テラーノベル
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⚠️注意⚠️
微キャラ崩壊
多分救われた世界線のナイトアウル
末っ子感溺愛してる千トと右手
適当
それでも良い方どうぞ!!
千ト「メリークリスマス!!、僕からのプレゼントだよっ」
いつも通りの時間に起きていつも通り朝食をとったあとのこと。千トが満面の笑みで2人にプレゼントを渡した。左手にはグレーの大きめの袋に黄色のリボンが付けられているもの。右手には黒色の箱に黄色のリボンが付けられているもの……こちらも相当な大きさだ。
左手「毎年毎年飽きねぇなぁ」
千ト「だってクリスマスだよ?それにクリスマスじゃなくてもあげるしね!」
右手「貴方はもうちょっと自分のことにお金を使いなさい……でも、ありがとうございます」
千ト「……!うんっ!気に入ってくれるといいなぁ!」
自分の心配をしてくれながら毎回ちゃんと受け取ってくれる2人が千トは大好きで可愛くて仕方なかった。嬉しさが押えきれずゆらゆらと体を揺らしながらふたりが開封するのをまつ。
左手「ドラえもん…?」
千ト「そう!クリスマス仕様の限定品なんだよ〜!」
先に空け終えた左手が目を控えめに輝かせながら両手でドラえもんを持ち上げる。その姿はまるで子供のようだった。
右手「…それって5個しかないやつじゃなかったです?抽選式のでしょう、よく当てましたね……」
千ト「──件応募したからね」
左手「やばぁ……」
平然と恐ろしい桁を言う千トに左手はドラえもんを強く抱き締めながら後ずさりした。
左手「……まぁ大事にする、さんきゅ」
恥ずかしいのか、照れてしまったのか斜め下を見て礼を言う左手の耳はほんの少し赤い。
千ト「可愛い……」
左手「兄貴はなんだったんだよ?」
口元を両手で抑えながら涙を流して千トは悶えた。そんな千トに恥ずかしいメーターが上がったのか話題をそらすように右手に話しかける。
右手「ハンドクリーム……と、羊のパズルですか?」
千ト「いつも料理作ってくれるからさ手大事にして欲しいのと、それね凄く難しいんだよ!ピースも多いし…やってると眠くなるんだって」
左手「見てるだけで目がバグる…」
右手「おもしろそうです、ありがとうございます千ト」
左手はパッケージを見ながら顔をしかめる。右手はそのパッケージをまた箱にしまいながら微笑んで礼を言った。
右手「凝ったものではありませんが…私もプレゼントがあるので取ってきますね」
スリッパを鳴らしながら廊下に消えていく。
左手「兄貴がプレゼントとか珍し〜…」
家庭環境のせいで他人への愛情の伝え方が分からない双子に、『贈り物をする』など理解のできない行動だった。でも千トに絆されてきたのか贈り物を用意した右手に左手は驚いた。
数秒するとまた廊下への扉が空いて右手が戻ってきた。
右手「どうぞ」
千ト「わー!ありがとうっ!」
そういった右手の手にあるのは2つの大きな袋。
千ト「これ……」
左手「えっこれ俺の?」
片方を指さしながら左手はそう聞いた。
右手「そうですよ、ほらどうぞ」
驚き固まった左手の膝の上にプレゼントを置き、左手の反対、千トのとなりに座った。
千ト「マフラーだ……!!」
控えめな優しい黄色をしたマフラーを抱きかかえて千トは顔を綻ばせた。ふわふわとしているそれは触り心地がいいそうで、千トはずっと生地を撫でている。
千ト「首元寒かったんだよねぇ…!!ありがとう〜!!」
まわりに花が咲いていそうな笑顔で右手に抱きつく千ト。
右手「風邪をひかないようにしてくださいね」
千ト「うんっ!!」
左手「俺のは…ドラえもん??」
袋を開けたそこにあったのは、さっきも見た、なんなら左手の隣に居るぬいぐるみと同じ色、同じ顔をしていた。
右手「まさか千トと被るとは……」
隣に居る片割れを見ると眉を下げて困ったようにしている。
千ト「……でもこれ、僕があげたのとちょっと違うよ?」
右手「充電式の湯たんぽになってるんです。」
