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39を込めた日常を

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39を込めた日常を

4 - 第3話

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2025年03月07日

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快適に過ごせるように調節された空間が心地よい。

俺は新幹線に乗っていた。

昨日、皆と会う約束をしたからだ。

俺は名古屋から東京までの景色をただ眺めていた。

(長いって思うけど…、しにがみの博多よりはマシだな)

そんなことを思いながら、俺は景色から手元に視線を移した。

俺の席の机には愛用のパソコン。

画面には編集しかけの動画が映し出されていた。

サプライズの動画だ。まだ、誰にも言っていない。

俺はイヤホンを耳に付けてその動画を再生した。

(…うん、いい感じ)

……もしかするとこれからの話し合いで日常組が解散するかもしれない。

それは嫌だし、話し合いで俺は皆をできる限り説得する。

でも、もしかしたら。

もしも日常組が終わるなら、俺は最後にこれを投稿して終わりたい。

東京まで、あと数時間ある。

パソコンの ウィンドウに表示された、最後の文章を見た。

『僕らの日常青春は終わらない』。

それをちらりと見て、頷く。

僕らの日常は終わらない。

終わらせない。

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