TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

あ/の/夏/が/飽/和/す/る

一覧ページ

「あ/の/夏/が/飽/和/す/る」のメインビジュアル

あ/の/夏/が/飽/和/す/る

5 - 自分は何も悪くねぇと誰もがきっと思っている

♥

2

2025年12月01日

シェアするシェアする
報告する

「♪〜〜〜」

電車を乗り継ぎ、少しの自然が見えるところに来た

寧々は何か歌を口ずさんでいた

どこかで聴いたことがあったはずだが、忘れてしまった

「寧々、その歌、なんの曲だい」

寧々は歌うのをやめ、僕の目を見て言った

「小さい頃、類とやったショーの歌」

少し考え込んで、思い出した

確か、『HERO』だ

作詞作曲なんて当時の僕らはできなくて、誰かの歌を引用し、僕らのショーに落とし込んだ

誰にでも優しい主人公が、困っている人々を助ける

そんなありふれた、つまらない話

「フフ、懐かしいね

…あのショーの主人公なら、僕たちのことも救ってくれたかな」

「現実見なよ。…『シアワセ』の四文字なんて、なかった。いままでの人生で、思い知ったでしょ」

「…そう、だね。でも、少しでも希望が見たかったんだ」

「嘘。希望がみたいなら、ついてくるわけないでしょ」

「やっぱり、君には分かってしまうんだね」

あんな誰にでも優しい主人公なんてどこにもいない

周りと違うから批判していいと勘違いした同級生、 偽善で、表面的な、自分だけが満足する優しさを見せた教師たち

自分は何も悪くないと、誰もがきっと思っている

それはきっと、僕らも同じなのだろう



loading

この作品はいかがでしたか?

2

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