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1、覚えてる
俺の名前は国見英。青葉城西高校に通っている極々普通の男子高校生だ。「なぁ国見!転校生来るんだって2人!」「1人は6組らしいよ!」
友達の和田と悠太が話しかけてきた。相変わらずそういう事には詳しい。「そっか。」別に俺はそんなに興味はないしと思ってかるい返事をしてしまった。「ちぇー、なんだよその返事ー!」「国見らしいわ」と言って2人は他の子のところに行ってしまった。教室中が「可愛い子かな?」「イケメンが良いー!」なんて話で大盛り上がりだ。
そういえば、昔小学生の時。近所に住んでいて、学校も同じの子がいた。名前は…、もう覚えてない。その女の子とある日海に行った。そんな時「引っ越すんだ。」なんていきなり言うもんだからびっくりしたのを覚えている。「また会おうね。」なんて薄っぺらい約束をしてその女の子は消えていった。元気にしてるかな、確か東京に行ったんだっけ、俺の初恋の人。
そんなことを考えていたら先生が入ってきた。「ほら、席つけー。転校生が来たぞー。」やっぱりそうなんだ。と思いつつ。本当に興味が無いから窓の外を見つめてた。「きゃー!やっぱり」「先生どんな子ー?」なんて言ってたけど先生の返事は知らない。聞いてない。それよりその後が衝撃的だったから。
「小川夏奈です。東京から引っ越してきました。これからよろしくお願いします。」ぺこりと頭を下げた少女はあまり可愛いとも言えず、地味って言葉が似合うのでクラスの雰囲気はあんまりだった。いや。でもそれはとりあえずどうでもいい。夏奈、?どっかで聞いたことある。「昔はこの辺に住んでました。皆さんと仲良くなれるように頑張ります。」昔この辺に住んでた?あ、夏奈。夏奈ちゃん!心の中で大叫びだ。今までこんな大声出たとこない(心の中だけど)小学生の時。近所に住んでいた小川夏奈ちゃんだ、「席はー、何処がいい?」「せんせー初めから用意しとけよー笑」とクラスのお調子者の関田が突っ込んだ。「じゃあ適当に決めるぞー、国見!」「え、?」どっと笑いが起きた。今の話なんにも聞いてなかった。え?何の話?と混乱していた時。「お前え?ってなんだよー笑お前の隣。小川な!」和田が説明してくれた。「あ、はい。分かりました。」こんな偶然ある、?「じゃあ国見。授業とか、学校とか説明してやってな」えー、と声に出そうだったが口を噤んだ。「…はい。」
「えっと、」「あー。小川。あそこだ。あいつが国見。」あ。俺の事覚えてない。「ここ。」俺がそう言うと小川さんは俺のところに歩いて隣の席に座ったと言いたいところだけど、先生がそもそも机を用意してなかったので隣に来てぺこりと頭を下げた。俺も頭を下げた。何か言おうと思ったけど、何を言っていいか分かんないし、「せんせー!小川さん座れないじゃーん。席は? 」と肝心なことを悠太が聞いてくれた。「あぁ。今持ってくる。」ドタバタと先生が出ていき、椅子と机を俺の席の横に置く。「よし。これから小川はここな。」「はい。」と短く返事をすると小川さんは席に座った。
「仲良くしろよー?」と先生は俺に耳打ちした。「分かってます。」俺が話すのが苦手なこと。知っていたんだろう。
授業中。不意に小川さんが気になって。小川さんの方を向いた。俺が窓際だったが、窓際に小川さんの席がきたので俺は窓際では無くなった。そして肝心の小川さんはと言うと、窓の外をじっと見つめている。うちの高校に転校してきた訳だし、結構頭はいいんだろうと思ったけれど、あまり授業は聞いていなそうだ。それにしても、本当に綺麗な横顔だ。見とれてしまう。「国見!ここ解いてみろ」急に先生に当てられた。「ぼーっとしてただろー?聞いてんのかー?」「眠気と戦ってました。何も聞いてません。」また教室中に笑いが起こった。優しい先生でよかったと思いつつ、眠気と戦ってたなんて嘘。小川さんの横顔を見てました。なんて口が裂けても言えない。「ちゃんと聞いてろよー?」「はい、」だるそうに返事を返したあと。なんとか授業を終えて昼だ。
小川さんには質問タイム。小川さんの机には人が集まっていた。逃げるように教室を出て、昼に金田一を誘いに行く。
本当に忘れたのかな。俺の事、
【あとがき】
約2000文字。読むのお疲れ様でしたー!!
ここまで読んでくださりほんっとうに感謝です!いいなと思ったら♡や+👤や💬。お待ちしております!それではまた次お会いしましょう!バイバーイ!ヽ(•̀ω•́ )ゝ
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