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注意
主人公の血筋がマドル家です
主がノベル下手っぴなのでそこは許してください
ワースとは従兄弟的な感じです
主人公がたまに闇を見せます
口調が変わったらすいません
これは主の気まぐれ作品です。
読み切りとは読み切ったら終わりと言う事です
たまに絵が出ると”思います”が下手クソなので………
主人公が敬語にしては口が悪いです「ガチで、敬語のわりには皮肉たっぷりの言葉を言ったり」
ヴァルギスに通います
最初がクッッッッソ話の内容が重いです
では原作スタートです
ある実力主義の世界に1人の赤子が生まれました
その赤子の名はロィーズと言い2本線として生まれました
だが彼女が生まれたのはマドル家でした
魔力量も二本線より遥かに多く、そして頭脳があった
しかし我が子見たソレの父親は言いました
と
彼女は自分の魔力に魔力酔いを常に起こしていました
原因は何かしらのストレスによって脳に疲労が溜まりそして魔力の耐性が低下してしまいそれによって起きる魔力酔いでした
ですがその魔力酔いを起こしてる本人ですらストレスの原因が分からなかったのです
整った顔立ち,生まれてから一度も切られなかった長く少し癖のある焦茶色のロングヘアー,エメラルドグリーンの瞳,パッチリと開いている目,遺伝子としてはとても成功しているだろう
彼女が6歳の頃
何も、後もなく彼女、ロィーズは
こんにちわ初めましての人は初めましてロィーズ・マドルことロィーズ・グランズです
8年前に父親にいつにも増して打たれた瞬間何かが切れたので失踪していたらある孤児院に保護され今の親に養子にされましたロィーズです
元々血筋がマドルでしたので警戒はしましたが言葉で言えば親バカでした警戒した私がバカだったほど魔力酔いの事を話しても「きっと貴方を守る為に出来た自己防衛よ〜何かあったら言ってね!」とポジティブかよって思うほどこの人達ポジティブで親バカです。何故私を養子にしたのか聞けば妊娠していたが母はあまり体が良いと言えなかった為2児は断念…になったが「あれ?養子すれば良くね?」と言う感じらしいですビックリですよ、いつも真顔で素っ気なく子供っけが無い私なんかを選んだんですから、もっとフレンドリーな子も居たのに、だが両親は「君を見た時この子だ!ってなったんだよ!」と言ってきた
だがそれでも納得がいかなかった。でもそんな私でも迎え入れてくれてくれたのだ
そして私の”心”を悟ったのか顔に出ていたのか、両親は「貴方は私達の娘よ甘えても良いからね」
と、そこで完全に我慢していたものが全て出てきて一日中泣いたものだ
だがそんな事もあり私は両親を信頼していた
だが幸せとは長く続かないものだ
あの人達の家に来て5年目。
その日は雨が降っており視界が少し悪かった
父の仕事はレスキュー。人を助ける仕事だ
でも
父は激流の日川に流された子供を助けに行った子供は助かったものの父は激しい川の流れに逆らえずそのまま…
母、弟、私でなんとか生活しながら淡々と生活をしていたが
6年目
次は
それは3人でショッピングモールに出掛けていた時だショッピングモールに違法魔法具を持った1人の男性が入り、その魔法具は毒ガスを周囲にまき,吸い込んだら魔力を無くす物だった
すぐに固有魔法で岩の壁を作りガスがこちらに来ないようにする
だがかなりギリギリだった為母が毒ガスを吸ってしまい魔法不全者になってしまった
少量にも関わらず魔法不全に
その事件は魔法警備隊が入り事なき終えたが
魔法不全になった人達はどうなったと思う?
