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わぁい!3話更新ありがとうございます💙
「だからって、足腰立たなくなる程…やらなくても良いでしょう!」
寝室に深澤の声が響き渡る
幸い次の日、渡辺はオフ日で事なきを得たものの…
岩本の方が朝から撮影があり行かなくてはならない
悩み抜いた結果…
仕方なく、同じく休みだった深澤に動けない渡辺の世話を頼む事にした
「嬉しいのは分かるけど…もう少し、受け入れる側の立場になって考えなさい!」
そうピシャリと怒られて、岩本の大きな身体が何だか小さく見えてくる
「ナベも、笑ってないで…言ってやんなよ…」
昨晩、野獣と化した岩本に散々愛された渡辺の下半身は
力が入らず動かない…
夜明け前に、岩本から呼び出された深澤は…
何事かと思い慌てて駆けつけ
事の顛末を聞かされてからは、ずっとこの調子だ
「全部、ふっかさんが俺の代わりに言ってくれたから」
「全く、翔太は照に甘いんだから…」
「すいません…」
呆れる様に呟く深澤と、項垂れる岩本…
そんな2人を見て、笑っている渡辺…
「行ってきます…」
岩本は、名残惜しそうに何度も振り返りながら
仕事に出掛けて行った
「ねぇ翔太…俺さ、手伝いに来たのは良いんだけど…料理出来ないし何すりゃ良いの?」
「ん〜食事はUberで頼めば良いとして…とりあえず、どうしよう…」
2人、顔を見合わせて笑い合う
結局、岩本の奢りだと
昼は体に良さそうな薬膳を頼んでみた
「意外と美味いね…」
「もっと漢方の味がするのかと思った…」
感想を言い合いながら、完食して
続いては、コーヒータイム
「翔太、幸せ?」
カップのコーヒーを一口啜り
深澤が穏やかな顔で聞いてきた
「うん」
渡辺も素直に答える
「そりゃ良かった。でも絶対、照には教えてやんない」
「まだ、怒ってるの?」
「もう少し、反省させておこうかな」
「なんだよそれ〜」
コーヒーの香りと、他愛もない会話
楽しそうな2人とは反対に、その頃岩本はあの人物と対峙していたのだった