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小川Side



震える身体を後ろから抱き締める。幾度となく射精を遮られた藍の身体は熱く火照っていた‥


「ちゃんと言えたじゃん‥‥いい子、」


涙を零す藍を慰めるように頭を撫でる。


腕を拘束してる状態では‥俺が抱こうと思えば容易にできるだろう。しかし、そんな事はしない。抱いて欲しい‥と藍に言わせる事が重要だから。


藍自身で求めてきてくれないと意味がない‥





そして‥うつ伏せの状態の藍の腰だけを強く引き寄せた。双丘に触り押し広げ、凝視するが藍は無抵抗のまま。

ずっと解してただけあって、すんなりと俺の指を飲み込んでいく。

出し入れする度にローションが泡立ち、入り口が誘うような動きを見せる。



「エロいな♡癖になりそう‥」


堪らず声に出してしまう。でも仕方ない。俺の指の動きに合わせて‥藍の腰も淫らに動いていたから。

あんなに嫌がっていたはずの藍が、俺の指で快感を得ようと腰を振る‥


求めていた光景に思わず顔がニヤついてしまう。


そろそろかな‥。頃合いを見て、指を引き抜くと、 その瞬間、”あっ“という可愛い声が耳を震わす。


「くすっ、今、抜いて欲しくなかった?」


耳元で囁くと、嫌々と首を振る。身体は快楽に飲み込まれているのに必死で抗おうとする姿に‥


滅茶苦茶にしてやりたいという衝動に駆られてしまう。

それが、どれだけ藍の心を傷つけてしまうことになるのか‥


その時の俺には気付く事すら出来なかった。



すでに屹立している自分のモノを、藍の双丘に当て擦り付けると、藍の腰が揺れる。無意識だろう。

十分に解れたそこは、俺を受け入れる準備は出来ていた。


しかし、


わざと、入り口付近を擦り、藍から受け入れてくれるのを待つことにする。


今の藍に我慢が出来るだろうか‥


そう思うが‥思いの外‥すぐに藍は音を上げた。


「も‥無理‥はや‥く‥」


上擦った声で俺に助けを求める。その声はどんな声よりも甘ったるい。


「挿れて欲しい?なら、言って?」


入り口を先端部分でツンツンと突くと、涙目の藍の目からまた涙が溢れる。


「も‥挿れ‥て‥」


震える声。か細く聞こえる欲情の声にさらに興奮してしまう。しかし、もっと藍から欲しがって欲しいと‥その要求は高まるばかり。


「藍‥自分から挿れてみて?ほら?ここにあるから、自分でやってみ?」


自分のモノをピタッとくっつけると、そのまま動かず藍に動くように指示してみせる。その要求に応えるように藍の腰がゆっくりと動きだす‥


が、なかなか入らない。体勢に無理があるのか‥

しきりにお尻を揺らすが挿れる事が出来ない。


「仕方ないなぁ♡」


上手く挿れることも出来ない不器用な藍を愛しく思いながら‥無防備な背中に唇を吸い寄せ、先端をグッと強く押し込む。


「あっ‥‥‥」


圧迫感に藍が息を呑むのが伝わる。ぐぷっ‥と卑猥な音を立てて先端部を飲み込んでいく。


「はぁ‥あったか♡ほら、後は藍が動いてくれるだろ?」



まだ先端部分しか入っていないのに、息を荒げる藍の髪を後ろから鷲掴みする。少々、強引だが‥藍の顔をよく見たかった。

乱れている藍の顔を‥


無理な体勢で上体を起こされ、藍の口から悲鳴が漏れる。




「痛っ‥む‥り、動け‥へん‥」


縛られた状態ではやはり難しいか‥赤い顔をした藍が苦しげに首を振る。やむなく、拘束していた腕を解く。抵抗の意思はないだろう、そう思ったから‥


