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2 - 第1章 赤く光ったあのひとみ 第1話

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2024年06月21日

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“注意事項”

・二次創作

・卒業ライバーさん出ます

・メシャが取り憑かれます

・メシャ主軸のろふまおメイン

・章ごとに分かれています

・ご本人様とは関係ないです




これらが大丈夫な方はどうぞ!!






第1章 赤く光ったあの瞳








剣持視点


休みの日、椎名から電話が来た。大体除霊関係で電話が来る。休みの日くらい休ませてくれと思いつつも電話に応答した。


『おぉ〜剣持ぃ。やっと出たか!お察しの通り、除霊の依頼が来たんよね!という事で、早速集合!!』

「ちょちょちょ待てよ!依頼内容とか色々教えてよ!」

『そこまで言わないと分からんのか!!まぁ、今回の除霊対象、アッキーナ、らしいんよ…』

「え〜、取り憑かれたとかそんな感じ?」

『そうそう!ちゅーことで、早速行くぞ〜!!アッキーナの家前集合な!』


そう言って電話を切った。僕は仕方なく準備をし、除霊道具とか色々持って家を出た。





ガタンゴトン…ガタンゴトン…


電車に揺られながら外を見ている。今日は晴れだと予報されていたが、曇ってきている。まるで何か不吉な事が起こる事を予知しているみたいに。






電車を降り、椎名と合流して早速三枝明那の家へ向かう。…だけど…電車を降りた途端に異様な雰囲気が漂い始めた。椎名もその異様な雰囲気を感じとってたみたいで、体を小さく震わせていた。駅には人1人もいない。僕らだけが立っていた。


『剣持ぃ、もしかしてこれぇ…ヤバいやつよなぁ…?』

「紛れもないヤバいやつだコレ…」

改札を通り、怯えながらも三枝の家に向かうことにした。

『…剣持。』

「何?」

『あれ…アッキーナちゃう?』

「…本当だ。アッキーナじゃん。」


驚く事に、払う対象が道端に居た。こちらとしては好都合だ。僕らは早速祓う準備をした。


「じゃ、除霊開始しますか〜」

『おさらばしいなーで終わらせてさっさと帰るで~!!』


アッキーナに駆け寄っていって、除霊をしようとした。…が明那がこちらを向いた瞬間身体が固まって動けなくなった。


「…!?」

〘 …随分と物騒だね。 〙


明那からはいつものような明るさは微塵も感じられなかった。


〘 ま、わたくs…いや、…俺…?…まぁいいか…。まぁ俺は君達を探してたんだ。 〙


口調に若干の迷いがあった。きっと今、完全にアッキーナの意識が乗っ取られている。払う対象がそこにいるのに体が動かないのは本っ当に惨めだ…


『ウチらを…?』

〘 呼び出したのは俺。キミは知ってるはず。 〙


椎名を指さし、そう言う。いつものような元気な声は聞こえてこなくて、冷淡とした声が耳にはいってくる。


〘 実はさ。探してる人がいるんだよ。 〙

〘 この2人。 〙


写真を2枚出して僕らに見せた。写真に乗ってる人は僕らも知っている。

不破湊と黛灰。


「…この2人を見つけてどうするつもりですか?」

〘 …それは内緒かな。 〙

『ちょっ、なんでや!!そんくらい教えてくれてもええやん!!』

〘 こっちにはこっちの事情があるんだ。 〙


そう言って少し僕らの前からズレて指を鳴らした。僕らはその指パッチンで固まっていた身体がさっきの動きの勢いのまま前へ転んだ。


「いてぇっ!」


思いっきり転んだものだから結構痛かった。すぐに起き上がり、明那の方を見る。


「…あれ。」


『いてて…って剣持どうしたん?』


さっきまでそこに居たはずなのに、明那は跡形もなく消えていた。


『…あ!?アッキーナおらへんやん!!』


椎名もやっと気づいたようで、焦りを見せていた。


「とりあえず、アッキーナの家に向かおう。こうなったら情報を集めなきゃだし…」


『まぁ、剣持の言う通りか、…じゃ、早速行くか。 』


駅から明那の家はそう遠くない。急いで向かう事にした。








『ふ〜、ここやんな?アッキーナん家は。』


何の変哲もない、三枝明那の家だ。

鍵が空いてないか、試しにドアノブを捻ってみた。


「…あ…」

『空いとる…』


ゆっくりと、慎重にドアを開ける。


「…」


明那の家は不思議な程静かだった。何一つとして物音はしないし、猫の足音さえも聞こえない。

途端、僕の首筋にひゅう、っと風が吹いた。


「ッうわっ!?」

『…w』


クスッと笑う椎名にすぐに気付いた。なんて呑気なやつなんだ…対象には逃げられたというのに。


「おい…」

『ごめんや〜んwちょっとしたイタズラやんか~w』


呆れて言葉も出ない。


「…はぁ、とりあえずアッキーナの家の中を探索するから手分けして探そう。」

『おっけ~!じゃあウチ二階探索してくるわ~!』

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