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それから半年後の2026年の2月12日木曜日にて。場所は東京フリーク区にあるフリーク空港にて
T(19歳)のアメリカ人の親友の男性のクイン(19歳)とその彼女のルシア(18歳)がアメリカフリーク州から東京フリーク区へ飛行機で来日したのだった。しかも、クインの家族の日系人家族のクロイ家も来ていた。家族はクインの養父のザット・クロイ(43歳)と養母のブリーズ・クロイ(42歳)。さらにはワダツミとダイダラボッチとサスクワッチの血が入った230cmある土佐弁を喋る執事のワダツミ(30歳)がいたのだった。
ワダツミ「T。なんちゃあ、久しぶりぜよ!」
T「ワダツミさん…あとクインさんにルシアさんまで…ルシアさん、お久しぶりです。映画観ました!!本当に面白かったです!!」
ルシア「まあ何ともねぇよ。思い通りに演技ができて、映画が日米で大人気になったそうだな。そう言えば、ソー・ハイン(20歳)とムラクモ(19歳)が付き合ってるそうだな。」
T「そうみたいですね。」とトホホ感を出すのだった。
クイン「あとソー・ハインの5歳年上の兄ちゃんのイェ・ウェイは白鳳ミンリと付き合ってて似た者同士カップルじゃん!しかも俺とTそっくりじゃん、言動が。」
T「そう言えば、クロイ家も一緒ですよね?クインさんのお父さんとお母さんもどう言ったご用件ですか?」
ザット「親戚の黒井家の4年に一度の『神楽』を披露するんだよ。本家の黒井家の家長のコウモリと一緒にね。」
Tの心の声「隠れキリシタンの子孫って言ってたな、黒井家は。私の一個下でルシアさんと同い年の一人娘のカラスさんに会うってことか、クインさんは。血は繋がってないけど、クインさんとカラスさんは親戚関係になるんだよな。」
ブリーズ「そなたも一緒に来る?」
T「いいえ。私は先生になるためにアパートで勉強して来ますから。そうだ。一緒にランチしません?わざわざ東京フリーク区に来たのですから、私の方からおもてなしをさせて下さい。」
ザット「どんな店なのかい、T君?」
T「スーパーフリーク料理店ですね。サメ肉やタヌキの肉と言った一般社会から見てゲテモノ料理なので。」
ワダツミ「サメ肉か?わしの遠い先祖が住んでた土佐の北の地域だとサメのことをワニと言う言い方があると聞いたことがあるぜよ。」
T「ええ、有名な話ですよね。でもその緑の恐竜みたいなゴツい方のワニの肉も出てるんですよ?」
ルシア「タヌキ?そう言えばT。日本の妖怪の一種だと聞くが、実在してるようだな?調べてみて思ったけどな。」
T「ええ、そうなんですよ。よく海外の人たちからはそのように言われることが多いんですよ。」
Tの心の声「昨日2月11日のムラクモさんの19歳の誕生日を祝えてよかったぁ。彼の彼女のソー・ハインさんも同席してくれて、3人で楽しめて良かったぁ。ムラクモさんの大好きな色の青色のホールケーキで一緒に食べたから最高だったぁ。ムラクモさんはいつも青色の着古した和装を着てるからなぁ。あとムラクモさんのペットのタランチュラとソー・ハインさんのペットの1mのトビズムカデ(名前は厩戸王)が一緒に喋ってくれて無事に祝えたぁ。」
スーパーフリーク店を訪れた。
ルシアはその店でタヌキのハンバーグステーキを食べ、その彼氏のクインはピンクのバッタ料理を食べるのだった。ワダツミはサメ肉を頬張り、クインの養父母のザットとブリーズは一緒にイノシシのベーコンが入ったカルボナーラを食べ、Tは蚕の蛹やイナゴの佃煮、サソリやココナッツワームの丸焼きを食べて、それぞれ日米問わず、フリーク精神を体現しながらお互いを否定せずに楽しんでいた。
