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※本人方には関係ないです。
※本人方は同性愛者ではございません。
《本編》
「ゾム?」
「……」
「寝とるん、?」
「……起きとる」
「起きてるなら返事して欲しいめぅ!」
「……ん。」
「要件は?」
「ゾムとお喋りしたいめぅ〜。」
「一緒にお茶会するめぅ〜。」
「無理。パス。」
「ひとらんとかグルッペンとかがおるやん。」
「ゾムが良いんやで?」
「ゾムがやらないなら俺もここでお昼寝する〜。」
「…勝手にしたらええやん、」
女々しい奴は嫌いや。
雰囲気とか考えが全く分からんやつも嫌いや。
そんなのも分かってくれない奴も嫌いや。
「…オスマン……?」
「……」
「は?もう寝たん…?」
いつも、外交とか、書類とか。
そんなのを効率良くこなす完璧人間。
よくよく考えてみれば、
オスマンはいつも感情論というより倫理的に全て言葉を発してる。
何を考えてるか分からなくて。
嘘をついて相手に分からなくしてるかもしれない。
「…俺に言ってる言葉も、全部思ってないことなんかな。」
不意にそんな言葉が出てきた。
その言葉と同時に、涙で視界がぼやけてきた。
「ほんっまに……嫌いや。」
そう言って俺は気分転換にその場を離れた。
「ん、ゾムぅ……?」
周りを見渡しても、ゾムはいない。
「……」
当の本人は見当たらないが緑のパーカーが自分の上に掛かっているのに気がついた。
「良い匂いすんねんなぁ、」
いつもダクトを通ってたり、
怪我をして帰ってきたり、
外で動き回ってたり、
血をつけて帰ってきたり。
そんな彼からは全く嫌な匂いなんてしなかった。
それは潔癖症の彼だからなのか。
または自分の好きな彼だからなのか。
「あれ。マンちゃん今起きたん?」
そう言って急に話しかけられビックリする。
「ちょっ……、」
「マッジで……びっくりした……」
「…くっそ、大先生かよ。」
「ヒドイッッ!!」
「マンちゃんがびっくりするとか世も末やな」
「気付いてると思ってたわ」
ゾムのパーカーを片手に、顔に近づけてる時点で誤解を招きかねない。
「それ、ゾムのパーカーやんな?」
「…いや?」
「これ俺のやけど……」
「そんな澄ました顔で嘘つくなし」
「はよ返してあげてや。?」
「他の奴らにとんでもなくからかわれてるんやで?」
「いつもアイツ目隠しとるから」
「ん。」
「意外とゾム表情に出るんやで笑」
「ツンデレってやつ??笑」
「ゾムどこおるん」
「え?」
「はよゾムに会いに行かへんと」
「どこおるんって聞いとんねん。」
「ぇ、訓練場の広場やけど……」
「そ。ありがと。」
「ちょ、マンちゃんが急に行ったらみんなビックリするやん、」
「訓練場に行かせた俺が怒られるかもしれへんからァ!!!」
「行かんといてェェェェ!!!」
「俺がこっちに呼んだけるからァ!!!」
そう叫んでしがみつく大先生を振り払って、
滅多に足を踏み入れない訓練場へ向かった。
「おぉーいこんっのえろ小僧ーーー?笑」
「ちょ、シャオさんいじりすぎっすよ笑」
「ゾムさん照れてますやん笑」
「……カス共が…、」
「ゾムって意外とええ体つきしとるよなぁ。」
「まさに俺の理想。でももっとガタイ良くなりたないか?」
「なりたない。興味無い。」
「おぉーい!ゾムぅ!!照れとるんかァ!?笑」
「声でかいねん、あと照れてないし」
「あれ、オスマン来たで?」
ロボロがそう言うと、
さっきまで俺の周りで
俺をいじってた奴らは急に静かになった。
「オスマンさんが来るとか珍しいなショッピ。」
「いや、珍しいというか俺は初めて見たで。」
「ゾム。」
「ちょっと来て欲しいんだけど。」
「……ん、」
「あ、シャオニキおる?」
「ゾム借りてく めぅーーー。」
「え、ぁ、おん。」
「…ゾム。こっち見て。」
ゾムを連れて森の中に来たのはいいが。
「……」
下を見て何も答えてくれない。
さて、どうしたもんか。
「…ゾムー、パーカー返すめぅ、」
「無視しないで欲しいめぅ、」
「……マンちゃん、」
「ん、?」
「ごめん、」
「今は嘘つきたくあらへん、」
「……ん?」
理解が出来なかった。
ゾムは何が言いたいのか。
「…今、オスマン見たら恥ずかし…ぃ、」
「と言うか…なん…と言うか……、」
途切れ途切れだけど、何故か伝わってくる。
「俺、オスマンに…いつも、
酷…ぃことばかり言うとっ…て、」
下を向きながら少しずつ顔を上げるゾム。
顔が少し見えた時、普段あまり見えない瞳の色から目が離せなくなった。
「ほん…とは、可愛いって言ってくるオスマンが……俺は…好きっちゅーか……なんというか……」
「…んぇ、?」
「…マンちゃん、俺…あんまし…素直になれへんねけど……」
「めっちゃ…めっちゃ好きやで。」
「…はぁ、」
「ゾムはほんまにかわえぇな。」
そう言うと下を向いた彼だが、
知ってる。今はお顔真っ赤で照れてること。
それと、
ほんとは素直な君だけど
素直になれないってのも。知っとるで。
終わり
はい没!!!
単純にosさんとzmニキが推しだからって!!
緑組が推しだからって!!
衝動書きは良くない。
よろしくないわねっ!!!!
もっと緑組の小説増やしてよ!!
みんな!書いてよ!!良いから!!!!!
書いてくれたら読みに行きます教えてくれ。
なんなら緑組のいい小説教えてくれ!