テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
___________________________芬蘭side
「本当に…最期まで一緒に居てくれるのか?」
「うん」
「…帰って来られないかも知れないが、本当に良いのか?」
「それでも良いよ」
互いを強く抱き締めながら彼の質問も全て肯定する。
彼の震える手には淋しい程の苦しさが滲んでいた。
「…こんな国でごめんな、」
「…大丈夫だよ、日帝は凄く優しい国だから。」
俺がそう言うと、日帝は軽く相槌を打って俺を更に強く抱き締めた。
外に見える景色は一面灰色の曇天だと言うのに深く安心していた。
居たいと思うのは彼の隣だけ。
…それ以外何も望まない。
だから…、
「…嫌わずに居てくれるか?」
「嫌わないよ、全部大好きだよ」
【全部 全部 嫌いじゃないの】
棚の上に飾った写真立ての中で淡く残る白黒の記憶は、
庭で撮った2人の姿を映していた。