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コメント
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爆豪は全てを聞いた。
俺がどれだけデクのことを気にしていたか。
けど、それは俺だけじゃなかった。
デクも、ホークスに相談してた。
自分でも辛かったこと、他人に相談する。
それが一番辛かったろう。
あいつは今、起き上がれない。
動けるのは俺だけだ。
なら、
俺に今できることを全力でするだけだ。
…………………………………………………
出久)…？
容態はマシになってきたけど、苦しいっちゃ苦しい。
毎日夢の中で、自分と戦わせられる。
それがどれだけ辛いことか、自分にしかわからない。
ガラガラ
麗日)デクくん!お見舞いきたよ！
出久)麗日さん…！ありがとう！
医者)感情が少しずつ戻りかけています。このまま行けば、退院まだ近いかもしれません。
麗日)….！やったねデクくん！
出久)うん！
麗日さんと喋ってると
暖かい。
嬉しさを感じる。
生きててよかったって感じる。
麗日)またあしたくるね！
出久)うん！
…………………………………………
夜、いつもと同じ寂しい夜を過ごす。
たまに腕が疼く。
それは個性暴走の前兆だったんだ。
僕は黙って病院を飛び出してしまった。
また個性で人を、病院を、傷つけてしまう。
それが怖かった。
かっちゃんに心配させちゃう。
でも
街を離れるのが1番の
みんなを守る方法だと僕は思ったんだ。
思ってしまったんだ。
でもそれが間違ってたなんて、
この行動がみんなを傷つけたなんて
知る由もなかった。
…………………………………………………
出久)はぁ…はぁ…。 ここなら…人気のない…。まだマシな方か…。
(咄嗟になって飛び出しちゃった。けど、また腕が疼いて個性が暴発して暴走したら病院の人も巻き込んじゃう…ここにきて正解なのか？ )
恐る恐る個性を出す。
暴走は一旦治ったようだ。
出久)よかった…けど、いつくるかわからない…。備えとかなきゃ。
…………………………………………………
出久が病院を飛び出してから、A組は混乱に陥った。
何故あんな冷静な緑谷があんなことをするのか
よくわからないが、
緊急だったことはわかる。
爆豪)(あいつ…)
スッ
上鳴)おい爆豪！どこ行くんだよ！まだ作戦会議中だぞ？！
爆豪)…ひとつ策がある。
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