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” 君と声 ” と恋をした __。

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” 君と声 ” と恋をした __。

4 - 不安な声

♥

2,002

2025年09月14日

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沢山のいいねありがとうございます😭✨️


コメントで励ましの声頂けたので 何とか絞り出して続き書けました!!!🥹💞


多分5か6話で完結します!!!















ーーーーーーーーーーーーーーー






翌日_。


あの夜、らっだぁと過ごした時間は、まだ胸の奥でじわじわ熱を帯びている。


抱き合い、吐息を重ね、ソファで笑い合ったあの瞬間思い返すだけで頬が熱くなる。


念の為、頬を軽くつねってみたが、


「…夢じゃない」


普通に痛かった。










帰宅後_。


夕方からの配信準備を始める。


たまにらっだぁの声が頭をよぎり、昨夜のことを思い出して顔が火照る。


配信時間より30分ほど前に準備が終わり、既に1人入っている通話ルームに入る。


ちなみにらっだぁではない。


そいつとは、配信前に30分ほど雑談をするのがお決まりだ。


話すのは楽しいのだが、そのせいで配信前からいつも喉がカラカラになる。


雑談中、ふと気になるワードが耳に入った。


「最近らっだぁのリアコ増えてるらしいよ。彼女とかも時間の問題だな〜」


”ぺいんと”の何気ない一言。


軽い冗談交じりのその言葉に、胸がぎゅっとなった。


「ははっ、だな」


いつもの騒がしい様子とは裏腹に、俺は一言返して黙り込む。


少し違和感を感じたのか、ぺいんとはそれ以上深堀はしなかった。






夜_。



配信が終わり、風呂に入る気力もなかったため、スマホを手に取り、画面を眺めていた。


ふと視線の端に、「配信中」の文字が見え、反射的に画面を開いた。


らっだぁの配信だった。


低くて柔らかい笑い声が、スマホ越しにも鮮やかに響き、静まり返った部屋に溶け込んでいく。


にやけながら画面を眺めていたその時、不意に耳を疑う言葉が飛び込んできた。


「恋人?いるかもね笑 」


その一言に、 胸の奥へ鋭い棘が刺さったように、奥の方がざわついた。


らっだぁの笑顔は、始終変わらない。


軽い冗談かもしれない。


けれど俺にとっては、笑えない。


あの夜、らっだぁと身 体を重ねたことは俺にとって特別だった。


でももし、あれが “ 遊び ” だったとしたら?


恋人が居ないのであれば、はっきり居ないと言えばいいものを。





「いるかもね笑」






らっだぁがわざわざファンをざわつかせるような発言はしないはず。


じゃあ、なんであんなこと言うの…。


考えたくないのに、疑念が少しずつ大きくなっていく。









数日後_。


今日はらっだぁと配信の予定がある。


楽しみな気持ちの反面、不安が心を占める。


通話ルームを確認すると、既にらっだぁの名前が表示されていた。


しかし、すぐには入らずしばらく画面を見つめて考え込む。


恋人が居るのに俺と身体を重ねて。


なのに配信はあんな平然と…。


…..いや、そもそも恋人がいるって確定したわけでもないし。


気にしすぎなのかもしれない。


深く息を吸い込んで、通話ルームへと入った。


「お、きたきた」


声はおっとりしていて、いつものらっだぁがそこには居た。


「今日は何してたの?」


「少し買い物して、あとはずっとゲーム笑」


会話は自然に流れ、少し遅れて相槌を打つ。


「へえ、楽しそうだね」


「うん、まあね」


そのやり取りの間も、らっだぁの声はいつも通りで、笑い声も混ざる。


でも、普段なら画面越しでも伝わる親近感が、今日はどこか遠くに感じられた。


何か言いたい気もしたけれど、言葉はうまく出てこない。


配信は、いつも通りだったが、俺もらっだぁも” あの話 ”に触れることは無かった。








配信後_。



いつもなら終わってすぐに俺が一気に話し始めるのだが、今日は何故か言葉が出てこない。


多分、らっだぁの方から話してくれるのを期待してしまう自分がいたからだ。


変に試すようなことをしてしまう自分が、心底嫌になる。


しかし、らっだぁの口が開くことはなく、結局俺から話をふった。


「……今日、楽しかったな」


「……ああ、うん」


配信の時よりそっけない返事。


気のせいかもしれない。


そして、すぐに沈黙がのしかかる。


いつもなら少しの沈黙くらい気にならないのだが、今日はとても気まずく感じて、胸が苦しい。


「なぁ、疲れてる?」


「……まぁね」


短い言葉。


らっだぁの声がなんだか遠い。


まるで俺との時間が早く終わって欲しいように思えて、頭の中で最悪の想像が広がった。


「……そろそろ寝るわ」


通話はあっさり切られた。


切られた瞬間、張り詰めていた心の糸がぷつりと切れ、堪えていた涙が溢れ出す。


あの夜の温もりを思い出しては、全部嘘だったんだ、と心の中で呟くたびに、涙が止まらなくなった。


どうしようもなくて、俺は ーーー にLINEを送った。


「ごめん、今ちょっと話したい」


すぐ既読がつく。


「家行っていい?」


そのメッセージを見て俺もすぐに返した。
























「来て欲しい」






























𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝1500







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