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ちょっとナンパ表現あり⚠️
いきなり本編let’s go!
乱「もう目も合わせないでくれ。」
そう言われたとき, 胸の奥が苦しくなった。
何かに押しつぶされてるかのように。
そして私はこの世の物が全て怖くなった。
ーーー”あの人”を除いて。
太「…はぁッ…かひゅッ…ひゅーッ」
気づけば私は過呼吸になっていた。
怖かった。信じてもらえないことが
辛かった。そして頬に何か生暖かい
水が伝わる感覚がした。
太「ッ… 。」
あぁ, なんで…
なんで泣いてるんだ…私…
国「…っ!?」
みんなが驚いて目を丸くしている。
きっと私が泣いているのを見て
気持ち悪いとでも思ったのだろう。
その通りだ, 私, いや, 僕は気持ち悪い。
もう大人ぶるのも疲れた。
もういいや, 全て捨てよう。
太「かひゅーッ…今ッ…まで、
ありがとう…ござい, ました、!」
泣き笑いをしながら異能開業許可証を
机に置き, 国木田くんの横を通って
走る。そしてドアノブに手を掛け,
また走る。いや, 逃げるの方が
正しいのかもしれない。
そして川についた。綺麗だった。
太「かひゅッ…お”ぇッ…ごほッ…ごほっ…」
過呼吸の中, 走りすぎた。
体が酸素を求め, 息を吐けない。
でも, もうどうでもいい。
もう忘れよう。何もかも。
そう思い,川を眺める。
今から川に入ってこの川を汚すと
思うと, 少し気が引けた。
靴を脱ぐ。そして, 川に入る。
途中でガラスや石を踏み, 転けて
足は傷だらけになった。
心底どうでもよかった。
国木田くんに叩かれたときの方が痛かった。
あぁ、もう…終わったことなのになんで…
なんで僕はまだ泣いてるの… ?
太「ぁ… 。」
そう声を漏らした。足場が消えたのだ,
急に深くなった。少しずつ目を開き,
水面を見る, 揺らいでいて和やかな
水面に, 思わず手を伸ばす。もう, この手を
とってくれる人は居ない。そう思い乍。
そっと目を閉じる。いつもはどこかに
流されるだけだけど, 今回はなんとなく
行けそうだった, 死の向こう側へ,
あぁ、やっと織田作に会えるんだな。
なら, もう思い残すことは無い,
あるとすれば, あの人に
思いを伝えたかったな…
もう遅いんだけどね。だいぶ沈んだ,
もうすぐ行ける, 織田作の元へ。
その時, 上から物凄い引力を感じた。
自分の体が上に上がっていく。
自分は目を開けた, そしてその姿を見た。
橙色の髪に見覚えのある帽子。
白く透き通った指が, 自分の伸ばした
腕を掴んでいた。涙が滲んで,
目に膜を張っていく。もうやめてよ。
助けないで…。と目で訴えようとしたが,
その腕を離してはくれない。
やがて水面に顔を出す。
息ができるようになった。
太「ごほッごほッ…かひゅッ…」
?「大丈夫だ、ゆっくり呼吸しろ」
聞き覚えのある優しい声が聞こえた。
僕が壊れるたびに助けてくれた声が。
太「なん…でッ…ちゅうやぁッ…」
涙が出た。止まらなくなった。
苦しいものが全て心に残って
夢の中に出てきたとき, 彼が助けてくれた。
彼は察したように僕の頭を撫でた。
中「大丈夫だから、沢山泣け。」
太「うッ…うわぁぁッ…ポロポロ」
今まで溜め込んで来たもの全て
今日この時に吐き出したくなった。
僕は30分ほど泣いた, 中也は見捨てず
僕を撫でながら優しく, 頑張ったな。
辛かったな。と言ってくれた。
そして僕は今まであった事全て話した。
探偵社で起こった事全てを。
中「 … ?ポートマフィアで
異能開業許可証が盗まれたなんていう
話、首領から聞いたこと無いぞ…?」
彼は不審そうな顔をした。もしかしたら
嫌われたのかも。やだッ…!そんなのやだ…
太「ひゅッ…ごほッ、!」
辛くて, また僕は過呼吸になった。
中「ッ!?太宰ッ…!ごめんッ」
中也は焦った表情をして僕に
謝った。大丈夫, 僕が悪いことなんて
分かってる… 。僕の呼吸が治ると
中「よかった… 。」
太「…!?//」
そう言って中也は僕を抱きしめた。
嬉しかった。暖かった。
でも…”好きな人“からのハグなんて…
少し照れくさくて顔が熱くなった。
そしてその数十分後… 。
中「だからッ!!
こうしろっつってんだろ!」
太「うるさいッ!!
君に何が分かるんだい!?」
私達は喧嘩をしてしまった。
自分で言っておいて馬鹿だったとは思う。
中「お前, その傷どうしたんだ?」
中也にそう聞かれてから
始まった出来事だった。
太「あぁ、これ?これは川に入った
時に怪我しちゃってね。」
中「いや、その怪我じゃねぇ、
お前の左腕だよ。」
そう言って指を差されたのは
包帯が外れ, 血が溢れ出してる
左腕だった。バレたく無かったのに。
実は私はリスカをしていた。
リスカをしてる時だけ楽になれた。
その内癖になっていって… , 昨日も
やってしまったのだ。新鮮な血が
ダラダラと溢れ出していた。
適当に包帯を巻いて放置した末路だ。
太「こ、これはなんでもないよ… ?」
中「いや, なんでもない筈ねぇだろ」
中也は私の手を触ろうとした。
私は手を振り払った, 触られたく無かった。
太「さ、触らないで!!!」
中「は…?なんでだよ。
治療くらいさせろよ」
太「や、やだ…!」
中「はぁ…?だからッ!手前が
心配なんだよ!!」
太「お節介なんだよ君は!!
ありがた迷惑ッ…!」
そう言ったけど実は心配を
掛けたくなかっただけ。
中「はぁ…分かった。もういい。」
中也はそう言って
何処かへ行ってしまった。
太「… 。」
私は包帯を巻き直し, 街中を歩いていた。
その時だった。グイッと後ろから腕を
引っ張られた。
私より3cmほど身長の高い男2人。
男「ねえ兄ちゃん?俺らと遊ばない?」
ナンパだった, 最悪だ。
こんなのと遊びたく無い。
太「嫌です… 。知らない人と遊びたく
無いですし… 」
私は相手を思い切り睨んだ
男「は?何その態度。」
私は少し怖くなった。
男「いいから付いてこい
っつってんだろ!!💢」
男は私を思い切り殴り, 気絶させた。
遠のいて行く意識の中私は運ばれた。
次回、🔞…ふふふ…
2600タップ以上…ふふふ…😇