時には死にたくない,死にたくない、と泣き叫ぶ人,己が魔法不全者になった事を信じられなかった者は自分の首を絞め,一言も発さずただただ自分の死を待つ者,家族に嫌われ冷たい目を向けられ絶望している者,ただただ涙を流すだけの者,色々な人が居たが母は
「ロィーズ、”レア“貴方達は強く生きなさい
そして前を向いて常に自分を忘れない事」
その時の母は何処か悲しげで何処か願うような目
弟はただ泣いて
私はただ謝る事しか出来なかった
最終的に皆処刑されその事件は世間を騒がせた
そして犯人は逃走し未だに見つかって居なかった
だが私は見てしまったのだ
犯人の顔をソイツは私を見てニヤリと不気味な笑みを見せ言った
なんだコイツ…だがそれよりも怒りが勝った
その時義父から貰った魔力の制御装置を外し
『セコンズ・ロックス・ドールッ!』
自分がセコンズを使えたのすら初めて知った
だがこの男を殺さなば
そう思った
だが結果は敗北
相手の魔力量は計り知れないモノだった
岩の壁を出しながらセコンズと、魔力切れ寸前だった
だがその前に魔法警備隊が入り犯人が逃げその時魔法具が毒ガスと共になくなって居た
恐らく証拠隠滅だろう
他の者の証言もあり犯人を探す為結果的に魔法警備隊が来るまで怒り狂い戦ってた私に事情聴取に来た
怒りが自分を支配しそうだった
でも母の言葉を思い出し何とか沈めた
事情聴取が終わった後事なき終えた私達姉弟は孤児院に入るとこに…
弟が拒否をしたのだ
「もう大切な人を作りたくない、辛いのは嫌だよ、」
私が引き取られてから数ヶ月後弟が生まれたそして今弟は7歳だ父の次は母が魔法不全により処刑され殺された。大体の子供は耐え切れないだろう
だが弟の意見に私も賛成した
何故なら私もそうだからである
せっかく手に入れた幸せはすぐに消え去ってしまった
もう…疲れたのだ
だから心を閉ざす事にした
もう無理だ耐えきれない
嬉しい楽しい悲しいそんな感情を閉ざしたのだ
でも、まだ弟が居る
だから弟だけは守るのだ
拒絶されても嫌われても避けられても暴言を吐かれても食べ物が無く死にそうになってもオトナに殴られても何が何でも
そう決めた
あの日に誓って
「姉さん」
『なんだ』
あれから2年。私達は両親が住んでた家に住んでいる,金は生命保険から出た金だ
だが生命保険だって無限にあるわけじゃない
だから中学生を卒業したら働こうとしたが
「姉さんは実力があるんだからイーストンとか行こうよ」
と言われ卒業したら職には困らなさそうなので渋々了承
とりあえずヴァルギスに受けた実力主義なら私にピッタリだろう
しかも今年は神覚者候補選抜試験がある
神覚者になればこんなクソみたいな世界を少しは変えられるだろうか?
貴族が多いヴァルギス,顔がコレなので場合によってはマドル家だとバレる可能性がある為髪の毛は黒に染め目はそのままで良いか、後は認識阻害の術式が刻まれているメガネをかけ試験に向かうのであった
成績は3位で合格した
弟の学校の送り迎えは外出許可を貰えば良かったので許可を貰い送り迎えをする
弟には「僕3年生だよ…」と言われたが権藤無用で送り迎えをしている
弟を家に1人にする事は気になったが家と言う家に敵意を持った者が半径10メートル居ないに入ったら強制的に私が来るまで寝て起きないと言う法に触れそうな呪いがかかるようになっている
というか前に弟にちょっかいを出そうとしてた奴に鉢合わせたが身長が…まぁ180㌢マドル家なだけありかなりデカいそのガキはどっかに行った
そんなある日図書館で学習をしていた所ある人物に話しかけられた
「おいお前」
口調がチンピラだったので相手にするのが面倒くさい……名前呼びじゃないし肩を掴まれても自分だと思ってませんでしたすいませんで良いだろう。なのでガン無視を決め込む事にしたが
「そこのお前だロィーズ・グランズ」
あ,つい心の中だが舌打ちをしてしまった
『…なんですか、』
本を閉じ声の発生源の方向へ向くとそこには金髪の
『女の子…?』
多分女子が居た
「「…」」
沈黙が続く
先に言葉を発したのは金髪の子の方だった
「俺は男だ、」
「おや,すいません…髪の毛が長いので女の子かと、」意味(貴様の顔など見る余裕もねぇからさっさとどっか行け)である
あ,やばい少し皮肉になったか?
