スマホのアラームが鳴って眼を覚ました。明るい爽やかな日差しが窓から差し込んでくる。
体を起こして仕事に行く準備を、
……私昨日の夜何してたっけ。
樹と飲んで…で、…家帰って来た?記憶ない。頭ガンガンする、どんだけ飲んだのよ…
「樹おはよ、あの、昨日って」
「覚えてないの?」
「……なんっっにも思い出せない」
「はぁー、お前相当やべぇぞ」
「やばかった、?」
まさか変なことしでかしたりしてないよね!?急に不安になってきた。
「『まだ飲める』とか言って聞かないし、俺に絡み出すわ、終いには寝落ちして店で爆睡してさあ。俺が家まで運んで着替えまでさせたんだからな」
「すみませんでした…」
家までなんて大変だったはず、迷惑かけてしまった。着替え…着替えは服シワになると良くないし助かった、か。
「ごめん、ありがとう」
「いいよ、俺の方が世話になってるし。それよりこれ」
小さい箱を受け取った。
「二日酔い用の薬。飲めば多少楽になるから」
じゅりいいい、わざわざ私のために買ってきてくれたの、感激。
「昨日のことなにも覚えてない?」
「うん」
樹が意味ありげに見つめてきて謎の間ができる。やっぱり言えないようなことが昨日の夜、
「なに!?気になるから言ってよ」
「もっかい寝てくる」
「まだ話終わってない!!」
教える気ないならああいう言い方しないでよね。
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