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シゲさんに、やり方を教えてもらい、私は野菜を色々収穫していく。
何気に楽しい。
けどたまに虫がいて、ちょっとビビる。
すると
照「…ねぇ!もうやだぁ!」
シゲ「そんなもんほっとけ!(笑)」
照「やだ!動いた!もう無理っ!」
なんか、乙女な照の声
○○「どしたの?」
シゲ「ん?(笑)照、虫がダメでさ(笑)」
○○「あー、なるほど。(笑)」
照「もう無理!」
シゲ「情けなっ!(笑)」
○○「あ、肩にバッタ…」
照「えっ!?やだ、取って……」
○○「無理……触れない…」
照「えー!もう、シゲー!」
シゲ「はいはい。もうバッタごときで(笑)」
それからも、キャーキャー、ワーワーいいながら、たくさん収穫。
終わる頃には、シゲさんの奥さんと子供さんが、お茶を持ってきてくれた。
奥さん「ごめんなさいね、お客様なのに…」
すごく綺麗な方で。お腹はだいぶ大きく、出産が近いのがわかる。
○○「いえ!お身体の方は…」
奥さん「ん、予定日は2ヶ月くらい先なんだけどね(笑)大きくて臨月と間違われるのよ(笑)」
子供「パパのおともらち?」
照「そうだよー!こんにちは!」
子供「こんにちは!」
優しく声をかける照さん。
シゲ「おー、お利口さんにしてたか?もうすぐお姉ちゃんだもんな!」
子供「うん!パパ、抱っこー!」
シゲ「おいで!」
抱っこされ喜ぶ娘さんと、それを隣で微笑んで見上げる奥さん。
なんか幸せそうだなぁ。
シゲ「そういや、ここから、30分ちょいのとこに遊園地あるの知ってる?」
照「え?」
シゲ「もう終わるし昼ごはん食べて行ってみたら?なんの予定もないんやろ?」
照「ん…まぁ。」
シゲ「入場料無料券あるし。おすすめよ!」
子供「え?あたしも行きたい!」
シゲ「あ、むりだよ、パパ仕事やもん」
子供「やーだ!」
泣きだし、。奥さんも宥めるにも、娘さんが暴れてカオス……
すると
照「一緒にいく?」
シゲ「え?」
照「シゲも忙しいし、奥さんも重みの体で、娘さんも色々我慢してるんでしょ?産まれたらまた暫く行けないだろし、だったら……」
シゲ「……大丈夫なん?」
○○「……お2人が大丈夫なら、私たちは良いですよ!」
奥さん「………ホントにいいんですか?」
照「はい!」
シゲ「一緒に行ってくれるってだけどどうする?パパもママもいけないけど」
子供「………いいの?」
シゲ「そのかわり、ちゃんと照と、○○さんの言うことよく聞くんだよ?」
子供「うん!」
シゲ「あ、部屋はそのままだから、フロントで鍵もらって、お風呂入ってからいきな?昼ごはんも部屋持ってくから!」
そう言われ、部屋に戻り、お風呂で汗を流し着替えた。
そしてシゲさんが、お昼ご飯を持ってきてくれた。
シゲ「…あるもので作ったやつだけど、食べて!」
照「ありがとー」
○○「いただきます!」
シゲ「うちの嫁、病院や施設で調理してたんよ、だから味ちょっと薄いけど」
○○「ん!美味しい!これ、椎茸のだし!!」
照「……美味しい。」
シゲ「よかった」
どれも、素材の味を邪魔しない味付けで、素材の味がまたよかった。自給自足採れたてだからこそできる味……
○○「………」
でも、美味しくないと思う人もいるんだよね。
照「ん?どうかした?」
○○「……ん?なんでもない…」
そうだ、ここにいる間は忘れるんだから。
しっかり食べて、それから遊園地へ向かった。