だが顔を見ると見覚えがあった
「レヴィ・クォーツボソッ」
一位はもっと化け物だがコヤツもかなり化け物であるだが私は3位だが、
『ンンッそれで何か用でしょうか?』
「お前に決闘を申し込む勝ったらこっちに
『お断りしますさようなら』
そもそも成績で負けたのだ
正直嫌な予感しかしない
そういえば言い忘れていたが私の固有魔法は「ロックス」岩を生成し操る固有魔法である
読んでいた本を閉じそのまま元の場所に戻し立ち去ろうとする
「おい人の話を聞け」
『そもそも成績に負けたという事は実力にも私の方が劣る可能性が出てきます。なので下手に戦いたくはありません。では』
「…」
そのままソソくさと立ち去る
そろそろ弟を迎えに行かねば転移魔法で飛び送り迎えをした後そのまま転移魔法で自分の部屋に帰る
次の日
朝になり授業の10分前に教室に入り席に座る
そんな時背後から気配がした
「ねぇっ!」
コイツ、マィルス・キーリア、よく関わってくる奴だ
「はぁーーーーーーーーーーなんだ」
「溜息長」
特徴的な薄黄色の背中まで伸びているロングヘアーで二本線コイツは貴族ではないがかなり美形でありヴァルギスに数少ない女子生徒だ
まぁこういう性格な割にはかなりの実力者だ
『それでなんですか、』
話を続けさせないようにしてもコイツのコミ力はやばい…もう要件を話させた方が早いのだ
「レヴィ・クォーツに決闘を申し込まれたって本当?!」
『本当だがそれだけだ。言いたい事がそれだけならさっさと話を終わらさてください』
「辛辣だなぁー!HAHA☆それで戦ったの?!」
HAHA☆じゃねぇよさっさと話を終わらせろ
『いや戦う以前に「ロィーズ・グランズ居るかァ?」断りましたよ』
てうわ,元凶来やがった、
「あ,ここに居まムゴッ」
『静かにしてください』
「コクコク」
良かった、理解してくれたんだな
認識阻害メガネこういうのにも役に立つんだな…コイツ「マィルス」は何故か私の事すぐに見つけてくるが、
「チッいねぇのか」
コイツ舌打ちしたぞ私でも脳内に止めて置くのに、
ホッと息をつく
そういえば何故朝イチに来たんだろうか、そんな疑問が残りながらも教師が来た為授業に専念する事にしたのだった
その日は図書館に来ていた
魔法石。それは魔力の塊だそして術式を組み込めば時には自分を守る事になる
本当は家に1人なのが弟が心配だ…一応言っておくがブラコンでは無い心配なだけだ分かったか?
『…なんですか』
そんなある日図書館でとりあえず軽く見ながら魔石を作ってみる事にした
だがいざ作ろう…となった時ある人物に話しかけられた
「そんなに警戒しなくてもいいじゃないか」
肩くらいについたピンク色の髪,グルグルと回っているような二本線,光の無い目
それは成績一位のドミナ・ブローライブであった
『一位が話かけて来たら流石に警戒しますよそもそも貴方謎が多いので』
本当にかの,彼は謎が多い…軽く,いやかなり噂になっている
というか彼が来た事により学校全体がドミナに負けないようにする為強くなった
ある意味影響力が強い者である
「へぇ,流石3位ですね」
『それは褒めているんですか…』
どういう意味の流石3位だろうか、
「純粋に褒めているんだよ」
『……』
「それで」
『戦いは無理ですよ』
「違うよ」
じゃあなんだよ
「君神覚者目指してる?」
『…さぁ?どうでしょうね』
コイツが聞いて来るということはライバルを探しているのか?
質問を曖昧にする事によって迷ってると思わせる。
「8年前」
ピクリと体が拒絶する
「誰かが違法魔法具を使って毒ガスで人々を魔法不全にした」
この時からすでに魔力が漏れている…いや怒りと同様でか、
てかコイツからさっさと離れたい魔力酔いしてきたんだよ
『(睨)』
「そんなに睨まなくてもいいじゃないか」
コイツ分かってて言ってるだろ
だが何故知っている…?
「僕はこの世界がキライだだから神覚者になってこの世界の常識を変えたい…と」
そう言った彼の目は真っ黒で本当の事を言っているように見えなかった
「そこで君に提案だ”僕と同じ”君だから言える事だ”僕たち”と神覚者候補選抜試験に出ないか?」
『…達?』
「あぁナカマが居るんだよ」
ナカマ?仲間?そんなモノ信頼出来ないぞ
「別に信頼しなくても良いよただ手伝ってほしいんだ僕が神覚者になるのを」
そうか…コイツ分かってるな過去も何も
コイツは私より遥かに強い
だから神覚者に向いているしこうやって調べているのだろう
頭が良いな
…
ジッと私を見てくる
『…はぁぁ、信頼はしないですよ』
「交渉成立だね」
コイツは神覚者レベルの強さを誇る
私は魔力酔いで魔力を制御する腕輪を付けている
コイツと私では格が違うのだろう
とりあえず試験に出る為にコインを集めなければ…て事で今現在ドンドンガバガバ倒してコインをゲットしまくっている
ん?急いでいる?