ワダツミ「このサメ、えい脂が乗っちゅう!土佐の海を思い出すぜよ。T、おんしのそのワームも一匹くれんか?」
Tはココナッツワームを差し出しながら答えた。「いいですよ。これはクリーミーで、意外とコーヒーにも合うんですよ」
ルシアもハンバーグを口に運ぶ。「フン、悪くねぇなぁ。タヌキも脂が甘くて、私の故郷(フリーク州)の連中に食わせてやりてぇぐれぇだ。あっちでアライグマを食う感覚に近いかもな」
T「ルシアさんって女優の方はどうですか?」
ルシア「自分らしく努力してるよ。フリーク州の映画スタジオはハリウッド映画と違って相手を個人として見てくれるからな。だから、ラテン系というラベルじゃなくて素の自分で演じられるから。」
T「そうっ。ではもしルシアさんがフリーク州以外の州に行ったら**『パパラッチ』**に遭うかもしれないから、そういう懸念もあって故郷でもあるフリーク州の映画スタジオで契約した訳なんですね?」
ルシア「それもそうだな。フリーク州が法律でパパラッチ禁止してるのもそのためだ。ただ日本だとここフリーク区もそうだけど、パパラッチはあまり聞いたことがねぇけどなぜだ?」
T「日本は場所にもよりますが、きっと他人のプライベートを大切にする和の精神が強いからだと思いますよ。例え、有名な海外のアーティストがいたとしても声はかけずに静かにそおっとしとくと思いますよ。ただ、フリーク区以外の場所だと有名な俳優さんやモデルさんを目撃したとしても誰かがSNSに投稿するくらいだと思いますよ。帽子やマスクにサングラスをかけたとしても。特に歴史的に見ても、プライバシーの保護がこれほど徹底された自治体は珍しいですよ」
Tの心の声「アメリカフリーク州では隠し撮りをしたパパラッチは、罰金だけでなく、一ヶ月間『目立つ色の全身タイツ』を着て生活しなければならない刑に処されるらしいからなぁ。(=撮られる側の気持ちを味わわせる)
けど、私と同い年で施設仲間だった美澄エカチェリーナっていう人はよく一般社会の渋谷区で女優業できるよね。192 cmという目立ちすぎる身長を持ってるから例え地味な格好して隠してもSNSで隠し撮りされて投稿されるというのに?しかもフリーク区にも芸能事務所あるのに?」
クイン「ルシアさんっていうハニー連れて来日できて良かったぁ。子どもの頃両親連れて東京に行ったくらいだったから最高!!やっぱりフリーク州の姉妹都市の東京フリーク区は一番だ。」
Tの心の声「そう言えば、テレビのインタビューで見たな。エカチェリーナはフリーク区の芸能事務所には行かない理由について、自分の存在を知らしめて異名である女帝らしさをアピールするためだと。小中学校時代はクラスのマドンナとして見世物にされて生きづらかった彼女はそれを武器にしてるってことだよな。彼女にとっては私が唯一の男友達だったよな。今思えば、卒業式の日に彼女に中卒だと嘘ついてフリーク区へ逃げてひとりぼっちにさせたな。」と考え込むようになった。
コメント
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美月ゆめかです🌸 第36話読み終わったよ〜! クインとルシア、クロイ家が来日して交流するシーン、めっちゃアットホームでいい雰囲気だった🥺💕 特に「サメ肉」「タヌキのハンバーグ」「イナゴの佃煮」とか、フリーク精神あふれる料理をみんなで楽しみながら否定しない関係性が素敵すぎる…😭✨ あとTの心の声で出てきたムラクモくんの誕生日エピソードと、美澄エカチェリーナへの複雑な想いがグッと来たよ。登場人物みんな個性的で、もっと知りたくなる〜!黒屋さん、今回も最高でした👏🎀