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ウィド&ディレ
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榎本くもり
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#面白くないかも
如月玲
37
谷崎爽奈
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時計の右下のボタンを3回押した。それから10秒ほどして、僕の袖から黒い大きめのバッグを持ったフランス人っぽい顔とそいつ壬ポいい顔が混じった顔の少年と〈鳩〉が来た。
「敵はどこだー」
あって早々こちらが潜伏しているというのに、大声を出す。
「うるさい。こっちは潜入捜査中なんだぞ」
ひそひそ声で言っても、聞こえないふりをしてくるあたりがうざい。マジで一発殴ってやろうかな?
「で、敵どこ?」
「あそこの灯台ですよ。気をつけてくださいね」
「了」
やけに豪華絢爛な見た目の鶏っぽい見た目のマスクをつけて、中に防弾チョッキ、頭にヘルメット、背中に酸素ボンベなどやけに重装備である。まぁ、初めてのやつに対してあーだこーだ言う気はない。そいつなりの戦い方がある場合が多いからである。
「Let’s protect」
フランス支部だと、『Let’s protect』なのか。そんなことを考えていると、もう既に灯台に向かって一直線に走りだしている。
僕らも耳にインカムをつけ、マスクの頭部についているカメラから見える範囲を手元のスマホを通じて視聴する。
そして僕らが隠れている物陰の外では6秒に一回の頻度で銃弾が飛んでくる。
「どうします?ずっと待ってるのは趣味じゃないでしょ?」
「でも、私たちは顔が割れる可能性があります。」
スマホが震える。電話に着信があった。
「もしもし」
『どういう状況だ?あいつらが狙うとしたら、俺か田井中か榎木園か水城のはずだ。なぜ、即座にお前を狙った。』
「知りませんよ。僕が知りたいくらいです。」
『一つ質問するが、裏の世界へは?』
「‥‥1度も踏み入れたことはありませんよ。」
堂々と嘘をつく。
『しかし、お前の方から灯台が見えたから、相手側もお前の顔は認識できたはずだ。何か覚えはないか?』
「ないですって。」
『わかった。こっちの護衛も動かしておく』
「やめておいた方がいいと思いますよ。」
『理由は?』
「‥‥直感です。」
もちろん直感などではない。先ほどの銃弾は100㎜を超える大型であったため、車で向かえば一発で車が消し飛ぶとまではいかんくても、乗っている人に多くな被害が出る。正確に言えばここから1㎞ほど先にある灯台に向かって同じ速度で投げることができれば灯台ごとの破壊が不可能だろうと、10発撃てば確実に灯台を壊すことができる。
『‥‥理解した。その直感を信じとくわ。』
そして電話を切ってから、萩野さんに電話をかける。
『〈梟〉。〈ガルス〉っていう問題児を送り込んだが、うまく使え。いま、全部の映像を確認した。おまえの隠れてる場所も、そう長くないぞ。生きて帰れ。できれば〈鳩〉を戻してくれないか?できるだけ危険な場所に人を置いておきたくない。おまえは、守れ。何があってっも守れ。死んでも、組織がばれてもいい。それでも守れ。』
「分かってます。『第一 一般人の命。第二 自らの命。すべては世界平和のため。』」
ブツッと電話を切った。
「えげつない教育方針だな。」
「これは、僕が望んだことですので」
「これからどうしますか?」
「北上先生。一回あの砲撃受けてみてよ。」
「私の治癒能力使って私が治っても、砂浜が真っ赤になるよ。そして、普通にい‥‥」
ドォォォォンと大きな音がして、更衣室の壁がぶっ壊れた。言うまでもないが、弾丸は壁を貫通している。しかも、今もどんどん他の部分も貫通しており。黒ひげの海賊がビヨーンってなるやつの黒ひげさながらの海賊の気分である。
「これはどうにかしねーとな。」
『〈梟〉さん。敵が逃げました。魔術師を使用しています。武器ももろともです。』
ぎりぎりで間に合ったようだ。しかし、油断は禁物である。価値を確信したときほど危険な時はない。
「〈鳩〉あのアホを即座に逃がせ。」
『了』
「さて、次はどう来ますかね?」
