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代官祭り満月○

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代官祭り満月○

第9話 - 推しに見せたい姿は君に見せたい姿とは違う。

2023年08月09日

#星螺として

#ましゅろん！

#代官祭り

Mitsuki✩.*˚ଳ

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#9 推しに見せたい姿は君に見せたい姿とは違う。 / Mitsuki✩.*˚ଳ

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そのイベントは光るライトペンによるミッドナイトショーだ。

「あ、あった…えーと2つ下さい！」

「あぁ、貸し出しには100円です。購入は300えんです。」

「あ、貸し出しです！」

「あぁ、どうぞ…」

中学生のボランティアは何処かぎこちなく接客の不慣れが伺えた。だが、これが人生経験だ。私がこの子ぐらいの歳、人の役に立とうだなんて考えもしなかった。ましてや、給料がない無償の活動ほど嫌なものはなかった。だが、この少年は懸命に接客し続けている。

貰った光るライトペンを全力で振りまくった結果、青白い光を放った。不思議な感覚だ、もう一本追加しよう。

「あ、お兄さん！」

そう言うとビクッと肩を震わせてさっきの少年は何か呟いた。構わず追加貸し出しをお願いすると

「あ、ははい！！どうぞ…！！」

元気よく私にそのペンを差し出した。すごく綺麗な黄色だ。発色良い黄色と透明感溢れる水色のような青。私は髪の色と同じ黄色で、海月は海から産まれたので水色を使うことにした。

ミッドナイトライトは参加型ダンスパフォーマンスだ。ただ、注意点がある。それは参加してもいい場所があるということだ。このイベントは地域ダンスグループ”Realize Color”略してリアカラ。4人の女性と3人の男性で結成された代官市公認のプロダンス集団だ。衣装が光る不思議なダンサーとしてSNSで注目されている。私はMikuruを密かに推している。可愛い担当人気Ｎｏ．1のmi-naとMikuruは幼なじみだ。だから、2人は人気が高い。

ちなみに海月はイケメン担当のKazumaが好きだ。

「会えたらいいよね！ファンサとか貰えちゃったりして笑」

「うーん、Kazuma君の姿が見れるだけで幸せだけどね。」

それはそうだ。無料で推しのパフォーマンスを見れる機会は早々ない。私はまだ、にわかだ。グッズを持っているわけではない、曲を沢山知っている訳では無い。

よし、今から始まるぞ…。そう気持ちを入れた途端、想像すらも出来ないことが起こったのだ。

続く。.:＊・゜

次回はRealize Colorが主体ですっ！

お楽しみにー！

(主は、Yu-kiを推しています。)

メンバー、一覧コメント欄に載せとくね。