あぁそうだな,コインはもうちょっと先になってから集めようと思っていたがイーストンにイノセント・ゼロが来たせいで早まったからな
「ギャッ」
『んーこれで4枚か?』
ヴァルギス高は神覚者を他の所よりも多く出している
完全実力主義の学校
強い者が生き残るのだ,だから神覚者が多くなるのだろう
イーストンは確か…5枚だったか?まぁ今年は3枚らしいが、
ヴァルギスは5枚だ
何かと強い者が多い
戦えと言う事だろう
その時背後から拍手が聞こえた
スッと杖を構える
『…誰』
「ドミナだよ」
『…』
何故コイツがここに?それよりも
『血だらけですよ』
恐らく戦った後だろう上から下まで血だらけ、返り血だらけだ
「はぁーー少しジッとしてください」
『…』
「スティル」
次の瞬間ドミナの返り血が消える
「おぉ」
『流石にそのままはあまりよくないですよ』
『それから要件は?』
わざわざ来るって事は何かあると言う事…今聞いた方が合理的だろう
「明日”皆”で作戦会議するから来てね」
『皆?それと場所を言ってください』
「場所は言わなくてもわかるよ」
…?
「神覚者試験にでるメンバーの事だよ」
『なるほど』
強者揃いって事か、まぁ一応仲間が居るのは知っているが、
「それじゃあ僕はもう要件が済んだから行くね」
さてと、私も帰ろう
チラリと左腕にハマっているブレスレットの魔力制御装置を見る
『これも外さなきゃならないのかな』
今も外すと魔力酔いをしてしまう
原因はなんだろうか、
はぁ、考えても仕方がない…魔力酔いに効く薬を買っておくか、
『なるほどね、』
ドスグローいオーラが出ている扉の前に立つ
周りの生徒は怖がって近づいてない
それと視線を感じる
まぁ言わなくてもわかるってそう言うことね
『失礼しま
瞬間水が飛んできた
いや、水圧が化け物級の魔法が飛んできた
さっと避けるとまた飛んでくる
おいドミナどういう事だ
『…ロックス』
そういうとデカい岩でなく小さい粒、石が出てくる
ここで勘の良い人はわかるだろう
だ
岩でなく砂だ
いやそれ固有魔法じゃなくてね?
そうだ
だが出来る
砂と化した固有魔法を操りドミナに攻撃をする
まぁ案の定弾かれたがこれは計算済みだ
弾ききれなかった粒をそこから生産しドミナを攻撃する
攻撃が止んだのでとりあえず入ろう
『おいブローライブどういうつもりだ』
何を企んでるのか、
「少し試させてもらっただけだよ」
コイツ無傷なんだが
『はぁ、んでそこの人がお仲間さんですか?』
「うんそうだよ」
感情のこもってない声だ言う
『…うわ,ボソッ』
「うわとはなんだうわとは」
レヴィだわ、やっぱりコイツも居るのかよ
『ンンッんで作戦会議とは?』
とりあえず作戦会議は少し長くなるので飛ばすとしよう
神覚者候補選抜試験
私達はなんなくクリアした
え?飛ばした?だって本当に特に何か、あ,一位と2位が無双してたな
そして今イーストンの生徒とヴァルギスの生徒が会っているイーストン、コイツらイカレてやがる
だって敵の前で紅茶とか飲んでるんだよ
どこから持って来たんだよ
ちなみに弟には神覚者試験に出る事は言っていない
心配される
まぁバレたらやばいが
そんな時水色髪がこちらに向かって来た
「お前同類だな」
『は?』
会って早々コレかよおい
…まさかコイツ
スッと懐にしまっておいた弟と母さん父さんと私の写真が写っているペンダントを出す
相手は
『…妹?』
髪色からして妹ぽいが、
「あぁそうだ!「裏声』お兄ちゃん!ちゃんと挨拶しなきゃ駄目だよ!「あぁそうだなアンナ」
「俺はランス・クラウンだ」
…待て待て待て待て待て待て待てコイツ裏声で妹を演じたか?
