コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
面接のためにここに来た私。
スーツ、ボタン、靴、カバン見るからに就活生と分かる髪型。 完璧。。。
履歴書は事前に送った。あとは受けるだけ。
就活と行っても中途の面接。場馴れはしてないが何とか出来そう。
そお思っていたのに開始と同時に心臓の音が強くなり、あまり記憶のないまま呆気なく面接は終わった。結果は1週間後だという。
気長に待とう。企業の1週間は土日祝を抜くとネットに書いてあった。企業の1週間は実質10日ぐらいらしい。
早く結果が知りたいという反面、このままこの面接を無かったことにして欲しい。
いやいっそ私なんて消えてしまいたい。誰からも必要とされていない気がしてそんな気持ちになる。
そんなことを考えていてもお腹は空く。
何が食べたいとかは無いがとにかく美味しいものをと本能が呼ぶ。
幸いにも今日は焼肉だ。家庭の味では無いが、家でする焼肉はとても居心地が良い。種類が少ない中でも必ず居座っているこんにゃくが妙に美味しく感じるのが私の家の焼肉である。
鶏肉があると聞いていたが一向に出てこない。もう食べ終わってしまうと言うところで
「鶏肉は?」と母に問う。
「ウインナーと牛肉で充分」と面接のように呆気なく言われ多少落ち込んだが食べ終わったら鶏肉のことなんか忘れていた。
食べたあとは焼肉の匂いをまとった私(身体)と面接の疲れをまとった私(精神)を浄化させる為、お風呂に入る。お風呂を出たらボーっとYouTubeを観る。
完全にニートのような生活だが学生の頃は人並みより少し上の成績、高校も専門もクラス委員、部活のキャプテン、良いところに就職。
私なりには順風満帆だった。
良いところ(就職先)を辞めてからもまだ夢をみている。
現実を見ろと言われる世の中に夢をみる。
10代最後の夏。私は自分の消費期限を決めたいと思った。
何時間後かにはその気持ちを超えるものがくる。これから先もそれを願う。
だけど食べたい私。
↓
↓
↓
↓
↓
最後まで読んでいただきありがとうございました。7月に入ったばかりなのに暑いですね。そんな中、生きているんですから辛くもなりますよね。早く涼しくなる日を願うばかりです。
この作品は私の出来事、心情を書いた作品です。またあなたとお会い出来ることを楽しみに待っています。
UU