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あれ2

19 - ぷー太郎の、ユウウツ、その19

♥

48

2022年10月04日

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『グル島で…』


「シュボボボ…!!」

ダリム「ッ…!!」・自身のクチの中に

、光の玉が際限なく突っ込んでくる

ぷー太郎「少しずつだけど、なんとか

ダメージを与えているぞ。」・ダリムに

両前足を向けながら言った

「ヒューン…。」・ぷー吉が、ダリムの

ところへ飛んでいく

ぷー太郎「あっ、おい!」・ぷー吉を

見た

語り手「ぷー吉は、ダリムの耳の中へ

入っていった。」

ぷー吉「くしゅん!!!」

語り手「ぷー吉は、特大の

くしゃみをした。」

「ボォン!!!」・ダリムの体内で、

大爆発が起きた

ダリム「ッ!!?」

「キュイーン!ズガガガ…!!」

ぷー太郎「出力が戻った!これなら…。

」・自身の胸の辺りを見た

ダリム「グッ、ガッ…!」・光の玉から

のがれようと、顔を左右に振っている

ぷー太郎「いっけ〜〜!!!」・

怒とうの勢いで撃ち進んだ

「ガッ!」・光の玉が、ダリムのアゴに

当たった

「ズーン…。」・ダリムは倒れた

ぷー太郎「やったか?」・ダリムを

見おろした

ダリム「・・・・・。」

語り手「ダリムは、

ピクリとも動かない。」

ぷー太郎「ふぅ…。そうだ!」・

ひと息ついて、ぷー吉を探し始めた

「ヒュポン。」・ぷー吉が、ダリムの

耳から出てきた

ぷー太郎「無事だったか…。」・

ホッとした

マイコの声「ガガ…えますか?

聞こえますか?応答してください。」

ぷー太郎「聞こえるよ。」・イヤホンの

辺りを触った

「ヒュルヒュル…。」・ぷー吉は、

体の一部が欠けた状態で、ぷー太郎の

近くに来た

マイコ「ヤツ(ダリム)を見る限り、

成功したようですね。」・大画面を

見ながら言った

ぷー太郎の声「あぁ。」

マイコ「こちらも、施設の電力を

うばわれないか、ヒヤヒヤしました。」

「ヒョコッ。」・ぷー吉は、大画面に

顔を出した

マイコ「ところで、ナゼ、うちの子は、

ボロボロなんです?」・ぷー吉のことを

訊いた

語り手「ぷー吉は、大画面の向こう側で

前足を振ったり、踊ったりしている。」

ぷー太郎「ダリムの体の中で、

くしゃみをしたんだよ。」・マイコに

答えた

マイコの声「はい?」

ダリム「グゥ〜…。」・ぷー太郎を

ニラミながら立ち上がった

「スー…。」・ぷー太郎は、ダリムを

警戒しつつ、横に移動している

ダリム「ガァッ!」・ぷー太郎を

はたいた

「フッ…。」・ぷー太郎は消えた

ぷー太郎「このまま注意をそらして

おいて…。」・ぷー吉と一緒に

移動している

ダリム「ウオ…!!!」・

すさまじい音量で吠えた

ぷー太郎「うわっ!?」・空圧で、

少し後退する

「メラメラ…。」・ダリムは、シッポの

先で、巨大な火の玉を作っていた

「ブン!」・ぷー太郎に向かって、

火の玉を投げた

ぷー吉「くしゅん!」・ぷー太郎の

前方で、火の玉を打ち消した

「バコッ!」・ダリムは、ぷー吉を

叩き落とした

ぷー太郎「あっ!?」・刹那の出来事に

おどろき、動きを止めた

「ドカドカドカ…!!!」・ダリムは、

地面が壊れるほど、ぷー吉を殴打した

ぷー吉「・・・・・。」・頭をおさえて

、必死に耐えている

ぷー太郎「どぉけ!!

