テラーノベル
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歌音@橙紫推し
202
静かになった部屋に一人、ずっと下を向いて待つ。
「お兄さんのお名前、桃さんで間違いないですか」
静かな部屋に突然その言葉が響き、僕は慌てて顔を上げる。
はい、と答えると、
「お兄さんのお部屋、行きますか」
と聞かれたので、小さく頷いた。
座っていた椅子から五秒ほどかけてゆっくりと立ち上がり、用意してくれた車椅子に座る。
僕を乗せた車椅子は、桃くんの部屋に向かって進み出した。
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