自由となった両腕をベッドにつけて藍が深く息を吐き、身体の力が抜ける‥その瞬間を狙うように自ら腰を深く打ち込んだ。


動くように強要されていた藍にとっては予測出来なかっただろう。

後ろから深く抉られ、鋭い悲鳴が口をついて出る。


「ごめん、待てなかった。はぁ‥気持ちいい♡奥がいいの?すげぇ、締め付けてるけど‥」


自分の欲望だけを追求するように深く打ち込むと、内部がうねり絡みつく感覚に我を忘れて腰を動かす。


やばい‥智さんとはまた違う‥。搾り取ろうとするような内側のうねりに俺自身も酷く興奮していた。


だから‥泣き声のようになってしまった藍に気付かない。


「まっ‥て、ゆっ‥くり‥して‥苦‥し‥い‥」


揺さぶられながら、掠れた声で訴える声が耳を震わせるが‥藍自身も屹立していた為、感じてくれているんだと‥そう信じて疑わなかった。


「藍は煽るの上手だね♡」



俺の言葉に首を振る仕草ですら、甘えているのだと‥そう思い込んだ。だから‥



「ほらっ、喘いでばっかいないで、動いて?」


俺の前で揺れる白いお尻を軽くピシッと叩くが、なかなか動いてくれる様子はない。智さんなら、さらに強く叩いても‥いや、叩かなくても自ら喜んで動いてくれるか‥



どうやら智さんとはだいぶ違う‥


祐希さんが甘やかしているんだろう。全て相手に委ねている‥そんな所が垣間見える。

快楽を欲するなら、自ら求めないといけないことを‥教え込まないと‥



それならとさらに強く腰を動かす。ギリギリまで引き抜き、最奥へとねじ込む。


「やぁ‥‥‥らぁぁぁぁ、」


脱力したように倒れ込んでいた藍がその衝撃を避けるようにズリズリと這いつくばりながら前進する。

無駄なのに‥。俺が腰をしっかりと掴んでいるから、逃げられるわけがないのに‥


せっかく与えている快楽を散らすように身体をくねらせるから、余計に腰を引き寄せ密着する。

結合部分がさらに深くなり、藍が弱音を吐く。


「む゛り゛ぃぃ、離し゛‥て゛‥」


「気持ちいいだろ?ほら♡」


腰の動きを加速させる。揺れる白い身体はその律動に耐えきれず‥白濁を吐き出していた。


「あっ、俺より先にイッたの?これはお仕置き確定だな‥」


「いやらぁ‥イッて‥へん‥」


「人のベッドの上に撒き散らしておいて‥嘘つくなよ‥お仕置き開始な♡」


顔を掴み無理矢理こっちを向かせた藍の唇に舌をねじ込みながらニヤリと笑うと涙でぐしゃぐしゃの藍の顔がさらに歪んだ。


普段は絶対に見ることのない表情が堪らなく俺を興奮させる。

凛々しい瞳が欲情で染まる‥

あの明るい声がよがり声に変わる‥


俺よりも体格も良く力もあるはずなのに、組み敷かれ喘がされる藍に‥どんどんハマる。



ああ‥ほら、お仕置きというワードに震え、嫌だと喚く声も、ほとんど声になっていない。


言葉一つでこうも思い通りの反応を示してくれるのかと心配になるぐらい‥

藍は翻弄されていた。



乱れる身体をひっくり返し、顔を覗き込む。いつの間にか涙と唾液でベトベトになっている顔‥それでも、可愛いと思ってしまう俺も‥すっかり毒されてしまっているらしい。


ほとんど無意識にその顔に舌を這わせ舐め取ろうとする度に、藍が涙を零しながら逃げるように顔を動かす。

しかめっ面。よほど嫌なのが伝わる。


その藍に不意に携帯をわざとらしく見せつける。

目の前で携帯を揺らし、涙目の藍が気付くまで‥。

俺の動きに気付いて‥画面を見上げた藍の大きな瞳が零れ落ちそうなぐらい大きく見開く。


「気付いたっ?」


「なっ‥なん‥で‥」



予想通りの反応に思わずニヤけてしまう。さっきまで赤く染まっていた頬が途端に変わる。



