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めめこじ シンメ番外編?
どうぞっ
翌朝。
カーテンの隙間から差し込む光で、目黒はゆっくり目を覚ました。
スマホを見ると、通知はない。
……当たり前だ、と自分に言い聞かせてから、画面を伏せる。
昨夜のことが、やけに鮮明に思い出される。
歩幅を合わせたこと。
「また来いよ」と、口をついて出た言葉。
向井の、あの一瞬驚いた顔。
「……俺、何してんだ。」
小さく呟いて、ベッドから起き上がる。
キッチンでコーヒーを淹れていると、スマホが震えた。
画面に表示された名前を見て、ほんの一瞬だけ、呼吸が止まる。
🧡向井康二
『おはよーさん☀️
昨日ありがとな。ちゃんと帰れたで』
目黒はしばらく画面を見つめたまま、返事を打たない。
――いや、打てない。
数秒。
数十秒。
コーヒーの湯気が立ちのぼる中で、ようやく指が動く。
🖤目黒蓮
『おはよう。
無事ならよかった』
送信。
それだけ。
……素っ気ない。
分かってる。けど、これ以上は。
そう思った直後、すぐに既読がつく。
🧡向井康二
『相変わらずやな笑
でも、めめらしくてええわ』
その文面に、思わず口元が緩むのを、目黒は誤魔化すようにカップを持ち上げた。
少し間が空いて、また通知。
🧡向井康二
『次、いつ空いてる?
昨日の「考えとく」、期待してもええ?』
「……ほんと、調子いい。」
そう言いながらも、否定する気はなかった。
スマホを持つ手に、さっきより力が入る。
🖤目黒蓮
『今週は無理。
来週なら、少し』
送信。
数秒後。
🧡向井康二
『十分や。
ほな、それ楽しみにしとくな』
短いやり取りなのに、胸の奥がじんわり温かくなる。
目黒は窓の外を見る。
朝の街はもう、昨日の静けさとは違う音に満ちている。
それでも――
昨夜の路地の空気と、隣にいた体温は、まだ消えていなかった。
「……ほんと、ずるい。」
今度は、苦笑混じりにそう呟いて、コーヒーを一口飲んだ。
来週。
その言葉を心の中で転がしながら。
続きは作ろうと思ってます!(1、2話だけ)