寝ようと思ったら天才的なストーリーを思いついてしまった★
侑道side
アラン「○○が悪い男ばっかりに引っかかってるらしい。」
ついこないだ元稲荷崎バレー部で集まった時に聞いた言葉。まぁ、集まったと言っても都合が合わず少人数になったのだが。
しかし俺は思わず耳を疑った。だってあの○○だ。そんなわけない。ついにアランくんも歳なのか。それとも本当にそれは事実なのか。しかし一体なぜ?そんな思いばかり溢れる飲み会だった。まさかな、、
数日後
朝ランニングをするために外に出て走り始める。
今はもうすっかり冬なようで風がとても冷たい。しかし身体作りのためにやめるわけにはいかない。
でも今日は初めて止めてなくて良かったと心から思った。話題に出ていた本人を見てしまったから。久しぶりに見た姿は前の頼りがいのある背中は無かった。ただボロボロで、それでも男にすがりつく哀れな姿がそこにはあった。
北「な、んで、、ここに、?」
侑「何してはるんですか?」
北「ッッ!!」
なんでそんな顔するん。否定してや。さっきの全部演技やって。脅かそうとしただけやねんって。ほんまにこの人はあの密かに憧れていた先輩なのだろうか。何もわからん。
北side
見られた。最悪や。夜中やし誰もおらんと思っとった。それがあかんかった。てかこいつアスリートやろ?なんでこんな時間に走ってんねん。時計を見たそこには5時と、しるされていた。あぁ、ちゃう。
こいつは正常なんや。おれがおかしいんや 。
すまん帰る。
そんな言葉すら喉に張り付いて出てこない。足だって地面にくっついている。
侑「何してはったんですか」
もう一度聞かれた。答えれるわけがなかった。
男依存症になった。なんて。
口が裂けても言えるわけがなかった。頼れる先輩だったから。否定したい、否定できない。
全部、全部嘘やって言えたらどれだけ良かったのだろう。いつの間にか冷や汗で体は氷のように冷たくなっていた。寒いのか、冷たいのかそれさえも分からなくなっていた。
侑side
否定してくれなかった。ただ気まずい沈黙が二人の間を舞っている。先程まで走っていたので暑く感じていたが、次第に汗で寒くなってきた。この人顔真っ青やし。
侑「こっから家近いんで来てくれませんか。」
勝手に口から出ていた。何いってん俺。来るわけないやん。てか来て何すんの。
北「分かった。」
ん?聞き間違いかな??分かったって言った?まじかよ。まぁ一旦、一旦な?家に帰って、、お風呂入れて
話聞くか。明日ちょうどオフやしな。うん、そうしよ、、。
続く
コメント
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続き頑張ってください🎉🥳🥰続きどんなストーリーか楽しみです✨