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#ファンタジー
ー高校2年生の春 始業式ー
優來は昇降口に貼ってあるクラス表を見た。
〈クラス表〉
『2年1組
……12番 神奈月 乃愛、13番 如月優來…』
優來「やったー!のあ!一緒だよ!」
乃愛「ガチじゃん!やった!また一緒!」
彼女達が喜んでいると、後ろから聞き覚えのある、カツカツという足ほどが聞こえる。
蓮 「お前ら早く教室いけよー。今年も俺のクラスだ。当たりだろ?優來、乃愛。」
優來「んげっ!また担任蓮先生なの?!」
乃愛「まぁ、当たりではあるよね。」
優來「まぁねぇ…。」
そう話していると、また、聞き覚えのある、コツコツという足音が聞こえる。
誠 「蓮、いつまで生徒と戯れている。君たちも、早く教室に行きなさい。」
優來「あ!誠先生!なんでここに…?」
優來は首を傾げて誠先生に聞く。
誠 「なんでって、君たちの副担任だからだ。早く教室に行きなさい。如月、神奈月。」
??「ぁ!蓮先生ー!」
4人で少し話していると、遠くから高く、甘い声が聞こえてきた。
優來は後ろを振り返って、確認した。
…梨花だ。
蓮 「ぉ!梨花か。おはよう。」
蓮はいつも通りの手つきで梨花の頭を「わしゃわしゃ」と撫でた。
梨花「れ、蓮先生っ!お久しぶりです!」
梨花は、頬を赤くし、照れながらでも、少し嬉しそうにしながら応えた。
誠 「蓮、お前は相変わらず生徒との距離が近いんじゃないか?もう少し『境界線』を引けと言っているだろう。」
誠が蓮の頭を出席簿で軽く叩き、いつもの冷徹な顔で、蓮に言う。
蓮 「いてっ…!誠、お前は硬すぎるんだよ!」
優來「あーぁ、また始まった。」
優來が呆れたように言う。
乃愛「2人の仲良しコンビ、ほんと、呆れちゃうよね。」
乃愛も呆れて言う。
優來「先生たち、先に行ってるねー。」
蓮 「ぁ!お、おい!ちゃんと座ってろよー!俺もすぐ行くからな!」
蓮の必死な訴えを背中で受け止めながら乃愛と教室へ向かった。
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