こんなにも効果があるなんて‥。


そう‥。俺が藍に見せているもの‥。

携帯の画面には、ある人の番号が表示されていた。



勿論、相手は祐希さんだ。



「ねぇ、藍、かけてみようか?祐希さんに聞かせて見ない?」


「嫌や!!やめてっ!!」


叫び声と共に藍の両腕が俺の携帯を取り上げようと動くが‥一歩早く、藍の中にねじ込んでいる欲望を強く穿ったせいで、動きが止まる。


「惜しい、あと少しだったな‥」



意地悪く囁いた後‥通話ボタンを押した‥。







結論から言えば、祐希さんに電話など掛けていない。ただ藍がどんな反応をするのかと思っただけ‥


「もしもし?」


と電話を掛けたフリをすれば、藍が途端に声を押し殺す。自ら口を塞ぎ、耐える姿は‥妙にそそられる。


涙目で俺を見つめ、早く電話を切って欲しいと訴える姿は妖艶で、その声を聞きながら会話をするフリを続けた。そのたびに藍の顔が歪む。


だからかな‥余計に意地悪をしたくなる。


無理矢理、中に挿入している陰茎を荒々しく動かすと、そのたびに藍の口から声にならない叫びが漏れ出し‥


弱々しく俺を止めようとする手‥必死で伝えようとする瞳に‥興奮が最大限になり‥



藍の中で欲望を吐き出してしまう。



出しても出しても‥


止まらない。


藍の内部が蠢き、搾り取ろうとしているみたいだ。


勢いに任せ、出した後の余韻に浸りたくて藍の中に留まる。


気持ちが良い‥


全てを包みこまれるような幸福感に包まれながら、携帯を切る仕草を見せつけ放り投げると、藍の身体を弄り顔を覗き込む。


涙で濡れる顔にキスをし、自身を引き抜いた。無意識に藍の内部がそれを留めるように締めるから‥本当ならずっとこのまま包まれていたいぐらいと思えるほど‥



そして、気付く。


藍が声を殺して泣いていることに。祐希さんに電話をしたと勘違いして泣く藍を‥そっと手繰り寄せた。


あやす様に、

泣き止むように‥


それでも涙を流す藍は、枯れることなく泣き続ける気がして‥衝動的にベッド脇に置いていた錠剤を自分の口に入れ‥それを口移しで藍の喉奥に流し込んだ。



試合前の眠れない時に‥と頓服されたものだった 。



得体のしれないものを口腔内に押し込まれ、異変に気付くが‥もう遅い。


「おやすみ‥♡」


そう微笑むと、ゴクリと飲み込んだ藍が不安気に俺を見つめる。



「お‥がわ‥さん‥なに‥を‥」


飲ませたの?そう聞こうと思ったのだろうが‥疲労困憊の藍はいつしか瞳を閉じてしまう。


無防備な姿のまま‥。


時刻は早朝に差し掛かっていた。


長い夜が明ける。そして‥朝が来る。


それは、波乱の幕開けへと繋がる‥


この作品はいかがでしたか?

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コメント

11

ユーザー

試合のある日に見るんじゃなかった…まじで寿命縮むって!! W智大恐ろしい😱

ユーザー
ユーザー

コメント失礼します☺️ 今回のお話もとても良かったです♪ 小川さんの強引なところがすごいなと思ったのと祐希さんに知られたらもっと大変にことになるのではないかと少し気にしてしまいました😊 本当に久しぶりのコメントでごめんなさい🙇‍♀️最近忙しくてあまり書けなかくて💦でも、これからもずっとゆうらんさんのお話は読んでいこうと思っているのしコメントも書きたいと思っています😊これからも頑張ってください!

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