カンッと頭に硬いものがあたり、僕は右に体をよけたが、北上任性は気付くのが少し遅く、銃弾を撃たれた。砂浜にボタリ ボタリと血とともに、脳の内容物と頭蓋骨の破片が落ちる。
「北上先生」
先生のもとに即座に駆け寄った。
「貫通しろよ。クソが。」
北上先生は、後ろ側から脳に手を突っ込み、銃弾を取り出し、修復する。今度からこの人が打たれても心配しないようにしよう。即座に勝手に修復するのに、心配するのは、馬鹿らしい。
「でも、もうこれは使えないね。」
それから、銃弾が発砲されることは無かった。
「消えましたね。」
「あぁ、早く萩野を呼べ。これがばれたらいろいろとまずい。」
「どういうことですか?そのばれたらまずいなことは?」
後ろに水城先輩と、風間先輩、榎木園先輩がいたがいた。
「田井中君は?」
「失神しました。では、先ほどの質問の回答をお願いいたします。」
冷静に榎木園先輩が言った。
「国家秘密です。それ以上の立ち入った質問は規則によって禁止されております。」
それに対しては冷静に、感情をこめず、これは自分の意志ではありませんよ感を出す。これにより普通の人はそれ以上何も言わなくなる。
「じゃぁ、公安ですか?」
「国家秘密ですので、返答できません。」
榎木園先輩はあからさまに眉を顰め、にらみつけてくるが、普通に国家秘密なので答えることは禁止されている。
「早く萩野を呼ばないと。地元警察がもうそろそろ動き出すぞ。」
「分かりました」
スマホをいじり、萩野さんの電話をかける。
「井の中の蛙」
『それはいいから、どうした?』
「北上先生が‥‥」
『北上?‥‥あぁ、〘医者〙か。了解した。』
3秒後、見たことのない魔術師とともに僕の袖から萩野さんが登場してきた。
「よくもまぁ、やってくれたねー。あの〘科学者〙が。まぁ、今はそれよりやるべきことがあるな〘清掃〙」
萩野さんが更衣室の方を見ると、更衣室が消えた。長い銃の方を見るとすべてが消えた。銃弾の方を見ると銃弾が消えた。それからスマホを取り出し、スマホを見て何かを消した。
「ちょっと‥‥」
榎木園先輩が萩野さんに突っかかる。
「なんだ?更衣室が壊されたことにご立腹ならば、金は払う。好きなように建て替えればいい。いくらだ?」
「教えてください。何が起きているかを‥‥。」
「いずれ分かる。」
「いま!教えてください。」
「ここにいる全員のうち、幸人と北上を除く人の家族も何もかもが、社会的にも物理的にも死ぬ。いや、殺さなければならなくなる。それでも聞く?」
ポケットから。折り畳み刀を出しながら萩野さんはそういった。
「やめておけ。こいつはやるといえばやる。知っても意味がないことだ。それに、いずれ分かる。」
北上先生が榎木園先輩を制する。まぁ、事実である。萩野さんに歯向かって、組織から逃げようとした奴は殺された。みんなの前で、ギロチン台の上で。
「でも‥‥」
「やめておいた方が賢明ですよ。僕が彼女には向かっても、勝てる見込みはほぼない。ましてや、先輩たちが勝てる見込むはゼロです。」
「榎木園、やめておけ。」
風間先輩からすらもストップがかかると、榎木園先輩はそれ以上何も言わなくなった。
「で?いくらほしい?今回巻き込んだのはこいつが原因だから、上司の私が支払うよ。」
「いいですよ。私からしたら、はした金ですから。」
「ありがとうございます。では、BBQの続きでもしていただいて結構です。」
萩野さんはそう言って、〈ガルス〉の持ってきた荷物と、〈鳩〉とともに帰って行った。
「あんなやばいことあって、そっから『では、BBQの続きでもしていただいて結構です。』って。相変わらずの狂人だな。」
北上先生はケタケタと笑ってそういった。はっきり言って笑える内容じゃない。萩野さんについてはもともと、狂人だとは思っていたが、襲撃された後。しかも、敵は行方不明。力も未知数。それなのに『BBQの続きでも』は狂人の中の狂人。ピエリストを超える狂人かもしれない。そもそも、今の状態でケタケタ笑える北上先生も十八分すぎる狂人である。
コメント
1件
うわああ第22話もめちゃくちゃ熱かった!!🔥🔥 北上先生が頭ぶち抜かれて即修復するシーン、マジで狂人すぎて笑ったけどカッコよすぎた😂💕 萩野さんの「何があっても守れ」の圧と、最後の「BBQの続きでも」の温度差やばすぎて震えた…! 次どうなるの?!続きが待ちきれないよ〜!!🌸✨