂い方してんじゃん」
樹は背を向け、一度も振り返らずに部屋を後にしました。
残されたのは、夕闇が迫る部屋で、寄り添う二人の影。
『大我さん、お腹空いた。……今日は俺がキッチン借りていい?』
「……ああ。優吾の作るものなら、毒が入っていても食べるよ」
黄金の檻の扉は、髙地自身の手によって内側から閉じられました。
それは[監禁]ではなく、二人が選んだ、新しくて歪な[愛]の形でした。
ど〜も〜𝓡𝓲𝓷で〜す!!✌🏻
いや〜、この話もね、なんだかんだ言ってもうすぐ終わりそうです。
そしたらまた新しい作品書くんですけどね😊
話すことないので、終わります!
次もお楽しみに〜
以上、𝓡𝓲𝓷でした〜!
ばいば〜い👋🏻
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