自己満作品

殴り書き

意味不

黄）りいぬ勝手に外出ちゃだめって言ったでしょ、！

赤）言ったっけ

紫）言いました、ほら体冷えるから早く中入って

赤）ちょっとくらいいいじゃん、

いまにも折れてしまいそうなほど細い手足

光を受けてこなかったようなほど透き通る白い肌

光を失ったオッドアイの瞳

目を合わせようにも合わない

君の瞳は一体何処を見ているのだろう

赤）けほっ、ぅ…はぁ″っ…

黄）ほら、咳出てきた、そろそろ戻るよ

ベットに寝かせて、温かいホットミルクを用意する

次に目が覚めた時には笑っているといいけど

紫）ぁ、

部屋を覗くと、りいぬくんの腕は真っ赤に染まっていた

君は無表情でただ手を動かしていた

紫）りいぬ、くんっ、駄目、辞めて…

赤）…

今日は簡単には離してくれない

何も言わないまま、ただ握る手を緩めてはくれない

桃）離せ、りいぬ

紫）さとみくん、強引にしちゃ駄目

桃）だって、

桃）…りいぬ、お願い離して

目の間にいる君が簡単に壊れてしまう

だから乱暴に扱わないようにと教えているが、乱暴にしないと駄目な時もあるのだ

赤）…ん″、ぐ、？

突然現れたるぅとは手馴れたように君の口に錠剤を流し込んだ

君は力が抜けて、手からカッターが落ちて、

小さな寝息を立てながら肩に倒れてきた

黄）睡眠薬、さっき寝てなかっただろうから

持ってきた包帯で簡単に君の腕を手当する

ぼろぼろになってしまった腕を悲しそうな表情でそっと撫でる彼

その動きに俺らは胸が詰まるような感覚に陥る

全部、いや全部とは限らないが俺らのせいだ

誰からも愛されている君が気に食わないと凡人たちは言った

その凡人たちの中に俺らもきっといただろう

君の幼なじみなのに黒い感情を抱いていた

いつしか距離を取っていた

それに君なら俺たちがいなくてもやって行けるだろう

凡人たちの中に手を出す人がいた

少し殴られるくらいだ、きっと大丈夫

だと思っていたのに、

黄）り、ぃぬ、！！

赤）…なんで止めるの、貴方たちには関係ないですよね

距離を感じる話し方に、全てを諦めてしまった瞳

俺らが見て見ぬふりをしたから、君がここまで壊れるとは思わなかった

青）まだそっちに行かないで欲しい、

青）もう少しだけ、僕たちと一緒に居てっ、

橙）昔みたいにまた遊ぼうよっ、

その日からりいぬを守ることを誓った

暴力を振るう同級生も精神的虐待をしていた両親からも遠く離れた場所にりいぬを連れていき、閉じ込めた。

1度傷を負ったものはそう簡単に治らない。

そんなのわかっている。

治せたとしてもきっとそれは本当に治せたとは言えない。

赤）ひゅっ、、ぁふ、はぁ、、ぁ

橙）魘されてたよ、大丈夫、？

赤）お母さんっ…

橙）…何言ってるん、りいぬにお母さんなんかおらんよ

赤）…でも、りいぬって、

橙）俺ともう1回寝よっか、目閉じて、大丈夫

現在行方不明の赤崎______

青）へぇ、警察に言ったんだあの人

紫）ちょっと、ニュース番組付けないで

青）ぁ、ごめん

青）ちょっと気になっただけ

桃）りいぬが見たらどうすんだ

青）はいはい、気をつけますよ

黄）体調どんな、？

赤）大丈夫

黄）…熱は無いみたいだね

黄）でも今日は安静に寝ててね

赤）外に咲いてるあの花見たい

黄）…少しだけだよ

赤）何がしたいの

黄）…なんのこと？

赤）とぼけるなよ

赤）俺を助けて、優しくして、お世話して

赤）あの時の罪滅ぼしのつもり？

黄）…それも少しあるよ

黄）でも、僕たちりいぬのことが大好きなんだ

黄）りいぬが想像しているのよりも重いくらい

黄）…もう中に入ろう、また体が冷えて風邪ひくよ

続かない

暗闇で書いてたから誤字あるかも