このヤロォオオオ!!!」・鬼神の

ごとく突き進んだ

「バン!!!」・ぷー太郎は、

エネルギーの盾で、ダリムを弾いた

ダリム「ッ…。」・のけ反った

ぷー太郎「おい!今たすけ…。」・

地面の方を見た

「バキッ!」

ぷー太郎「っ…!?」・ダリムの

シッポに当たって吹き飛んだ

「ガッ!ダッ!ザザ…。」・ぷー太郎は

、地面を跳ねるように転がった

レイア「!?」

ぷー太郎「うっ…。」・うつ伏せで

倒れている

レイア「ぷー太郎くん!?」・名前を

呼びながら駆け寄った

ぷー太郎「しん…ぱい…ない…。

それより…、ここに居たら

危険だよ…。」・ヒザをついて

立ち上がろうとする

レイア「でも…。」

「ダン。ダン…。」・ダリムは、

ゆっくりと、ぷー太郎たちに近づいてる

ぷー太郎「いいから行くんだ!」・

フラフラと歩き出した

レイア「・・・・・。」・ぷー太郎を

見ている

ダリム「グルル…。」・牙を

むき出しにした

レイア「ん!」・意を決し、ぷー太郎を

うしろから持ち上げた

ぷー太郎「わっ!?」

レイア「あたしも戦う。」・きぜん、と

した態度で言った

ぷー太郎「レイアさん…。」・レイアの

方を見た

「ズザザザザッ!!!」・ヤリのような

光線がダリムに突き刺さる

ダリム「ガァッ!」・攻撃を

ものともせず、ぷー太郎たちに右前足を

振りおろした

レイア「・・・・・!」・ぷー太郎を

持ったまま、クチをあんぐりさせた

「ピシャーン!」・ダリムにカミナリが

落ちた

ダリム「ッ…!?」

ぷー吉「そっちじゃない!」・

勇ましい顔で、空からダリムを

見おろしている

ぷー太郎「ぷー吉!」・疲れを

見せながらも、笑顔になった

ぷー吉「ぼくに考えがある。きみたちは

端で待つ。」・ぷー太郎たちに指示を

出した

ぷー太郎「わかった。レイアさん。」・

うなずいて、レイアを見た

レイア「うん。」・ぷー太郎を

持ったまま、島の端へ移動した

ダリム「ウゥ〜…。」・ぷー吉を

ニラんでいる

「ヒュンヒュン…。」

語り手「ぷー吉は、ダリムを中心に

回り始めた。」

ダリム「ウガ…?ガウ?」・ぷー吉に

合わせて、きょろきょろする

「ヒュゴ〜〜…!!」・ぷー吉は、

光速に近い速度になった

ダリム「ぐう?」・ぷー吉で

出来た輪っか(ぷー吉リング)に

触ろうとした

「バチッ!」

ダリム「がぁっ!?」・ぷー吉リングに

弾かれた

「ゴゴゴ…!!!」・ぷー吉リングの

周りの空間は、ゆがみ、

とてつもない重力場が発生した

レイア「なんだか凄いことになってる…

。」・ダリムたちの方を見て言った

マイコの声「あの子(ぷー吉)の言葉を

伝えます。今のうちに特大のを撃つ、

だそうです。」

ぷー太郎「レイアさん。空に向かって

撃つよ。」・キリッとした顔になった

レイア「うん。」・ぷー太郎を掲げた

「バシュッバシュッ!」・ぷー太郎は、

大きめの光の玉を空に向けて撃ち始めた

「グッ、ダン。」

語り手「ダリムは、ぷー吉リングから

出ようとして跳んだ。しかし、すぐに

引き戻された。」

ぷー太郎「これで最後だ。」・光の玉を

ひとつ、はなった

「ウゥ〜…!」

ダリム「・・・・・。」・うなるような

音がして空を見た

「ズドン!!!」

ダリム「・・・・・!!!」

語り手「強大な光の柱が、ダリムを

叩きつけた。」

「ヒューン…。」・ぷー吉は静止した

ぷー太郎「やったか?」

語り手「レイアは、ぷー太郎を地面に

降ろした。」

「ゴ〜…。」・土けむりが舞っている

ダリム「ふぅ…、ふぅ…。」

語り手「土けむりの中から、

息も絶え絶えのダリムが姿を現した。」

ぷー太郎「マイコさん。」・ダリムを

見ながら言った

マイコの声「はい。とどめを…。」

「トコトコ…。」

語り手「ぷー太郎とレイアは、ダリムの

前に来た。」

「ヒュルヒュル…。」・ぷー吉も来た

「フワッ。」・ぷー太郎は、レイアの

胸の高さまで浮き上がった

「ホワン。」・ぷー吉は、ぷー太郎の

ヨロイ(プラマ)とかさなった

語り手「ヨロイは輝き出し、レイアは、

それに手をそえた。」

「ギュウルルル…!!!」・ヨロイの

前方で、透明な玉(小)が生まれた

ダリム「・・・・・。」・眼の色は

青く澄み渡り、震えながらも、

ゆっくりと立ち上がった

ぷー太郎「えい!」・透明な玉を

撃ちはなった

「ズズ…。」・ダリムは透明な玉に

吸い込まれ、空へ向かっていった

「ズオーーーン!!!!」・

すさまじい爆発が起きた

「オー…ン…。」・衝撃波が大気を

揺らし、世界中に広まっていった

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