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皐月side
外に出れなくなった。
アイツが……、女と居て…好きだどうこう話してたから……。
腹いせにチンピラ殴ったけど、イラつきは収まらない。
なんだよ…好きだとか言ったくせに結局女が良いんじゃねぇか…。
少しでも浮かれた俺はクソだよな…。
桜side
気になった、いつもヘラヘラしてて…、頼りなさそうだけどいざって時に来てくれる皐月が居ない事を。
だから梅宮に聞くことにした。
桜side
桜「…おい、梅宮。」
梅宮「お!桜ァ!どうした?今の時間街の見回り桜「皐月…アレから姿見せねぇんだけど、お前何か知ってんのか?」…皐月が?知らん知らん!俺は何も知らねぇよ!?ってか皐月家から出てないって事か!?大丈夫か!?」
ポケーンとする……。
桜「待て待て待て、お前が原因じゃねぇのかよ!?」
梅宮「俺!?嘘ッ、俺なんかしたのかな……えッ、どうしようッ!」
桜「…お前最近誰か助けたりしたか?」
梅宮「最近?……あ!高校生の女の子が困ってたから助けたぞ!」
あー、納得。
桜「お前、それ皐月に勘違いされてるぞ。」
梅宮「かん、ちがい?」
桜「好意を持ってくれた奴が、女と話してたらそりゃ嫌になるだろ、きっと皐月もショックだったろうなぁ。」
梅宮「…ええっ!!?でも、俺は純粋に助けたいだけでやって……。」
桜「……お前のことだ、色々世間話したんだろ?」
梅宮「お、おう。相手の子も犬が好きだって言ったから俺も好きって……。まさか……。」
桜「きっとそのまさかだろうな…。お前が幸せにしてやれねぇなら俺が幸せにしてやる、絶対。悔いがないように。」
梅宮「そんな事させねぇよ、俺の皐月だから。」