テラーノベル
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あれから——
深澤は単独行動が増えた。
いつも横にいた取り巻きは、
今や岩本のまわりにいる。
皮肉な話だ。
そのせいで、
深澤は他校の連中に絡まれることも増えた。
“守られていた立場”を失ったから。
⸻
放課後。
人気のない路地。
💛(……あれ)
壁にもたれて座っている影。
近づく。
💛(…深澤)
制服は乱れ、頬にうっすら赤み。
それでも、あぐらをかいて、
強がるように前を向いている。
💛「は、惨めだな」
わざと軽く言う。
しゃがみ込む。
目線を合わせる。
💛「なぁ」
💛「俺が守ってやってもいいんだぞ?」
深澤は何も言わない。
唇を噛み、
ただ悔しさを押し殺している。
その目は、
怒りでも反抗でもない。
——悔しさ。
💛「プライド、ボロボロだな」
それでも、手は差し出さない。
俺は立ち上がり、
振り返らないまま歩き出す。
夕日が長く影を伸ばしていた。
深澤は、
拳を握ったまま動かない。
つづく。
コメント
4件
ふっかさんかわいー🥹
ドSな岩本くんと、 飼い慣らされる深澤が最高すぎる🥹🫶 続きまってまぁぁす!✨