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おまけ(だいよんかい)
“夢主が純粋すぎたら” でぅえす。
(とにかく色んな人に西川への返事がどんどんたらい回しされていきます)
三人称side
合同練習の朝、西川は烏野1年生ズと練習しながら雑談していた。そこから事件が始まる。
『ねーねー!ちょっと相談がありまして!』
日向「おー?珍しいな!なんだ?!」
『私ね、一昨日久しぶりにいとこに会ったの!で、その子小学生なんだけど!』
月島(なんか嫌な予感・・・)
『”子供ってどうやって作るの?”って聞かれたんですよ!』
衝撃の爆弾発言をする西川。無自覚である。
月島「?! ケホッ、ケホッ、はあ?!!」
思わず咳き込んでしまう月島。
西川以外の3人は耳が真っ赤になる。
日向「にっ、西川っ?!」 影山「は・・・」
『え?!月島くん大丈夫?!』
月島「大丈夫じゃないのは君の頭ね!!」
月島「なに女子が男3人にそんな話するわけ?!意味不明!!」
『え、えぇーと・・・!相談はこれからで!』
『お恥ずかしながら、私も分からないの、』
影山「・・・おい、もしかして」
『あのー、子供ってどうやって作るの??』
3人「はあ?!」 『ビクッ』
真剣そうな顔で聞いてくる西川。決して冗談ではないことが問題である。
月島「なっ、習ったでしょ保健で!!💢」
『そ、それが分からないのだ・・・』
影山「おっ、お前・・・!!///」
いつにも冷静な2人が非常にうろたえていることに混乱する西川。
『え、な、なに?!どうしたの?!』
月島「え、もう、ほんとに??」
『なっ、なによー!!教えてよー!!』
月島「まじで無理。」
月島(言えるわけないじゃん、!!)
影山「おっおい日向ボケェ!(小声)」
影山「お前が1番通じやすそうだからなんとかしろ!!(小声)」
日向「えっいやむりむりむり!!(小声)」
『じゃあ日向ー!教えて!』
日向「えっ・・・・・あっ!キッ、キス、とかじゃ、なかったかなあ!!!」
月島(さすがに無理あるくない??)
『え?!そうなの?!すご!』
月島(・・・信じるんだ)
日向「あ、え、でも違う可能性も捨てないで欲しいって言うか・・・あの、」
日向(なんて言えばいいんだよー!!)
混乱の末、日向は近くにいた菅原さんの腕を掴んで連れてきた。
日向「スンマセンっ・・・菅原さん・・・!」
菅原「えっなになに??」
『あ、菅原さん!子供ってどうやって作るんですか?』
菅原「ちょっ、はっ・・・?!」
好きな子の大爆発発言。菅原も1年同様耳まで真っ赤になる。
菅原「え、えーーーー・・・とね、」
菅原(状況は理解したけどイッチmmも答えが出てこねぇ・・・!!!)
日向(ごめんなさい菅原さん・・・)
菅原(か、かくなる上は・・・!)
『え?どこ行くんですか?!』
菅原は覚悟を決め、西川の腕を掴んで音駒の方へ連れていった。
黒尾「ん?ナニナニ」
菅原「えーーーっとですね、」
菅原「に、西川が子どもの作り方を知りたいらしいので、教えてあげてね♡」
『え?!菅原さん?!』
菅原(あとでなんか奢ろう・・・)
状況を説明しガンダで逃げる菅原。その場に西川は置いていかれた。
菅原の説明を聞いて、みんな固まっている。
(もー!!菅原さんめ・・・!)