え,キッッッッッッショ!???コーティニーで少し慣れてるがキモいぞそれは、
『…私はロィーズ・グランツです』
「おぉ、そうかロィーズ貴様弟が大好きだろ」
『…』
『…私はブラコンでは無いはずだが、』
こんなイカレシスコンに同類扱いされたくないんだが、
「お前にはブラコンオーラを感じるッ「裏声 お兄ちゃん!ちゃんと言わないと相手も分からないよ!」あぁそうだなアンナ」
『…』
駄目だコイツのイカレ具合には追いつけんわ
「同類の証としてアンナのグッズをやる」
いや要らんわ、
『いや要らないですさようなら』
とりあえず疲れる
こんなイカレ、ヴァルギスもまぁまぁイカれてるが疲れる…
「なん…だと、?!お前正気かッ?!!!!」
いやそんな事で正気を疑われてもな、
…よし無視しよう
そして色々あったが最終試験
さてと、私達はドミナが宝箱の鍵を開けるまでの時間稼ぎ
なんだか面白くなりそうだな
『さて、所で君は誰だい?』
あ,口調が少し変わってしまった、
「君こそ誰?」
私は今マッシュ・バーンデットと一緒に暗闇に閉じ込められている
戦って時間稼ぎしろって事だろう
『質問を質問で返さないでください』
『…ロィーズです』
「僕はマッシュ」
『ロックス』
相手の背後に鋭い岩を出現させる
バーンデットは噂だと魔法不全者のはず、だがそのフィジカルでアベル、マカロン、セル・ウォーなど強敵に勝っている
つまり…だ
油断出来ないのだ
「フンッ」
拳一つで岩を破れるのだから
マッシュ視点
一緒に閉じ込められたその人はロィーズと名乗った
でも会った時から何処か違和感があった
なんだろ、喋ってると自分の存在を否定される気分になる
よく分からないけど、多分この子は
「寂しいの?」
『…は?』
ズイッと近づいて聞く
『…そんなわけないだろとっくの昔に心なんて閉ざした』
「…」
『そんな事聞いてないで早く私を倒さないとお仲間が皆やられちゃうよ?』
「!」
マッシュ・バーンデットは拳を構え
ロィーズ・グランズは杖を構え
戦闘に入った
『ロックス』
「ふんっ」
…相性が悪いな、
急に寂しいの?って聞いてきて驚いたが拳で岩を破る…相性が悪いな、
少し早めだが、
手に付けてある腕輪を外す
「!」
『流石に無駄に魔力を失いたくないですし、ここからは本気でやります』
その方が合理的だ
『ロックス・サモンズ・岩の神〈グルス〉アメトネス・シュチュエーション』
このサモンズは簡単に言えば砂と岩を作り岩は硬くなり砂は自由自在に動き、簡単に言えば覚醒状態のようになる
ブォンッ!
と猛スピードで砂で攻撃をする
「んー、フンッ!」
空中を殴ったかと思えば砂が吹き飛んだ
どんな馬鹿力だよ
だが私までもが吹っ飛ばされた
『カハッ,』
「…」
いつの間にか目の前に来ていたバーンデット
…そうか,負けたのか,
己がここまで弱いとは,
「…ねぇ」
『なんだ…』
「どうして心を閉ざしたの?」
同情か?
