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私はもうこの世界が嫌だ
世界が終わればいい
実家で飼ってるこの猫にでも
なれればいいのに…
もう嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
誰か…
💗「…あれ、ここは、?」
いつもと違うのはひと目でわかる。
周りは真っ白で本当に何も無い。
明かりも太陽も無いのに明るいし
いつも頬をかする風すらも吹かない
何故だろう
私は開放されたような気がした
もう自由なのか?
そう思った直後、
💗「…?なにか見える…」
もしかして…
人間?
私以外にもいたのか?それなら良かったけど…
…こちらに段々と近づいてくる
もしかして天使か?
私を迎えに来てくれたのかもしれない
だがイメージとは違った。青いんだな。
猫みたいだし…
💙「やあ、君、どうしたんだい?」
…あれ、天使じゃないかも?
猫、?全身が真っ青だし違うかも…
人間?日本人?言葉が理解できる。
だけど猫耳が生えてる…
💗「あ、、あなたは誰でしょうか…?」
私は目の前の青いネコに怯えながらも話しかけた。
💙「ああ。僕のなまえはティーチくんだよ。」
💙「君は何をしにここに来たんだい?」
💗「あ…えっと、、気づいたらここに来てて…」
💙「そうなんだね。ここは僕の部屋だよ」
どうやらこのネコは『ティーチ』という名前らしい。が……
え?ティーチさんの部屋…?
こんなに真っ白な部屋なんだ…不思議。
💗「…部屋は模様替えしないんですか?」
💙「僕はこの白い部屋がいいんだ。魅力的だよね。白って。」
💗「へぇ、そうなんですね!」
💗「…ところで、ティーチさんって青くて喋れて猫みたいで不思議ですね〜…」
💙「ん?それをいうなら君もピンク色の耳で、喋れてるじゃないか。」
💗「え?!」
私は急いで自分のカバンに入っていた手鏡で自分を見る。
💗「ピンク色で猫耳が生えてる…!?」
💗「な、なんで?」
💙「別にココでは普通の事だよ。みんなも同じような姿だよ。不思議に思うことは無いかな。」
みんな同じ姿?!…
もしかしたらココに居たら私も本当にネコになってしまうかもしれない。…いいや、絶対になってしまう!ココから出られなくなってしまうかもしれない、そんなの、やっぱり嫌だ!!
ここから逃げ出したい。開放されたなんて、そんなこと無かった!元の世界の方がよほどいい!!
💗「ココから出して!!元の世界に戻りたい!!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!助けて!!出せよ!!」
💙「ど、どうしたんだい!いきなり怖いよ…大きな声を出さないでおくれ…」
私が大きな声を出したのでティーチが怯えている。 そんなことはどうでもいい。
💗「こんな姿嫌だ!!逃げたいに決まってる!!嫌だ!本当…に…」
💙「…自分の姿にびっくりしちゃったのかな。ねえ、コバヤシくん。この子どうしようか。」
他の世界からやってきたらしい女のコが怒鳴り疲れたのか、ぐったりしている。
❤️「……別に。どっかに置いとけよ。こいつうるさいんだよ。どうにかしてくれ、ティーチ。」
💙「びっくりしちゃっただけなんだ。そんなに言わないでおくれよ…。」
やっぱりコバヤシくんは怖いなあ
私は目が覚めた。
私の目には暗い画面から白い画面に変わったように見えた。
青いネコは、私が起きたことに気づき、こちらに近づいてきた。
💙「…やっと起きた!大丈夫かい。僕が見える?」
私は先程起こった出来事が思い出せない。
💗「…はい、見えます……あの、申し訳ないのですが、私には先程何があったのでしょうか…思い出せなくて…」
💙「うん、大きな声で怒鳴っていたり、叫んだりしてたね。喉は平気かな。」
私は衝撃的だった。私にそんなことがあったのか。信じられない。
💗「え…っと、本当にそんなことがあったのでしょうか…本当にあったのなら本当に申し訳ないです…」
💙「うん。大丈夫だよ。最近この部屋に来ると、皆んながおかしくなったりしてるから、そのせいなのかもしれないね。」
💗「そんなことがあるんですね…だから私もこうなったのか、」
💙「……うん、コバヤシくんも、狂ったりしている人をよく見るって言ってるよ。」
ん?
💗「言ってる?言ってたじゃなくて?」
💙「? 別に間違っていないよ。コバヤシくんが今言っていたことだからね。」
急にティーチさんの言っていることが理解できなくなった。 言っていた?今?
💙「ほら、そこにいるじゃないか。コバヤシくんが。……あぁ、ごめん、人に指をさしちゃいけないんだよね。」
一体誰と話しているのだろうか。
少し考えてみると背筋が凍ったので考えるのをやめた。
この世界の人はおかしいのだろうか。
私は来ては行けない場所に来てしまったのだろうか。