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温かな陽射しが心地よい。
肌を撫でる風は涼やかで、揺れるリズムはゆりかごのような。
抽象的で意味をなさないのに、どこまでも楽しい気分になるのを感じて、ああこれは夢なのだと思った。
それを合図に、微睡が解ける。
ゆっくりと瞼を押し上げると、柔らかな橙の光が目に入った。
誘われるように、ふあっと口が開き、欠伸が出る。
慎まねばと思って口元に手を添える動作で、自身の体が何かに寄りかかっていることに気がつく。
ふと視線を上げれば、向かいに在るはずの姿がない。
そればかりか頬に光とは違う温かみを覚えて、ぱっと体を起こした。
「……っ、サイラス殿下」
呼べば、殿下が拳を唇に当てている。
空気を呑み込み、喉仏が動く。
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