TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

いれいすの病み

一覧ページ

「いれいすの病み」のメインビジュアル

いれいすの病み

4 - 4 黒 (君がこの世に居ないのならば)

♥

121

2023年01月26日

シェアするシェアする
報告する

俺は、人に愛されたかった。愛していたかった。好かれるためになんだってした。嫌いな奴にも愛想振りまいたし、いつも笑顔で、何言われても笑っていた。それが皆の知ってる゛俺゛だ。でも本当の俺は、笑いもしない感情の無い人形だ。生きる意味を見いだせなかった。俺が『生きる意味』を探していた頃『ネット』の世界を知った。ネットは俺の人生の支えとなった。ネッ友も出来たし…幸せだ。俺にはネッ友の中でも1番信用してる奴がいた。そいつは病んでて毎日のように『死にたい』と言っていた。俺はそいつをただただ見守ることしか出来なかった。

ネットの世界に居られるのは所詮夜だけ。昼間は学校だ。行きたくない…行きたくないが行かなければならない。

「ふぅー」

「おはよ〜」

「ニコッおはよっ」

笑顔は、ちゃんと作れているだろうか。そんな事を考えながら会話をする。そんな事を毎日繰り返す。朝起きて、飯食って、学校に行って、笑って、家に帰ったらネットの世界。何の変哲もない普通の日々。幸せだろうか?そう聞かれた迷わず「はい」と俺は、答える。だって俺の繰り返す毎日は人から見たら幸せなのだ。だから「はい」と答える。自分の事を不幸だとお思って人からされ嫌な顔をたくない。俺も所詮人間少し心が痛む。

ガラガラ

「おはよう♡ニマッ」

憎悪がする

「おはよう…ございます」

「今日も放課後…ね?」

「はい」

こいつは、俺を虐めている張本人。みんな俺虐められてる事っ知ってるせに誰も助けてはくれない 。みんなみんなあいつに虐められたくないから何もしないのだ。








「お待たせニコッ」

「ゾクッ」

「…はい。」

地獄の始まりだ。こいつが満たされるまで俺はこいつのサンドバッグだ。

「ドンッ」

「あ゛がっ」

「ドンッ」










やっと終わった。痛かった。苦しかった。家に帰ったらネットそう思うと不快な気持ちは無くなった。


仲良いやつとの会話画面が映る。

いつも投稿しないあいつが投稿してる。めずらしいなwとか感じながら開いた画面は俺の想像をはるかに超えるものだった。







「さよなら。皆さんそしてありがとう。」

絶望の感覚がした。こいつが居なくなってからの俺に生きる意味…価値はあるのだろうか?俺も死んでしまおう。そんな考えが頭をよぎる

どうせなら全部壊してから…。そうだよな。申し訳ないもんな。復讐しないで死ぬなんて、ふはっw俺も狂ってるなw実行は…そうだ。明日だ。きっと…いい物になるだろう。あいつとは同じところ行けないな。あいつは天国、俺は地獄。w追い自殺かぁ。ロマンチックだなw




包丁はあっただろうか…。どうせ殺すのだ。死ぬのだ。だから最後は学校のやつらに見届けてもらおう。どうしたら見てもらえる?あいつを人質にとる…。それがきっといいだろう。


「おっはようござーいますっ!」

皆がびっくりしている。こんなに元気に挨拶したのは初めてだ。これも…最初で最後だ。

「おはよぉ?♡」

来た…。あいつが…来た。そうだ。今あいつを人質にとるチャンス。ナイフ…ある。やるしかないっ!

バッ

「俺の声が聞こえるヤツらは全員動くなっ!」

みんなきょとんとしている。何が起こったのか分かって恐怖の顔を浮かべてるやつもいる。いい気味だなw

「お前らが動いたら、こいつを、殺すっ」

「はっ?!何すんだよっ!離せよっ」

グサッ

「いだっ」

腕を刺す。これで分かったであろう。クラスメイト達はこのナイフが本物だと分かるとたちまち顔の色を変えた。

ポタ…ポタ…

血が垂れる音が教室に響く。ここで殺してはつまらない。この学校中が俺に…俺の存在に気づくように。

「やっやめてくれよ…。今までやった事は謝るから…。まだ俺は死にたくないんだっ…。」

「お願いだっ」

うるさい…。うるさい…。自分が悪いのに俺に命乞いするな…。醜い…醜い…。

グサッグチャッ

「ぎゃぁぁぁぁ」

あ…殺しちゃった…。まぁ目的は…果たしたし…俺が死ぬだけ…。

グサッ

短かったな。この命…wんぁ。ぼーっとしてきた。そこで俺の意識は途絶えた。一生起きることの無い。闇の中へ。落ちてゆく。









頑張って長くしたつもりです!死ネタです。お話まじで思いつかんかった。思いつきで書いたから変かも。








この作品はいかがでしたか?

121

コメント

4

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