僕には彼氏がいた
大切な彼氏。
でもいつしか遠距離になって自然消滅した
僕は高校生を卒業し上京して彼は地元に留まる
最初は毎日連絡をしてくれたのに……
好きだった。
素直なところも少し不器用なところも
「滉斗……笑」
そう名前で呼んでくれるのが嬉しかった
高校生の時バンドを組んだ時
修学旅行で同じ班になった時
全部全部大切な思い出
彼に出逢えるかもとギターを続けた
彼と駅で逢った時はおどろいた
大人っぽくなっていて
僕よりも全然大人だ
「滉斗、バンドしない?」
そう誘われたとき嬉しかった
「いいよ……!」 と
速攻OKをした
またバンドできるんだ、と感動していた
松尾さんが入ってきたそして綾華もそして藤澤
松尾さんが抜けて高野が来た。心底心配だったけど楽しかった
藤澤が嫌だった
てっきり同年代とやるつもりだったのに年上が来たのが嫌だった
「元貴、大丈夫?」
「涼ちゃんはね優しくてふわふわしてるの」
どう見たってヤンキーにしか見えないや……
よく元貴は藤澤とよく腕を組んでいた。それが嫌で嫌で嫉妬してしまった。ずっとベタベタしていて気持ち悪かった
「もちくんもちくん」
「その呼び方やめてほしい笑」
何故か元貴に懐いてたのもウザかった
しかも
「若井〜!」
僕にも懐いてたし
活動休止を決めた日
元貴は僕と藤澤の同居が決まった
涼ちゃんはふわふわしてて優しかった
元貴の言ってたことがよくわかった
僕は涼ちゃんと呼ぶようになった
楽しかった
涼ちゃんと喋りたくて早く帰ったりした
いつしか元貴と僕は涼ちゃんが居ないと生きて行けなくなった
「嫌だっ!やめて”っ来ないで!」
家に帰ってきた時涼ちゃんの叫び声が聞こえた
バンッ
勢いよくドアを開けると
元貴がいた
「ひろ、と……たすけ、て」
涼ちゃんに覆いかぶさっている元貴
俺は無我夢中で涼ちゃんを守るために元貴を突き飛ばした。元貴のことなんて頭になかった。
「大丈夫?」
「ゔっ……、」
「元貴、涼ちゃんに何やったんだよ」
「えぇ〜ただ涼架に媚薬飲ませただけぇ〜笑」
怖かった、元貴が
「こんな事のになるんなら同居させなきゃ良かった。仲良くならないと思ったのに……笑」
「なに言っ、て」
「僕涼ちゃんに一目惚れだったんだぁ。会った時から好きだった。なのに、仲良くなってるじゃん。涼ちゃんから話があるって言って期待したらさ”2人はが好き”とか言い出すからさ……」
「今までやってきたことが水の泡だよ」
涼ちゃんか好き……、
ガンッ
僕は気づいたら元貴の頭を壁に着け思いっきり打ち付けていた。
「何してんだよ涼ちゃんに……」
怒りの苦しみでいっぱいだった
でもそれ以前に苦しいのはきっと涼ちゃんだろう
元貴が気を失った頃だろう
「元貴嫌だよ……死なないで」
「なんでそいつなんか」
「元貴には相談に乗ってもらっただけなの!襲われるなんて思わなかった……、//」
媚薬が効いてきたんだろう
涼ちゃんは元貴のものに自分のをこすり付けていた
「んあ”っきもぢっ」
「僕は元貴と滉斗が好きなのに……泣」
「元貴死なないで……やらっぁ……」
「こんくらいで死なない、よ笑」
「血出てないし笑」
「元貴……!」
「滉斗もやりすぎだから……っぁ”♡」
「元貴の喘ぎ声久しぶりに聞いた♡」
「ちょっ若井……//涼ちゃん止まってぇ……」
「イグっイグっ元貴っあ”っ」
「早いっパンツがこしゅれて……あ”っ」
僕らにとって忘れられない日になった
きっと共依存なのだろう
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