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十五章 人質
「俺は日本を倒さないといけないのか…」
あまり乗り気ではないアメリカに、日本が襲いかかる。
「うおっ、あぶね~…」
ギリギリ避けたアメリカは、日本の刀を撃とうとする。
しかし、そうはいかなかった。
日本とロシアが逃げたのだ。
「…へ?」
アメリカは呆然としている。
「待ってください、ロシアお兄!」
ベラルーシが追いかけようとしたとき。
日本とロシアはナチスとイタ王を持って戻ってきた。
「oh…人質…ってことだよな?」
十六章 覚悟
「うわああああああああ!まだ死にたくないんねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
イタ王がギャンギャン叫んでいる。
イタ王を人質にしているロシアはイタ王の叫びにうるさがるようすはない。
(ioの叫びに反応しない…多分洗脳だね)
実はイタ王の叫びは演技だったのだ。
「これ…」
意味あるのか、と言いそうになったナチスはイタ王の叫びに耳がイカれた。
その時だ。
「すまん日本!」
というアメリカの声が聞こえた。次の瞬間。
パアン!
銃声と共に、日本とロシアが倒れた。
アメリカが日本を、イタリアがロシアを撃ったのだ。
「…いい気分ではないんね」
「イッヒ、5617のとこに行く」
「okだせ」
「ごめんなさいね、お兄。後で手当てしますから」
ベラルーシはそう言って自信の拳銃とロシアの拳銃を交換した。
「…おい、米国。どこを撃った?」
「肩」
「まあまあの位置なんね」
少し雑談をしていたとき。
「親父!戦線離脱してくれ!コイツら任せたいんだ」
「まあいいでしょう。ついでに日本さんとロシアさんも」
四人を抱え、イギリスは戦線離脱した。
十七章 倒
ほっとしたのも束の間、がしゃんという音が鳴り響く。
その方向を見ると、ソ連とフランスが倒れていた。
「親父!コイツらも避難させろ!」
「ええ」
ソ連とフランスが戦線離脱。
その時だ。
日本が急に立ち上がり、ベラルーシを襲った。
それを庇ったのがアメリカだ。
ザシュッ!
アメリカのからだが切りつけられる。
「アメリカさん!すみません、わたくしの不注意で…」
「いいから、戦わないと」
カナダは、日本に背を向けて走った。
「ベラルーシさん!兄さんを頼んだよ!」
十八章 危険
そう言って5617に向かって斧を振り下ろす。
がしゃっ!
斧が5617の右腕を落とす。
その時。
「あれ…ここって…」
ロシアが自我を取り戻したのだ。
「じゃあ…僕が左腕も落とせば…!」
カナダはもう一度斧を振り下ろす。
しかし。
グサッ!
「っあ…ガハっ」
カナダの腹にナイフが刺さる。
カナダはそのまま倒れた。
「親父!カナダを…」
「わかってますよ!」
すぐにカナダを避難させ、手当てを始める。
「アメリカさん!前!」
アメリカは日本に斬られた。
しかし、そのまま立っているアメリカはなんともないような顔をしている。
「ベラルーシとドイツ!5617を倒しにいってくれ!」
アメリカが指示を出し、戦いは激化していく。