だがその目は何処までも純粋でつい、答えてしまった
『…傷つきたくないからだ』
「どうして?」
どうしてって、
『昔孤児院に居た、その時の人達に引き取ってもらった、良い…人だった、でも、どっちも、しんじゃった、』
とまれとまれとまれとまれとまれ
いいはじめたらとまらなくなってきた
どうしようどうしようどうしよう
『…もうきずつくのは、いやなの、』
まるで小さな少女のようなその声に自分までもが驚き気づいた
逃げてたんだ…自分は、
きっと傷つくのが嫌だから逃げていたんだ
現実を見ずに
あの人、母があの時言った言葉「ロィーズ、”レア“貴方達は強く生きなさい
そして前を向いて常に自分を忘れない事」前を向いていなかった母との最後の約束を守らなかった
あぁ、自分は、どうしてこんなに、
『ほんっとう、じぶんってさいてい、』
こんな自分が嫌になる息がしにくい疲れる
…もう嫌だな、
「当たり前なんじゃないの」
『!』
「誰だって傷つくのは嫌だと思うけど、」
全く感情のこもっていない声、でも、声もトーンも違うけど、まるで、あの時の母のようだっま
「もしまた前を向くのも良いんじゃない」
『、もう人との関わり方も全て、忘れたぞ、』
どうせ自分じゃ無理だ、こんな無価値の自分が幸せになって良いはずじゃない
「なら最初は挨拶をしたら?じいちゃんも最初は挨拶からって言ってたし」
その言葉に目を丸くする
『…ハッお気楽め、』
その言葉にどこか報われた気がした
そして長年こびりついていた何かが晴れた感覚がした
最終試験にてイノセント・ゼロが襲来した
そしてドミナ・ブローライブ、彼はイノセント・ゼロの子供だった。そしてスパイだった
…
だがマッシュとの戦いで改心、だが味方になったのは本当だろう
そして私は今現在
「ガハハ!なんだコイツ!」
「潰してしまおうぜ!」
魔人の群れが街を襲い親子が踏み潰されそうになった所を岩でガードし咄嗟に前に立ってしまった
目の前の強敵に冷や汗が止まらない
どうして自分は前に出たのだらうか
立ちはだかったのだろうか、
自分に質問を投げかけながら杖を構える
諦めたらそこで人生終了だ
やっと前を向こうとしたのに、
死んでたまるか
『ふー、ロックス』
あれから魔力酔いをしなくなっただから腕輪も必要が無い
マッシュ・バーンデットのおかげだ、アイツは本当に凄いな、
だが瞬間魔人に吹き飛ばされた
『ガハッ、』
痛い苦しい助けて、
呼吸が困難になる
ちらりと先ほどの親子を見る
母親の方が魔人に掴まれた
そして握り殺されそうになっている
残されたあの子供はどうなるのだろうか?
その時
あの時以来だろうか…計り知れない怒りが湧いてきた
出来るか分からないでもやるしかない
その時覚悟が決まった
『フー,ロックス・サーズ』
左の方に二本線が二つとも並び真っ直ぐに伸びていたがそれを切るように右斜めに3本線目が刻まれる
そして体が凄く軽い
からもサーズのおかげだろうか?
岩を鋭く硬く平べったく、
そして
「?!」
魔人の手を切った
「な、なんだこれ?!」
そして母親をキャッチし子供と共に避難させる
『さっさと行け!死ぬぞ!』
「は、はい!」
走って逃げて行く親子を見送る
「お姉ちゃん!」
『!』
「ありが、とう!」
『…世の中捨てた物じゃないな、』
感謝されるのも中々悪くないな
『かかって来い!魔人!全員皆殺しにしてやる!』
その後光の神杖(ライトケイン)が来た事により事なき終えた
「凄いな君!確かヴァルギスの生徒だよな!男前、いや女前ナイスガイか?」
どうでもいい事を言ってくるものだ、
『…貴方はここに居ていい者じゃないでしょう、ココの魔人は全滅しましたし、一旦はイノセント・ゼロの攻撃も止みました、』
先ほどの攻撃、イノセント・ゼロはとても強い、あの時の奴よりも、
「市民の安全を守るのもまた男前だろ?」
『はぁ、』
ナルシストなのは聞いていたがここまでだとは、
私は魔人との戦いで魔力切れを起こしていた為後は任せた
そしてマッシュ・バーンデットにより世界は救われそしてマッシュ・バーンデットは神覚者になり魔法不全者の差別も無くなり世界は平和になった。だが私の方はまっっっっったく平和じゃなかった
イノセント・ゼロが改心しマッシュ・バーンデットの願いによりイノセント・ゼロがサーズで人間だけ元に戻した
そう
だが壊された街は全く戻されて無かった
ので
『クソがぁぁぁぁああああ!!!!』
街の修復作業に取り掛かっていた
「おいおいめちゃくちゃ荒れてんじゃねぇか、」
『こちとらサーズ使用して何故か身体中いてんじゃボケ!』
サーズを使用した代償が、体中が筋肉痛なのか、物凄く痛い
それで?クソ校長は街の修復作業を手伝えだと?
ふざけんなぁぁぁぁああああああ!!!!!