右手「長袖を切るのを面倒くさがってたまに半袖で寝るでしょう 本当は長袖で寝たら解決ですが…」
左手「えー、眠い時はむり着替える気力ない」
右手「……そう言うと思いました。それならベッド脇で充電しておけば眠くてもスイッチを入れるだけです」
左手「天才かよ」
寒さに耐えながら半袖で寝る夜を想像しながら左手は右手を褒めたたえた。
右手「…左手は何かないんですか?」
左手「お、兄貴乞食??」
右手「ちがいます、貴方去年は……」
左手「それはやめろ」
千ト「ここにリボンあるよ!!!」
左手「やんねぇよ???」
去年のクリスマスを思い出し、背筋を凍らせながら必死に否定する。(去年のお話は18話を見てください)
千ト「なんで…可愛かったのに…」
左手「死にかけるからだよ…2日動けなかったんだからな」
右手「それは…貴方が悪いです」
左手「なんで?????、あ」
突然何かを思い出したかのように立つ左手に2人は疑問符を浮かべる。
千ト「どうしたの?」
左手「プレゼントだよ、ちょっとまってろ♪」
イタズラな笑みを浮かべ、寒い廊下へ消えていく左手。少し不安もありながら楽しそうな様子の左手に2人は微笑んだ。
千ト「ふふ、楽しそうだね」
右手「ですね、」
千ト「何くれるんだろうなぁっ、たのしみ!」
右手「私は去年のあれでも良かったんですが…」
千ト「それはそう」
なんて緩ーい会話を繰り広げていると左手が戻ってくる。両手を後ろに隠していてニヤニヤとしている。
左手「ほいっ♪」
千ト「っわ!……フクロウのキーホルダー?」
右手「色違いですか」
左手「そーそー、しかも兄貴の奴の方がでかいんだぜ ピッタリじゃん」
左手から投げられたものを見ると、それぞれ黄色と黒色が貴重になっているぬいぐるみのような梟のキーホルダーだった。
左手に言われて見比べてみると確かに右手の手の中にある物の方がサイズが大きい。
千ト「可愛いー!!♡おそろいだねっ!ありがとうっ!」
梟のキーホルダーを両手で大切に包み込み、語尾を跳ねさせながら千トは言った。
左手「そんな喜ぶか?w」
そんな千トを見て呆れたように左手は笑った。
右手「ありがとうございます……でも貴方がキーホルダーを買うなんて珍しいですね」
右手「ジャラジャラしたものは嫌いでしょう」
左手「んー?まぁな」
右手「どうして買ったんです?」
左手「別に、このために買ったわけじゃねぇよ」
右手がキーホルダーを見つめながら問いかけると、左手はソファに仰け反りながら喋り始める。
千ト「じゃあなんで?」
左手「散歩で百均寄ったらあって、見た瞬間兄貴達じゃんって思って買ったんだよ」
左手「買ったはいいけど使い道なくて放置してた」
右手「へぇ……」
千ト「……っふふ!」
左手「なにニヤニヤして気持ちわりぃな」
目を合わせて笑い合う2人に左手は引き気味に話しかけた。
千ト「いやぁ…コレ見て僕達だって思うくらい、僕たちのこと考えてくれてるんだなぁって!」
左手「……は?」
右手「貴方、出さないだけで私達のこと大好きですよね」
左手「…返せ」
千ト「えー!!なんでよ!!やだ!貰ったもんもう僕たちのだよ!」
手を差し出して2人のキーホルダーを奪い取ろうとする左手に、2人はキーホルダーを更に強く握りしめた。
左手「もーほんと、お前ら最悪だわまじで」
諦めた左手は頭をかきながら自分の部屋に戻っていった。髪の毛から除く耳や項は真っ赤だった。
千ト「……かわいいなぁ」
右手「ふ、ですね」
ナイトアウルの末っ子は、クリスマスでも溺愛されていた。
遂にTERRORを初めて2回目のクリスマスが来てしまった……時の流れ早すぎるよ!!😭
とりあえず小説と動画(TikTok)が間に合って良かったです……
改めてメリークリスマス!!🎅🏻💝
寒いので暖かくして風邪ひかないようにしてくださいね💖今年も残り6日間……ラストスパート頑張りましょー!!
コメント
1件
メリークリスマス🎄🎅✨ あぁん♡もう、、好き♡