しょっぴーを好きになって3ヶ月。
しょっぴーが照兄と、こそこそ帰ってるのを偶然見てしまった。
上下デニムの2人組の見慣れた後ろ姿、声を掛けようとしたら、目の前で2人はキスをした。
キスの後、掛けていたサングラスを少しずらして、上目遣いに照兄を見つめるしょっぴーの、照れ臭くも嬉しそうな表情に、俺は固まってしまった。
🧡「めめもうダメや俺。立ち直られへん」
めめに急いで電話をかけて、そのまま家に押しかけた。めめは優しいから文句ひとつ言わずに、家に入れてくれた。
🖤「康二、まあ、落ち着いて」
大親友のめめの反応が薄いので、俺は思わず問いただした。
🧡「めめもしかして知っとった?」
🖤「いや、はっきりとは知らなかったけど。相手いるんだろうなあとは思ってた」
めめはそこまで言うと、ごめん、と律儀に頭を下げた。
🧡「俺ひとり浮かれとったんか…」
🖤「今日は付き合うから、ゆっくりしていきなよ」
優しいめめは、冷蔵庫からビールを取り出して、俺の目の前に置いてくれた。
🧡「翔太くん、ほんまに好きやったんや…」
何度も同じ繰り言を続ける康二を宥めていたら、ビール2缶しか空けてないのに康二は寝てしまった。眠る康二にブランケットを掛けてやり、俺は4本目を開けた。
枝豆をつまみに飲みながら、康二の頭を撫でてやる。
🖤「よかった。本当にしょっぴーに相手がいて」
コメント
2件
他シリーズで、散々しょっぴーを失恋させたので、このシリーズ?では散々しょっぴー💙をモテさせます(異論は認めん