『…クソが、』
「今日そればっかりですね」
『うるせぇコーティニー、』
「一応貴方の先輩なんですけど、」
クソ、素が全開放だわ、
「というかお前そんな性格だったか?」
『元からコレだわ、』
「へぇ」
『興味無いなら聞くんじゃねぇ、』
は、つい本音が漏れてしまった
「いや別に?ただ面白くてな」
『、?』
「敬語真面目キャラだったお前が
『うっさい!別に良いだろ!あの時は病んでたんだよ!クソが!』
というか軽く黒歴史と化している
だってよ?あのキャラだったのに今はこれよ、正反対過ぎて恥ずい、
『クソったれ、』
「まぁでも前よりは柔らかくなったから良いんじゃないですか」
柔らかく、?やわらかく、
『…そうかもな』
なんやかんやで身体中に走る激痛に耐えながら修復作業を終わらせた
ぽふんっとベットに寝転がり考え事をする
弟は無事だろうか?手紙で学校に避難していると聞いたが、
世界が滅亡しかけた為学校もしばらくは休みになりそうだ
…よし
明日様子を見に行くか
スタスタ
少し小走りで修復され少しずつ賑わいが戻りつつあるマーチェット通りを歩く
『よしついた』
一応来ることは連絡済みだが、
「あ、姉さん!」
会った瞬間抱きついて来た
まだまだ子供だななんて思っていると
「ずびっ」
え?ん?wats?!!!!
泣いてる?!久々に泣いてる所見たぞ?!
『お、おい?』
「よがっだ、」
『!』
「姉さん、1人で魔人の群れと戦ったんでしょ?」
『なんで知って、』
「姉さんが助けた親子、実話友達なんだ」
『!』
「あの子、母子家庭で母親があまり体が良くなくて避難に遅れたみたいなんだ、」
『…』
「そんな時に魔人が来て、終わりだって思った時姉さんが助けてくれたんでしょ?」
『私は…無力だった、光の神杖に助けてもらったし,』
「でも立ち向かったんでしょ?」
『,』
「姉さん生きててよかった,」
その時大粒の涙が自分から溢れ出た
あぁ,本当にこの子は強い,
今まで我慢していたモノが一気に溢れてでる感覚がした
『レアも,生きててよかった』
「んふふ,」
わしゃわしゃと頭を撫でてやれば嬉しそうに満面の笑顔を見せる
ブラコンかもしらない私は
「姉さん」
『なんだ?』
「実話ね最近気になる子が出来たんだコソッ」
頭から雷の落ちる感覚がした
『…だ、だれ?』
「えっとね,その,アンナちゃんって言うんだ」
「お母さんも居なくなって病んでて人間不信になった時色々助けてもらったんだ…それでね!最近やっとこの子は純粋に僕を助けようとしてくれてるんだっ!てわかったら、なんか心臓が凄くドキドキするんだ、!」
『な,なんで今?』
弟の突然の告白にビビりながらも聞く
「前から言おうと思ってたけど姉さん忙しそうだったでしょ?だから今が丁度良いかなって」
『そ、そっか所でその子の苗字は?』
聞いた事のある名前、何処ぞのイカレシスコンの匂いがしてきた、
「クラウン!」
…
…
…
そして休みが終わりヴァルギスの一年生は2年生になる
そんな時
マッシュ・バーンデット、世界の英雄から手紙が届いた
内容はこうだ
「ヴァルギスの皆さんへ
色々あったけど大体が終わったのでこんな時はシュークリームパーチだ。て思ったのでじいちゃん家でシュークリームパーチをしようかと思いまして
是非来てください
マッシュ・バーンデットより」
色々ツッコミどころはあるが実にバーンデットらしい
「行くか、」
シュークリームパーチ、シュークリームパーティーだろうか?少したのしみ、だ!
空を見上げ
そして思いつぶやく
『幸せだな』
今なら息もしやすい
そしてなにより凄く毎日が楽しく輝いているような…気がする
昔のトラウマを乗り越えた先にはこんなにも幸せなのか、
窓のドアを閉め学校の準備をする
『行くか、!』
また今日も一歩二歩とは踏み出し1日をスタートする
私は今とても幸せだ
主にて
えーと初ノベル投稿です読み切りですが
前から少し書いてましたけどはい,下手くそですね
ここまで読んでいただきありがとうございます
誤字があったらすいません
ではまた機会があったら