『あ、あのー・・・』
黒尾「お、お嬢さんさっきのはガチ、?」
『え、あ、まあガチ・・・です!』
『なんかみんな教えてくれなくて・・・!』
黒尾(そりゃそーでしょうね・・・)
灰羽「え?!西川知らないのか?!」
孤爪「リエーフ今は黙ってて。ほんとに。」
夜久「に、西川保健の授業でやったろ、?!」
『えっ・・・??』
黒尾「ダメだこれ、ほんとに分かってない」
夜久「ど、どーする、?ストレートに伝えるのは俺無理だ。(小声)」
黒尾「俺だって無理ですよ・・・!(小声)」
黒尾「研磨くんは・・・」
孤爪「絶対無理。一生恨むよ(小声)」
黒尾「デスヨネー」
『? 皆さんどうかしましたか?』
黒尾「え、あ、んーーー・・・」
黒尾「・・・よし、もう仕方がないってことで」
『な、なんですか?!』
自分たちでは無理と判断した黒尾は、菅原同様西川の腕を掴み梟谷の方へ連れていく。
黒尾「ハイちょっと失礼」
赤葦「? 黒尾さんどうかしましたか?」
木兎「おー!西川!!」
黒尾「あのー・・・この子、子どもの作り方知りたいらしいから、教えてあげて・・・」
そう言い逃走する黒尾。
またも置いていかれる西川に真っ赤になって固まっている木兎。冷や汗をかく赤葦。
『え、えへ、あのー・・・』
(なんでよりによって梟谷・・・!いい人は多いけど話せないよー・・・!!)
赤葦「・・・・・・」
赤葦(非常にまずい、どうするまず直接的に言うのは無理だかといって他の方法も・・・)
全力で思考をめぐらせる赤葦。
赤葦「・・・・・・ゆりさん。」
『あっはい!なんでしょうか?!!』
赤葦「出来れば昔からの、仲がいい人っているかな?今すぐ会話が出来る人で」
『あっ、え・・・まあいますよ、?!』
赤葦(よし・・・)
赤葦「じゃあ、その人に聞いみて。きっと教えてくれるよ。」
『そ、そうなんですか?!』
赤葦(ゆりさんのそんな親しい友達は同性だろう・・・恐らく、) 「うん。」
『あ、ありがとうごさいます!それでは!』
そそくさと退散する西川。
なんとか耐えた赤葦はその場で真っ赤になりしゃがみこんだ。
赤葦(あれで良かっただろうか・・・)
木葉「お前はよく頑張ったよ・・・ほんとに」
<ピコン> 角名「ん?」
部活がオフの日、西川の幼なじみである角名倫太郎のスマホに1件の通知が来る。
〖倫ちゃーん!ちょっと時間平気ー?!〗
角名(・・・!ゆりちゃんから来るなんて、)
角名は急いでスマホを持った。
【珍しいね。平気だよ。】
〖ありがとー!質問がありまして!!〗
〖子供ってどうやって作るのー?!〗
【え、は】 【え??】
角名(想像の斜め上すぎるんだけど・・・)
【ちょ、何聞いてるか分かってる?】
〖? 分からないから聞いてる!〗
角名(・・・ダメだ、ガチでわかってないやつ)
10年ほどの付き合い。角名はすぐに事の重大さに気づいた。
角名(でも、俺に頼ってくれたのすごい嬉しい・・・他の人に言ってないよね??)
【ゆりちゃん今電話出来る?】
〖ちょっとだけなら!でもなんで?〗
【文字として残したくないから】
【俺が子どもの作り方教えてあげる。】
〖え!ありがと!!〗 【かけるね】
そこから数分間、角名はなるべくマイルド目に子どもの作り方を教えた。
角名「・・・って感じ。ゆりちゃん分かった?」
『うーん、あんまりよくは・・・』
『でもとりあえず人にあんまり話すことじゃないってのはわかった!』
角名「まあそこだけ分かればいいや」
『ありがと倫ちゃん!』
『ていうか倫ちゃん声低くなった?前電話した時より低い気がする!』
角名「え、まじ?」
角名「自分じゃよく分からない。」
『かっこいーから大丈夫!』 「・・・・・・」
角名(あーー・・・もうほんとに、)
角名「ゆりちゃんの声も可愛いくなってる。」
『え?!えへへ、ありがと!』
(相変わらず女たらし感すごい・・・)
『あ!先輩に呼ばれてるから切るね!』
角名「ん、家に帰ったらまた電話しよ」
角名(もっと話したい・・・)
『いいよー!楽しみ!』
角名「俺も。じゃあまた後でね。」『はーい!』
そう言って電話を切る角名。
とりあえずなんとなくだけどわかって良かったね西川!
(その後西川は色んな人に謝罪とお礼に行って角名は楽しみすぎて時間の流れがすごく遅く感じていたようです。)
月島「もう二度と聞かないで・・・」
終わり.